歌わない時間

言葉と音楽について、思うところをだらだらと。お暇な方はおつきあいを。

ラッセル『ギターのためのケルト音楽』

2009年06月30日 | CD 古典派以後
Message of the Sea - Celtic Music for Guitar
David Russell
CD-80492

1998年録音。69分05秒。TELARC。デイビッド・ラッセルの弾くケルト音楽集。端正でありながら親しみやすく、このギタリストのセンスのよさをたっぷり楽しめるアルバムになってます。

スコットランド、アイルランドの古謡を中心に、現代の作曲家がケルトの音楽に触発されて書いた作品をギター用に編曲したものとか、ジュリアーニの"Three Irish Pieces"やソルの"Fantasy on a Scottish Air"といった古典作家の作品も収めています。このソルの曲は7分かかりますが、ほかは長くても4分以下の小品ばかり。有名な曲は少ないけれど、これがいい感じで耳にすっと入ってくるんですわ。

テクニックがあるのはもちろんですが、ラッセルは歌心がゆたかでかつ現代的なキレのよさもある。こういうのはクラシック・ギターの聴き手にとどまらず多くの人に聴いてほしいですねえ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