今日も”LOOKING GOOD!”

いつまでも楽しく色んな所を走り回りたいと願う中年ランナーのお話です。

マルタに行った その1

2018-06-29 09:44:09 | スポーツ
(少し古い話になりますが、)
 今年3月18日から7日間マルタに行ってきました。
 以前は、確定申告明けに長岡さんご夫妻と一緒にヨーロッパに出かけたこともあったのですが、両親の介護という問題もあり、しばらく長期間の旅行はできませんでした。しかし、両親が他界したこともあって、今年は久しぶりに一緒に旅行することができました。

 このブログは「走る」をテーマにしているので、「旅行」だけではちょっと抵抗があります。ただ、今回はちゃんと朝RUNしたので、「まあいいか」ということで‥。

 ところで、マルタをご存知でしょうか?
 マルタは、イタリアのシシリー島の先、100キロほどのところにある、東京23区の半分ぐらいの大きさの地中海に浮かぶ島国です。
 聖ヨハネ騎士団が造った国というのは知っていましたが、どうも中途半端な知識だったようで、エジプト文明より古い遺跡もあり、その位置関係からイスラム帝国に支配されたこともありました。
 そんなこともあり、この国の公用語マルタ語はアラビア語の一方言と言われています(英語も公用語です)。
 世界文化遺産も3つ。世界屈指の歴史・文化史跡集中地域という側面のほかに、穏やかな地中海性気候のリゾート地でもあります。
 イタリアにもスペインにも行ったことがない私たちがマルタに行くということは、ヨーロッパ初級編を飛ばし、いきなり上級編をした感じです。

 ともあれ、3月18日夜23時ごろ、関西空港からエミレーツ航空で、アラブ首長国連邦のドバイに向けて飛び立ちました。
ドバイでトランジット。とにかくでかい空港です。乗り継ぎが大変です。



 乗り継ぎ機はマルタへ直行すると思いきや、キプロスのラルナカに寄港です。

 乗客の乗り降りの後、マルタに向かいました。
 
 生まれて初めてのキプロス体験はあっという間に終わりました。

 マルタへはお昼の1時過ぎに到着です。時差が7時間あるので、21時間ぐらいかかりました。帰りも同じだけの時間がかかると思うとぞーっとしました。(実際には偏西風の関係で少し短かった)

 マルタは中世の面影を残した本当に素敵な国でした。私たちはセントジュリアンのウエスティン・ドラゴナーラリゾート、マルタに4連泊しました。小さな国なので、観光するのにホテルを転々とする必要がないのです。これはありがたい。

 ホテルから少し町の中心に戻ったところにスピノーラ湾というきれいな海岸があります。長時間、機内にいたので、体調を整える意味もあり、とりあえず、ここに散歩に行きました。




マルタは本当に空がきれいです。地中海のど真ん中なので、風が強く雲がかかってもすぐ流れていくのです。見事な空の青さです。
 この海岸沿いにプロムナードがあり、スリーマの町まで約4キロ続いています。ここをたくさんの人が走っています。ホテルからもらったランニングマップもあり、2日目の朝に走ることにしました。

 旅をすると、定番の観光であっても何かしらの発見があり、それが楽しいものです。まして、ぶらっと自由に歩き回れたら最高です。旅先で走るのは「それができるから」と言ってもいいでしょう。
(次回に続く)

北山トレイルラン

2018-06-22 10:16:12 | スポーツ

6月17日日曜日、快晴です

 この春のシリーズ、かすみがうら、鯖街道、大野名水の轍は踏みたくない、走り込むしかないとトレイルランをしてきました。
 コースは我が家から観空寺谷を抜け、清滝~高雄間に出ます。ここから京都一周トレイルのコースを辿り、沢ノ池を通過、鷹峯へ。さらにもうひと頑張り、フィジケイドのある下岸町まで走り、ジムをするというものです。
山あり谷ありの16キロ、お腹いっぱいになるコースです。
 10時42分スタートです。昨日も走り、膝が重いのでゆっくり走ります。もっとも、山道に入ればずっとこんなものですがね。
 大覚寺を右に行き北上くねくね、鯉茶屋を通ると観空寺谷への入口です。

