ぼくらのありのまま記

ぼくらは
こんな大人になりました。

大堀貴士 「2代目のできることってなんやろう」第6話

2013-12-16 12:25:17 | ぼくらのありのまま記
第6話「正しいと思うことをしない勇気」

ヒロさんがくれたことば
同じ立場になって理解できたことがありました。

今日もよろしくお願いします。
目次はこちらから。





シュート
ヒロさんが、鳥取から
高知に入院する前日、ベッドの上で、
「絶対に元気になって帰ってくるから、
この留守の間、理事長代理として、やって欲しい」
「ゆくゆくは体力的にはこんな感じやし、
理事長やってもらおうと思っているけど。
まずはちょっと俺が帰ってくるまで、頼む。
それから、徐々に引き継いでいこう」って言われてて。



たら
はい。

シュート
その時すごい、ガツーン!!ってきたんが、
「シュートは正しいって思うことがでて来たら、
すぐ行動して、それを実現していく力があるから、
すごい魅力なんやけど、代表として
大きくなって欲しいところがあるんや」と。

たら
はい。

シュート
「自分のこころは「そうしたほうがいい」って思っても、
動かない勇気も持てるようになると、さらに深くなるね」
って言われて。


たら
へえ。。。

シュート
「自分が正しいって思うことをしない勇気」
そのときは全然わからなかったことばが、
今となってはすごく、わかるなぁって言う感じで。
いろんなことで、「ヒロさん、絶対こうやったほうがいいと思う」
って提案してたやんか。でヒロさんは「いや!今はまだ待とう」とか。


たら
時期じゃないんだ。

シュート
とかって言うんよ。それでも
「いや、どう考えたって今やるべきことやと思う。」
って言うねんけど。
「いや、、、、。」って言って。
そのはっきりした理由はないんやけど。




たら
うんうん。

シュート
たぶんそんときが、
「動かない勇気」をだしてた。
自分もやりたいよ!!
っていうことを押し殺してたんやろなって。


たら
そのときは「いや、、、。」
ってそこで終わりだったんですね。

シュート
うん。そこで終わりやったから。
この立場にならんとわからんというか。
ナンバー2のときはさ。ひたすらやりたいことを、
要はヒロさんの了解があればできるっていうか。
それに進んで行くやんか。成功するせえへんは別として。
でも代表がだめってなったら、でけへんから。


たら
思い切ってやれますね、確かにその方が。

シュート
がんがん。もうがんがん。
提案してやっとったんよ。
でも、逆に今やったら
チョロからすごい提案してきて。
チョロもめっちゃやるき満々で、
「シュートこれいいやろ!!!」ってもってきて、
「おー!!いいなー!!」って思うねんけど。
「いや、今はそれちょっと、今はまだ、、、。」



たら
ははははは。ヒロさんと同じように。
面白いけど、苦しいですね。

シュート
って言わなあかんときがあるからさ、このね、、、。


たら
それは「動かない勇気」をただ使うんじゃなくて
実感として、「今じゃないな」って思うようにもなったんですか?



シュート
うん、あれもやって、これもやって。
って実際できていないことも残っているのに、
さらに増やしたら、築いてきたものも、崩れてしまうから。
だから「時期」じゃないっていう時がある。

たら
それは「理事」の仕事をしているから
気付く部分が増えたんですね。

シュート
もちろん「想い」だけでいきたいねんけど。
家族を守って行くのもあいつの仕事やから。
細くでいいから続ける。今、一気に太くする時期じゃないなっていう。
実は今も、スタッフを増やすっていうところが一つのポイントで。
チョロは増やしたい。


たら
うんうん。

シュート
補助金とかをつかって、
契約社員で来てくれてる2人の若手スタッフと、
正規の俺とチョロで、やってんねんけど。


たら
うん。

シュート
2人体制の正規スタッフに、
ひとりかふたりの契約スタッフをいれて
5人体制とかで、できたら。
増やした方がいいのはわかってんねんけど。
増やすと正規スタッフってなんていうかな。


たら
覚悟がいりますよね。

シュート
そうなん。そうなんよ!!その子と。


たら
辞めるって決断もお互い難しくなるし
出会い方も難しいですよね。
例えばどんだけ「ここで働きたい」っていっても
ちょっとのタイミングで埋まっちゃったり、
「ああ、あいつここで働きたいって言ってたな」って
声をかけたらもう他の仕事をしてたり。

シュート
うちのスタッフになりたい!!
って直談判してくれるやつが結構おるんやけど、
「雇うときは絶対俺に声かけて欲しい」とか

たら
へえ!!

シュート
もちろん俺も一緒にやりたいねんけど。
「ずっと続いて行くハーモニィ」っていう、
俺が、死んでも続いてくハーモニィって
どうなったら続いて行くんかなって思ったときに。


たら
うんうん。

シュート
自分らの身の丈のサイズにあった牧場サイズとか、
地方で、地域の人たちとつながって。
この地域にカレッジがあって、
この地域が元気になるっていうような
ハーモニィカレッジなら続くと思ってて。


たら
今は、すごくその気持ちが伝わるサイズだと思います。
個人店の小さなお店から発信できることをしていくっていう。
鳥取の、この場所でのハーモニィカレッジって今、
すごくいい規模だと思います

シュート
なんか、5年から10年くらいで。
仮にメンバーが一人ずつ増えたとしたら、
だいたい10人未満のハーモニィカレッジ、
一応俺が引退するまでに、そういう感じで増やしたいねんけど。
7~8人で。そしたら。牧場の事業のイメージもあるねんけど。

たら
うんうん。



明日からはこれからのビジョン。
こんな人材がほしいなぁ。
仕事の話しにつながります。
よろしくお願いします。



今日はここまで。
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arinomamaki@gmail.com
今井たら竜介

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