内田マリンのメモノート

イラストレーター☆内田マリンの制作や日常で感じたことを「まったり」モードで記録している雑記帳です。

佐藤美恵子個展 成功への道

2017-06-05 | イベント

現在、ギャラリー彩花さんで開催されている

  佐藤美恵子 アクリル絵画展  

実は暴露すると佐藤美恵子さんは後期高齢者です。

画家でもありません。

でも個展は成功に向かってます!!!

では何者かと言うと、それは スーパーキャリアウーマン なのです。

第二次世界大戦開始前に生まれ、学芸大学で化学を修め

昭和37年に通産省電子技術総合研究所入所し研究を極めてきた

まさに戦後女性史のトップを走ってきたお一人と言えます。

その方が退職後、好きだった絵画や生け花を学ばれ

2017年6月1日から「佐藤美恵子 アクリル絵画展」を開催しているのです。

                 

最初、御本人は初日と最終日にしか会場へ訪れる予定は無く、

自分の個展という意識も低く、どこか人任せなところもありました。

しかしスタートしてみると、多くのお客様が会場を訪れ

御本人の意識も変化してきて、毎日ギャラリーへ現れて

コミュニケーションの輪が広がって来ている印象を受けます。

何より、佐藤さんを知る人々が尋ねてきてくれる事は

彼女に大きな刺激となり、アート活動を通して和を実感できたのではないでしょうか。

私も何度か会場へ足を運びましたが、

佐藤さんの知人の素敵なマダム達、ご近所のお知り合い、

お身内、甥っ子姪っ子さんたちからのお花のプレゼント、

絵画を教えくださっている筑波大学大学院卒の若い先生、

現代童画会の仲間たち、

朝日新聞に掲載された情報で訪れたサラリーマンの方々、

ギャラリーのファンで見に来てくださった方々……

とにかく佐藤さんの想像を大きく超えてアートの輪が広がりました。

これは本当に素晴しいコトだと思います。

普通のお年を取った方では感じられない喜びを得られたと思います。

個展は大成功〜!!!!でしょう。

 

さて個展とは=「個人が催す、その人の作品の展覧会。」が意味です。

でも実際問題として個展は一人ではできません。

佐藤さんは描き貯めた作品を「いつか発表して個展を開きたい」とは思ってました。

その気持ちを聞いて、18年間絵画指導をしてきた現代童画会委員の福井田鶴子先生が

「今、個展を開催するべき!」と行動を起こしギャラリーを紹介したことが

今回のイベントの始まりであり、これがあっての成功だと思います。

そしてギャラリー彩花のオーナーが

きめ細かく告知活動や、展示について考え

お客様に気を配ってくださったプロのお仕事が大きなバックアップとなってます。

それから、会場へ足を運んでくださった多くの来館者様。

人が居なければコミュニケーションの輪は広がりません。

佐藤さんが毎日の様にギャラリーでお話しているのも

見て下さる方があってのことです。

そして私は佐藤さんの思いを印刷物でフォローすることができました。

「この絵をポストカードにしたい」「違った雰囲気がほしいのでヌイグルミを入れたい」

そんな佐藤さんの希望を形にできてとても嬉しく思います。

 

そう「個展」と言うけど、実は多くの人々の協力があっての活動なのですね。

個展の意味は、「作品を展示することで多くの人と接しコミュニケーションを大きくしていくコト」

のような気がします。

作品を通して、お客様との会話をとおして、販売するグッズを通して、

作者の考えと心が広がって行くイベント それが個展を開く意義のように感じました。

あと残すところ1日ですが、最後の日まで素敵な出会いがあることを祈ってます。

佐藤さん、個展を開催、そして成功〜本当に良かったですね。

次回を目指して描いていってください