 ここまで1.6キロ。10時57分ですからキロ9分半ぐらいです。もうこんなペースが普通になってきました。速く走ろうという気も、力もないです。
 ここから森林浴コースに入っていきます。
 酵素風呂のところまでは普通に走れますが、この先はだんだん勾配がきつくなり、WALKになります。
 この道は大雨の影響で2,3年通行止めでしたが、砂防ダムができて再び清滝~高雄間に抜けられるようになりました。
 いつもながらしんどい道、でも、これから行く沢ノ池の上りに比べれば屁でもない。すぐに頂上のドライブウェイの高架下に出てきます。

 ここからの下りはガレ場になっていて怖いことこの上ないです。一歩一歩慎重に下ります。久しぶりに来て発見したのですが、道が荒れています。土が流れてしまいカーブの部分は以前より狭くなっています。慎重にいかないと滑落です。
 老眼のせいで足元がもう一つよくわからない。年いったなあという感じます。
 合流地点に出てきました。

 ここから高雄までは道もよく、安心して走れます。景色もいいです。

 高雄に着きました。この橋を渡ります。
 高雄から少し行き162号線に出るといよいよ沢ノ池への登り口です。

 11時47分です。山の中に入って50分、4、5キロを走り歩きしたわけです。楽しみながら走ってるのでこれでいい。ヒーヒーハーハー、何分で走れたかなと考えながら走るのは流儀じゃない。
 ここからは本当に急坂です。以前はファイティングポーズポーズを取り、走ろうとしましたが、今はそんなことはしません。腕を振って速く歩く。どっちみちそんなに速さは変わりません。というか、この上り坂走れませんわ。

 結構、長いです。ただ、この部分は舗装された林道なので、歩きやすいです。とにかく沢ノ池まで行けばあとは下りだけだからと思い、ひたすら歩きます。
 そして、いよいよこの林道と別れ、もう最後の難関、人一人が通れる山道に入ります。

 この山道はきつい。足元の悪い階段のようです。ちょっと上がると心臓の鼓動が半端なく聞こえてきます。心臓が止まっては元も子もないので、休み休み上ります。まあ、距離がそんなにないのは知っているので、そこは騙し騙しです。
 「明けない夜はない」「坂は必ず終わる」山登り終了。


 あとはヨロヨロしながら池の畔まで走ります。ここらあたりまでくるとハイカーや私と同じくトレイルランをする人とすれ違い出します。


 池の畔では、釣りをする人もいます。この池には舗装された林道がつながっていて車で来ることもできるのです。ちょっと一息。12時32分です。上り始めて45分。スタートしてから概ね10キロ。上り始めて3キロぐらいかな。持ってきた水を飲むくらいの休憩をして‥。
 さあ、残りは下りのみです。もうらくちん。少し走ると舗装道路とお別れ、山道に入ります。

 しばらく行くと京都一周トレイルと東海自然歩道の別れに来ます。


 上ると京都一周トレイル、下ると東海自然歩道。どちらのルートを取っても鷹峯に着きます。今回は東海自然歩道を下ります。もう走るのも嫌にって来たので、ショートカットです。ここも一歩一歩慎重に。1キロぐらいで山道も終わります。



 ここにはお助け水があり一服できます。もう鷹峯まではちょっと。ひたすら走る。ただし、もう駄目です。速く走れない。
 千束につきました。この急坂を登れば鷹峯。

 写真ではそれほどきつく見えないですけどえぐいです。

 鷹峯到着。13時17分これで14キロぐらいかな。
 ここから、フィジケイドまでは蛇足のようなもの。でも、疲れた体には結構きつい。よれよれになりながら坂を下り走ります。歩いているようなものですが‥。

 到着です。13時39分。
 よくやりました。いい練習ができました。
 もちろん、ジムやってきましたよ

第54回越前大野名水マラソン

2018-06-15 10:54:06 | スポーツ
 ちょっと暇な時期になってきたので、週一ペースで行けるところまでガンバリます。

 鯖街道ウルトラマラソンの一週間後の5月27日、越前大野名水マラソンに行きました。
 私の長男耕介の奥さん実加ちゃんの実家が越前大野にあるということで、このマラソンに出始めてもう何年になるでしょうか。
 当初はハーフに出ていたのですが、ここ数年は孫と一緒に親子の部2キロに出ています。昨年も耕介の三男ひーちゃんと出場予定だったけれど、例のひざ故障で、大野には行ったものの、泣く泣く同行していた私の長女に代わってもらいました。(長女はこの時妊娠初期だったのですが、そんなことはもろともせず、激走してくれました。そして、今年1月無事長女を出産しました)

