日産ジューク Ｚの血脈を感じて

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「ふむ・・・初めて乗った車なのにしっくりくる。不思議だな」
フェアレディZ34のオーナー達が次々に口にすると言われているネタ(^o^)

この前発売したばかりの「新しい車種」である、日産ジュークの記事です。
Ｚの点検の時に実車を見てきたのですが、記事にするのは遅くなってしまいました。

この車の最大の売りは「フェアレディZ34のステアリング(ハンドル)を使っていること」ですね(^-^)
窓絵はコクピット部ですが、ステアリングがそのまんまなのがわかると思います。


ジュークは、コンパクトSUVと言う、今までにない発想の車ですが、一般的「スポーツカー」として重用視される「スタイル」に特化した潔さは褒めたい所。
自動車に詳しい人にしてみれば「見た目だけの車。値段も高いし」と言われているようですが、その見た目が重要だと、私は思うですよ(^o^)

売れ行きも好調みたいで、私が日産に行った時も、若い家族ずれの人が興味津々で代わる代わる見ていたようです。
試乗も結構出ていましたね。
なんでも、発売一週間で5000台を売っているとか何とか・・・。

ほらね。
みんな「格好いい車」が出れば買っちゃうんですよ(^o^)

CR-Z の記事の時にも書いたけど、やっぱり売れたかぁ・・・と言う印象はあります。
今は初心に返って「性能より見た目」だと思う訳ですね。

普通に考えて、一般人が「性能」を理解できる訳ないんです。
「車なんて軽自動車で十分」という、「少しでも性能がわかる人」が聞いたら、顔を青くするような台詞を言う人だって、きっといるに違いないですよ(^-^)


ジュークの排気量は 1500cc で 180万円。
排気量とは、基本的に「車のグレード」を表しており、大きい車ほど性能が上がり、高級感も増していきます。
(今更解説風))

キューブやティーダ(1500cc)と比較してみると・・・。

ノート　140万円
キューブ　150万円。
ティーダ　180万円。

ほら、特別高い訳じゃない？(^-^)?

直接的に競合するのは、ラグジュアリ(高級)コンパクトカーのティーダと思いますが、内装面では負けていないですし「フェアレディ風の内装」は、個人的に言えばティーダより断然「お上品」に見えます。

後は内装パーツの基本スタイルは、フェアレディＺで培った「センス」を流用し「安いパーツと入れ替え」してコストを抑えているようです。
とはいえ、上位グレードの方ではほぼフェアレディＺと同じステアリング(Zのエンブレムが日産になっている程度)を奢られているなど「お金をかけるところにはかけている」感じですね。
Ｚのステアリングは、操作性もよく握りやすい、と評判なので、記事冒頭の「しっくりくる」と言うネタに繋がっています。

ジュークはデフォルトでも大口径ホイールを装備しており、16インチで205ワイド。
オプションではなんと17インチ(215ワイド)と言う、コンパクトカーでは中々お目にかかれない「太いタイヤ」を履いています。
この部分も売りではないかと。

サスペンションの設定はわかりませんが、結構「スポーツ」していると思います。
一応カタログには「高剛性、軽量サブフレームを採用して、１ランク上の物を使用した」と書いてあるので「足は柔らかいのに踏ん張る」という同クラスのコンパクトより上の旋回性能を発揮しそうですが・・・。

私も試乗してみたい・・・（；＿；）

どうでも良いけど、Ｚなんて乗っていると「お前、ジュークなんてかわね～だろ、試乗とかさせねぇよ」って感じで、営業さんには体よく追い払われるのは仕様ですよね。
確かに買えないけど、試乗はしてみたいんだもん！(＞_＜）/

・・・と愚痴って見る。
色々日産車宣伝してあげてるのにね～(~o~)/


内装面での、もう一つの売りはインテリジェント・コントロール・ディスプレイ。
押したボタンによって「ボタン自体に表示される項目」が変わるという、とても面白い「玩具」がついています(上位グレードのみ)
この玩具も結構お高いはずなので、ティーダとかとは差がついていると思いますね。



オプションカタログより。
サイドミラーの「エグい」デザインが素敵。
私なら装着しちゃう。

初期状態から、かなりのドレスアップパーツが充実している点も魅力。
Ｚとかの純粋なスポーツタイプの車と違って「色々とドレスアップして楽しむ」車と言えます。
自分好みにアレンジがしたい所ですね。


機械的な売りとしては「1500cc エンジンにバルタイ(バルブタイミングコントロール)機能を搭載したこと」でしょう。
日産のバルタイシステムは、スカイラインやフェアレディＺなどに搭載されているエンジンの、VVEL(ヴイ-ベル)と言うシステムがありましたが、正直に言って「高級車のためのシステム」と思っていたので、それを低価格の量産車に搭載したのは結構凄いのではないかと思います。
「ハイブリッドだ！」とか言うより、関心しています。

一般人は「だから何？　ハイブリッドの方が良いんじゃね？」って感じかもですが・・・(~-~)


最後になりましたがスペック表

ジューク 15RX
排気量:1500cc
車　重:1170kg
燃　費:19.0km/l
形　式:FF
ミッション:AT
回転半径:5.3m
馬　力:114ps/6000rpm
トルク:15.3kgmf/4000rpm
価　格:179万円から

サイズ
全長:4135mm
全幅:1765mm
全高:1565mm


スペック的に見ると、やっぱり 1500cc ではちょっとパワー不足ですね。

ただし「全長が短く、横幅は広い」というのは、まさに現行フェアレディＺの方向性。
例のサブフレームとサスペンション関係の調整や、大口径ホイールのタイヤを含めて、そのコンパクトモデルと言って良いですね。

全高も高そうに見えますが、普通のコンパクトカーと同じ程度の高さであることも注目ですね。

後はやっぱり「ターボモデルが本番」だと思います。
「結構良さそうなボディ」を持っているのだから、もっとパワーがあった方が良いはず。


秋頃追加される、「4WDモデル」および「1600cc ターボモデル」は期待が大きい。
ターボなら、トルクは22kgくらい発生するのかな？
CR-Zにも負けない程度の加速は見せるはずですね。

これは楽しみな所ですね(^-^)

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