アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

ドラマチックじゃないレイン

2013-06-24 | アークツアー 梅雨

 最高気温25度。

 「川は、水位が上がるにつれて水の流れは速くなります。

今日の川は、平水時より少し水位が高く流れがよく、あまり漕がなくてもスイスイと下れます。

というわけで、今日は半日のツアーですが、コースは6キロに延ばしました。

向かい風もなく水面もおだやかですし・・・」

 

 梅雨空から細かい雨が降っています。

白い霧のベールをまとっているのは、夏が近づき緑が濃くなった山。

雨具を身にまとった僕らは、無数の波紋の水面にカヤックですべりだしました。

 「久しぶりに沈下橋が浸かるほど増水しそう・・・」

と、かまえてみたものの、過ぎてみれば、なんだか肩透かしだった先日の台風4号。

その雨は、本日の川の流れをほんの少し太くしただけでした。

「今日は雨でザンネンですねぇ・・・」とアーク佐野。

「あ、でも雨の景色も、なかなかいいものですね」はゲスト。

 

 だれっちゃおらん静かな川原でコーヒーブレイク。

雨の川べで雨よりもうるさかったのは、アーク佐野のおしゃべりなのでした。


ア・ロング・ホット・サマー

2013-06-19 | アークツアー 梅雨

 最高気温33度。

 「今年もまた、長く暑い夏がはじまったなぁ・・・」

カヌーゴール地点に車を置き、ツアー集合場所に自転車で戻る途中。

6月の暑熱の沈下橋にたちどまった僕は、空と川をぼんやりとながめていました。

 

 千切れたりくっついたりしながら、白い雲が水色の空をゆっくりと流れてゆく。

空梅雨の川の流れは、ぐんと痩せて、その水は、少しくすんで見えます。

一度、沈下橋をこえるほどの水が出れば、川底があらわれて、水の透明度が良くなるのですが。

 

 「橋の下をたくさんの水が流れた」そんな、おフランスあたりの慣用句をもじって、

「橋の上をたくさんの雲が流れた」と四万十のお気楽ガイドはつぶやいたのでした。

さぁ、ツアー集合場所まで、もう、ひとっぱしり。

 川の高低差が小さい四万十川は、ヘビのようにクネクネと曲がりながら、ゆったりと流れます。

そんな川の年平均水温は高く、真夏の川面の水温は、なんと30度前後。

まだ比較的キレイな水の中「バシャバシャ川遊び」も長い期間楽しめる川です。

「夏の四万十川は、ただカヌーで下るだけではもったいない・・・」

そんな思いからアークでは、「バシャバシャ川遊び」も取り入れたツアーを行っています。

今日は、目黒川からスタートしてみました。川面の水温25度。

 何かいるかな?

四万十川本流の川面の水温27度。

現在、岩間沈下橋は水深が浅く、水量が少ない時は、飛び込みキケンです。ご注意を。

おまけです。