 この親子の部は父母又は祖父母と走るというもので、叔母と走ったのでは記録は取ってもらえますが参考記録になって表彰はありません。もっとも、そんなに速いことはないので心配は要りませんが‥。

 今回は鯖街道の後遺症でやっと金曜日に走り始めた状況での参加(言い訳です)となり、アップアップですが、ひーちゃんは体も小さく、それほど速くないはずで、何とかなるやろと思っていました。これが悲劇を生みます。

 そして前日、例年のように大野の隣、勝山にある東急リゾートスキージャム勝山に泊まりました。今年はここで少しゆっくりしようと4時前に着き、早速スキー場に向かいました。中腹から見る眺めはなかなかのもの。ホテルもGOOD!








 パターゴルフなんかもできたのですが、アクティビティをするにはちょっと時間が遅く、これは断念!次回に持ち越しです。
 夕食はいつものバイキングではなく和洋食のコース料理です。二人の時はこっちのほうがいいですワ。



 そしていよいよ当日です。
 ひーちゃんと実加ちゃんは実家泊まり(耕介とひーちゃん以外の子供は学校行事などの都合で今回は自宅残留です)なので、迎えに行きます。そして、大会会場へ。
 大野市民は全員参加してるのかと思うぐらいいっぱいの人です。




 ハーフマラソンがスタートしていよいよ親子マラソン時間がやってきました。ここまでは余裕満点。「まあ、2キロだから何とかなるでしょう」と思っていたのがまずかった。

 アップはしっかりしといたほうがよかった。長い距離はアップしなくても徐々に体が温まるのでOKですが短い距離はそうはいかないというのはわかっていたはずなのに‥。

 スタートです。ひーちゃんは背が低いのでちょこちょこ走ります。しかし、歩幅は短いですが意外にしっかり走ります。速いです。いきなり、心臓がバクバクしだしました。足が前へ出ていかない。先行して引っ張るはずが‥。
 「はーはー」、呼吸困難です。なかなか1キロの折り返しが来ません。ひーちゃんが少し前に出るたびに後ろを振り返ります。これが辛い!「じいじい、まだかいな」と目が言っています。Orz

 何とか中間点の折り返し、ここでまたひどいことに靴紐が解けた。更にOrz。
 準備がええ加減でした。いつもなら、立ち止まり結び直すけれど(フルならこれくらいの時間は誤差の範囲)しかし、2キロではそうはいかない。そのまま走ります。なんか靴が脱げそうな気分です。

 そうこうしているうちにひーちゃんが「前!」と言います。実加ちゃんの実家(中村さん)の向かいのお宅の女の子とお父さんが目の前にいます。
 あろうことか、対決になってしまいました。こうなると、もう抜くしかありません。ここはお父さんが先行して娘さんが遅れ気味です。ひーちゃんがまず抜きます。そしてお父さんも‥。
 私は、なんとか、娘さんは追い抜きました。「お父さんも」と思ってもなかなか足が言うことを聞いてくれません。もういっぱいいっぱいです。

 そして、最終コーナーを回ってあと200m。子供はラストスパートが効きます。女の子にあえなく抜かされました。抜き返す力はもうなく、ずるずると差は広がるばかり‥。

 精も根も尽きました。


 ひーちゃんに引っ張られる情けない写真をご覧下さい。


 「ひーちゃんは楽そうに走っているのに‥」、というかひーちゃん一人だったら女の子に間違いなく勝っていました。
 ゴールは手をつながないといけないルールなので、スピードを落としてくれているという感じです。 
 ゴールです。
 タイムはまさかの11分3秒


 うそ、キロ5分30秒!
 
