アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

こいのぼり泳ぐ川で

2009-04-29 | アークツアー 初夏

 最高気温21度。

 初夏の山は、黄褐色(シイの木の花)に染まり、

川岸は、白い花(トサシモツケ)に彩られています。

 

 薫る風と初夏の陽が心地よい四万十は、カヌーとヒルネが気持よい季節です。

世間は、いよいよゴールデンウィークに突入ですね。

皆さん、いかがお過ごしですか?

 今日は、オジサントリオで、こいのぼり泳ぐ川をカヤックで下りました。のんびりと。

季節はずれの寒気が、晴れた川べにひやい北風を吹かせています。*ひやい:つめたい

 

 このところ晴天が続いた四万十は、雨量が少なく川の水量もかなり少なめ。

川面の水温は、21度。水の透明度は、やや不良。

コースは、口屋内出発のBコース。

このコースは、四万十川の雄大な景色&適度な瀬の流れ、が楽しめるコースです。

「ああ、あの、こいのぼりの中に入って一緒に泳ぎたいなぁ」なんてね。

風と光の中でカヤックを漕げば、僕達は少年の頃に還るのだ。

お久しぶりにark佐野参上。ブタ面ガイドでごめーんねと・・。ぶひっ。

初めて瀬を下る時は、心臓がどきどきしますね。

四万十川には、鯉が沢山います。時々、水面で跳ねます。

もうすぐ勝間沈下橋。

僕は、今、この空の下にいる。


初夏の川に咲く花

2009-04-19 | アークツアー 初夏

 最高気温25度。

 4月の光と雨がつくる川は、新緑のグラデーションが美しい。

いろとりどりの初夏の花が、岸べや山にいろどりを添えてます。

そんな花と新緑が輝く川に、僕らはカヤックでリバーピクニックです。

 

 ざぶんざぶん!と瀬をぬければ、

うっすらと汗ばんだカラダに、水しぶきが気持ちE!川面の水温は、21度。

甘くかおる風を、胸いっぱいに吸いこんで、艇の上で大きく深呼吸!ふぅ~。

そして、カヤックは、トロ場をゆるゆると下ってゆきました。

 

 ゆったりと気持ちもやわらかくなる、小さな川旅の一日。

初夏の四万十川マジックに、水の上でも2つの笑顔の花が咲きました。

満開のキシツツジ。

四万十に初夏を告げる、トサシモツケもそろそろ咲き出します。

今日の川は水量が少なく、瀬の入り口で座礁してしまいました。

1年の中でも、最も山が岸辺が華やかな季節。

今日のランチは焼きサンドにビーフシチューに小夏です。&アップルタイザー。

*日程や参加人数によっては、ランチは用意できる事もあります。(別料金)

水の上からしか見れない素敵な風景。arkツアーを見つけてくれてありがとう!。

 また遊びにきてね!


山がわらい風におどる

2009-04-16 | 四万十川 春

 最高気温24度。

 山が笑い、鳥がうたい、川がゆったりと流れる。

花は甘く薫り、コイノボリは初夏の風に踊る。

そして僕はシチューを煮込む。ぐつぐつ。

「さぁ、味はどうかな?」そいつはツアーゲストのお楽しみです。

*山が笑う:木々の芽吹きが始まり、山全体が躍動感に満ちているようす

このところ雨が少なく、水量はかなり少なめ。

グミの花

キュウリグサ 見落としてしまいそうなほど小さな花。僕はとても好きな花です。

白に淡いオレンジ色がかかってとてもきれい。

えーっと、たしかハリエンジュ。

シイの黄土色の木の花が咲き始めました。


春の川で、ほろ酔いリバーピクニックを

2009-04-10 | 四万十川 春

  最高気温25度。

 久しぶりに穿くスプレースカート、その腹回りのきつさに僕は閉口です。ヤセナケレバ・・・。

(スプレースカート:カヤックのコクピットに、水が入らぬように付けるカバー)

でも、両手で川底を押して、

カヤックで水の上にスーッと滑りだせば、身も心もフワッと軽くなってゆくようです。

 

 僕のとなりを漕いでるのは、友人のテルミちゃん。

「風が気持ちいいねぇー」と僕。「気持ちいいですねぇ」はテルミちゃん。

「新緑がきれいだねぇー」「キレイですねぇ」

「そろそろビール開ける?」「開けましょう」

プシュー!「うーん、うまい!」「うーん、うめっ!」

 

 ビールを飲みながら、たわいもない話しをしながら、薫る風と新緑の景色のなかを下ってゆきます。

カヤックの荷室には、おむすび、ビール、つまみ。

本日は、春の川で、ほろ酔いリバーピクニックです。

 頭の上には、白みがかった青空が広がっています。

風は、ゆるーい北風→無風→やや強い南風。

初夏のような強い日差しが、ジリジリと肌を焼きます。冬に白くなってしまった肌を。

 

 流れる水に手を浸けると、めっちゃ気持ちがいい。川面の水温は、18度、水量は、少なめ。

もう、1年以上大きな増水が無い川は、川底の大きな石が動かず、川が洗われてません。

そのため、(川底に古いコケや藻がついたままの)水の透明度は、あまり良くないのでした。

 

 春の川岸を、若葉の萌黄とキシツツジの花の紫が、いろどっています。

卯の花やトサシモツケの白い花も、もうすぐ咲きそう。

 

 山肌をいろどるのは、濃緑、萌黄、黄緑、海老茶。

1年で最もカラフルな姿を見せる南国の春の山は、

これから、シイやカシの木の花が、山全体をクリーム色に染めてゆきます。

 瑠璃色の背中を見せて、小鳥が水面を滑ってゆきました。カワセミです。

フィフィフィ―。水辺で、カジカ蛙が、高く美しく鳴けば、

岸辺からは、口笛のようなイカルの鳴き声も聞こえてきました。 

 四万十川は、他所の川にくらべコンクリートの護岸が少なく、

昔の日本の川の風景が残っている、と言われます。

まだ水がキレイな川は、年間の平均水温が高く、夏は川遊びも楽しめます。

人少なく、静かで、豊かな自然が残る四万十川。

そんな川の自然を楽しむには、機械音の無いカヌーで、のんびり遊ぶのがおススメです。