おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

コサギ採餌 シイナの田んぼ

2012年10月12日 04時01分52秒 | 野鳥

写真1 シイナ(稔ってない殻だけの籾)をつける刈株の田んぼで採餌するコサギ


写真2 頸を折り曲げ、獲物を狙っている。写真1と同じ個体


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1.農業排水路からシイナの田んぼへ飛び去り、採餌のコサギ
 10月初旬、オオカマキリの毛虫捕獲を撮った日(当ブログ2012年10月10日紹介)、
 その翌日ダイジャ様造りを撮った日、
 ともに同じ農業排水路の側道を歩く。
 両日ともに、ほぼ同じ所から小型の白いサギ1羽が飛び出し、シイナの田んぼへ下りる。
 そこで、ゆっくり、ゆったり、独特の歩様で餌を探し、グイ、グイとのみ込んでいる。
 そのサギは嘴と両脚が黒のコサギと同定。
 この時季は、昼間、群れや番いでなく、単独で行動しているようだ。

2.都市近郊水田地域の農業排水路はドブ状態
 農業排水路は丈の高い雑草が繁茂し、淀み、ドブ状態。
 これは、宅地化が進行し、家庭雑廃水がたれ流され、農家、非農家ともに無関心、
 他人任せで、協働による管理作業が無くなった都市近郊水田地域の現実。

3.都市近郊水田地域の農業排水路も管理・清掃が必要
 ドブ状態の農業排水路でも、コサギは、この地に生を享けたゆえ、餌を探していたのであろう。
 私は繁茂雑草に遮られ、コサギを視認できなかった。
 しかし、コサギは探餌を邪魔した私の気配、足音を感知して避難したと考える。
 自然の中での、人間と共生するなかでの危険感知力に、生き抜く術に感心する。
 同時に、コサギなど野鳥のためにも、住民のためにも、農業排水路の管理・清掃の必要性を痛感。
 ましてや、農業用水路の管理・清掃は必要。
 学名:Egretta garzetta サギ科

 引用・参考文献等:当ブログ2011年03月10日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2012年10月07日 撮影地:埼玉県久喜市
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