 マラソン走ってるみたいやん。そら、ひーちゃん余裕で走って後ろ向くはずですわ。

 5年前ひーちゃんの兄の春ちゃん(当時1年生)と走ったときは10分44秒でした。この時は余裕で引っ張ってたなあ。
 
 この親子の部は2年生までなので来年は出場できません。出られたとしても、もう無理やね。来年はもうちょっと、真剣にやって名誉挽回です。ただ、この親子の部、おじいさんと孫のペアはいませんでした。ということは祖父母孫の部は1位ということやね。

第23回鯖街道ウルトラマラソン半鯖 その4

2018-06-08 11:15:10 | スポーツ

 この杉峠のエイドもバッチリの中身です。たくさんの人が食料、水分補強をしています。
もうかなりの人に抜かれたので、お尻のほうだと思っていたのに‥。終わってから気が付いたのですが、この人たち本鯖の人たちやったんや。それで、悠々としたはったんや。

 上り坂が終わり、後は下るだけなのでこれが救い。少し下ると大きな道に出ます。ここを下るわけです。道案内のスタッフの人に聞くと上っていくと花脊峠だそうです。
 おっ、写真写真。さっきの杉峠エイドは取り忘れたんで。

 去年7月にトレッキングクラブで京北町の平安杉を見に行く例会に参加したときこの道を通っていきました。すごい急坂だったのを覚えています。それを今回は駆け下りるわけです。
 ここからは気持ちよくペースを上げられるはずだけど坂が急すぎる。どうしても、脚が突っ張ってブレーキをかけてしまいます。キロ5分台では走りたいところですが、時計を見れば7分程度です。これは大誤算。ここまで来ればもうええか。とにかく駆け下ります。
 2キロほど下ったところで、私設エイドがあり「コーラ要りません?」との声があったので、ふらふらと寄ることにしました。
エイドの人に申し訳ないねんけど、これがいけませんでした。急に止まったせいで、コーラを頂いたときに右足大腿四頭筋が痙攣です。「うー」と唸ってへたり込みました。
神流の恐怖がよみがえります。あの時は、最初の上りでアウトでした。
私 「つった、つった!」
スタッフ 「大丈夫ですか、休んでいってください」
私 「指で押さえるとだんだんましになってきました。ゆっくり行きます」
 恐る恐る走り出しました。もちろん後ろから抜かれていくのですが、意外に走れます。坂が緩くなってきたせいでかえってスピードが出てきました。
 涼しいこともあって気持ちよく駆け下ります。そして木立が無くなり、だいぶ下って来たせいで暑くなってくるといよいよ鞍馬の町です。

 ここはなだらかな坂です。坂が押してくれる感じが少なくなってきました。でも、上りよりははるかに楽。
 そして、鞍馬のエイドに到着、30キロです。もう15時10分ぐらいになってます。
 ここはさすがにかなりのランナーが通過した後なので、水とスポーツドリンクぐらいしか残ってなかった。ただ、次の市原のエイドまで3キロぐらい。ここから先は何回か走ったコースなのでわかってます。先を急ぎます。
 ただ、ここらあたりからさらに直射日光が強く、暑くなってきました。足ももう下りなので何とか走れているという感じ。貴船口で叡山電車が通過。写真も取らないと。要らぬ神経をつかいます。

 この道を一番最初に走ったのは高校時代です。校内駅伝が岡崎から鞍馬折り返しで行われていたのです。交通事情が許してくれてたんですかね。一府立高校の駅伝大会で信号無視して走るわけですよ。今なら考えられません。私は1年の時まさにこの辺りの区間、多分2キロぐらいを走っていたのです。
 そうこうしているうちに市原です。

 既視感がいっぱいのこのコース、まっすぐ行けば京都キャロットがある坂を越え、京産大の前を通っていくのですが、今回は右に折れクリーンセンターの前を通り鴨川に出ます。
 右折したところの民家の前にある33キロ市原エイドです。ここはまだおいしいキュウリやトマトがまだ残っていました。15時37分。あと10キロ、5時までには帰れるやろ。

 ここのエイドでひとしきりおしゃべりをして再出発。クリーンセンターへの坂を上ります。意外に坂が短い。そうか、いつも反対側から上っているので長いイメージがあるのか。頂上手前から走り出しました。とにかく急がないと。
 マラソンが終わってからわかったのですが、本鯖を走っていた添田先生(滋賀大学でご一緒させていただいていました)にはこのあたりで抜かれていたはずです。添田先生、私より2,3歳年上なのに、凄過ぎる‥。
 16時になりました。あと1時間が目標。そして、西賀茂エイドです。ここのエイドはかき氷が名物です。あんこも乗って金時氷「旨い!」。

 でもゆっくりはしてられない。日差しが強くて本当に暑いです。「走る」というファイティングポーズはとっているもののもう走ってないよね。とにかく、鴨川左岸を下っていきます。フィニッシュは右岸なのでどこで橋を渡るんかな?そんなことを考えながら行きます。もう5時までに帰るというささやかな目標はどうでもよくなってきました。
 「でも、写真は撮る」、というかというか撮るということを口実に立ち止まります。

