田中悟の片道旅団

大阪で芝居と弾き語りをしています。

色褪せる街、そしてあの頃の君

2016年12月26日 | 日記
歌がまた変わってきました…
なんかそんな感じがするんです。
と言っても、
あくまで個人的に感じる範囲のほんの僅かな変化ですけどね(^^;

僕の歌はラブソングばかりなんですが、
これはラブソングに拘っているのではなくて、
ノープランで即興で作詞作曲をすると、
なぜかラブソングになるんです。
つまり全てフィクションです。

ほとんどが失恋や片思いの歌で、
単純に言えば「切ない世界」です。

それが今月の『第三木曜部』の時、
正確に言えばその日の、
会場入りする前に近所のスタジオで行っていた個人的なリハの時に、
突然変ったんです。

確かに「切ない」のですが、
そこに「微笑ましい気持ち」みたいなものが加わったんです。
ほんとに突然、にっこり笑いながら歌えるようになった…。




例えば「ラブ」という歌。

~ああ、今も記憶は思い出に変わらないよ 河べりの散歩道~

過去に存在する「君」を思い出しながら、
その記憶をなかなか思い出に昇華出来ないでいる、
そんな気持ちが描かれているのですが、
なんだか歌いながら心が温かく、少し微笑ましくなったんです。

歌っている僕の中で記憶が思い出に昇華されたのかも知れません。
でも、やっぱり僕の歌はフィクション。
不思議な感覚です。


やっぱり同窓会の影響だろうか?
そんな気がするんです。
何度も言いますがフィクションなんですけどね、
歌と自分の過去が直接関係なくても、
記憶の中の自分が癒されることで、
もしかしたら現在の自分に変化が生じたのかも知れません。
ただ単純に年をとったということかな?(^^;
「切ない」ことがなんだか「微笑ましい」のです。


「色褪せる街」という曲にこんな歌詞があります。

~君といたあの街の記憶が薄れる
コンクリート、アスファルト、排気ガスの匂い~


この歌もやはりフィクションなのですが、
「あの街」というのは生まれ育った町をイメージしています。


これからどんな歌が生まれるかな?
どんなふうに歌っていくのかな?




ことぶきつかさ・田中悟の『第三木曜部』

【日時】1/19(木)19時オープン19時半スタート
【料金】1500円(1ドリンク付き)
【会場】かつおの遊び場 
【出演】ことぶきつかさ 田中悟 cookie ゲスト:樹リューリ
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