 いつも走ってる鴨川河川敷がこんなに長いとは思いもしませんでした。
 北山橋、北大路橋。出雲路橋でやっと右岸に移ります。このあたりで、頑張れば5時までに帰れると計算できました。ここまでのよれよれの走りから一転、頑張りモードです。もう大丈夫。
 そうなれば写真

 そして、フィニッシュです。
6時間44分03秒
 85%ぐらいの順位だったけど、そんなのはもういい。とにかく5時までに帰ってきた。制限時間を1時間残した。
 放心状態で草地にへたり込みました。



 素晴らしい大会を運営してくれた主催者に感謝感謝です。
 でも来年は‥。まだ考えられません。




第23回鯖街道ウルトラマラソン半鯖 その3

2018-06-05 13:49:30 | スポーツ
 オグロ坂峠を登り切るのに1時間かかったけれどこれは仕方がない。ここからしばらく続く下りは気持ちの良いものと思っていました。事実、八丁平を過ぎしばらくは走り易い道でした。

 調子よく走っていると、スタッフさんが立っていて、右の山道に入れということです。
 少し余裕もあるので、写真を撮っていただきました。

 しかし、ここから始まる二ノ谷へ向かう坂道は人一人が通ることができる細い山道で、山陰でぬかるんでいる上にガレ場にもなっています。
 老眼のせいもあるのでしょう。どこに足を置いたらいいのか、高低がよくわからず捻挫しそうで怖さが先に立ち、一歩一歩慎重に下ります。こんなところで、膝をやってコースアウトでもしたら、この1年の努力ははパーです。しゃれにもなりません。
 当然スピードは出ません。こんな下りでも若い人(私より若いという意味です。20代の人は多分いないでしょう)は平気みたいで飛ぶように走ってきます。後ろから思いっきり抜かれ、情けなくなりました。トレイルの練習をもうちょっとやっておけばよかった。下りなのにキロ9分ぐらいかかりました。
 それでも、「明けない夜はない」ので、この下りも終わり、二ノ谷エイドに到着しました。やっと13キロ走りました。でももう12時35分。2時間近くかかっています。

 ここもおいしかったなあ。コーラはもちろん冷やしアメもあった。食べ物も豊富。すばらしい運営です。
 給食、給水を終えて走り出します。あと10キロでいよいよ最後の難関の杉峠突破です。
 ここから少し下ってまた上り、ここは舗装道路なので走り易い。ハイカーの人ともすれ違いました。「もう200mほどで上りは終わるよ」との情報を頂いたのですが誤情報、もうちょっとありました。
 この上りは終わりというのは、杉峠までにあるちょっとした坂で、普段ならなんてことはないのですが、もう上りになると走る気力がありません。

 この小さな坂を過ぎると暫くは下りです。ここは走れる。ただすぐに下りも終わり、いよいよ杉峠への上りです。

(鯖街道の標識です)
 ここは数日前に降った雨の影響で粘土質の道は足元がぐちゃぐちゃ。歩き難い(走り難いじゃないですよ)こと半端じゃないです。道の良いところを選って歩くという感じでさらに遅くなります。そして、歩いているのに後ろから抜かれるのはほんと情けないです。最初のオグロ坂峠の時は気力があったけれどここは歩くのが精一杯です。

 ただ、清々しい天気に恵まれて、木立の間を歩く(走ると書きたいところだけど)のは本当に気持ちがいいです。これがレースでなかったら‥。
 完走はもうたぶんできる。ただ3時や4時に戻ることはもう諦めました。あとは、できるだけ頑張ろう。そう思いました。
 坂の頂上手前で、小学生の一団に会いました。「頑張れ!」と応援してくれました。ハイキングしてるんやね。でも、おっちゃんはもうあきません。
 坂を上り切り、少し行くとやっと杉峠のエイドにつきました。終わった。後は下りや。
 マラソンが終わった気になりました。でも、ここでやっと23キロ。あと20キロあります。時間は14時20分です。この10キロを1時間45分もかかっています。もう当然トップランナーはフィニッシュしているはず。
 とりあえず、少し休憩しました。

(あともう1回、下りは一気に書きます)