青鬼と歩こうよ

ひろすけ童話「泣いた赤鬼」の青鬼です。青鬼と歩きませんか?
生きる元気を、さしあげたいのです。

右手が!

2008年12月25日 00時00分00秒 | 日記

あと三日で保育園の
長くて短かった2008年は閉じる。
久しぶりに出納帳をパソコンに記入して、
年末調整のチェックを石見氏と済ませる。
「ねえ、先生。柿を取って!」
そうだ。
ショウカちゃんと約束してたっけ。
保育園の中庭に柿の古木が一本。
取り残した甘柿の実が十二個。
半分は熟しすぎて、食べられそうなのが六個。
「肩車で取れるかな?」
「届かないよ」
「梯子を持ってくるから待っててね」
ほんとは、切り残したシル・バー前のソヨゴを剪定したかったんだ。
「ココナが梯子を押さえてる」
「ショウカも、押さえる」
「気をつけてね」
「ショウカちゃんは、まな板と包丁と皮むきを持ってきて!」
「柿の枝は折れやすいから危ないんだよ」
「先生、折れない。大丈夫?」
逆に子どもたちに心配される。
「落ちそうになったら、飛び降りるさ」
「あれ、まな板は光組になかったの?」
「光組になかった。風組にあるって、
だから、風組から借りてくる」
子どもたちは、器用に柿の皮を剥いていく。
「手を洗った?」
「ショウカ、洗ったよ」
「ココナ、洗ってくる」
まもなく日が暮れる。
この分だとシル・バー前の剪定作業は明日だな。
後は、明日の忘年会用のプレゼントを買ってくるだけだ。
五時に風の丘まで奥様のお迎え。
その後、南大沢のアウトレットへ園長先生の車でプレゼントを買いに行く。
「生協で、湯豆腐用の豆腐を三丁とお米を買ってきて!」
生協は帰り道に寄れる。
今夜は湯豆腐か?
イブの翌日、アウトレットもグランパパも空いていた。
横浜ガーデンで洒落た鉢植えと、屋上用のクローバーの種を買う。
屋上の畑に蒔くほうれん草用の石灰も。
ついでに野鳥の餌と目白用の練り餌の元も。
昨夜のイヴは、ケーキも七面鳥も
、シャンパンも無かったから、
グランパパで売れ残って特売のスパークリングワインを買う。
湯豆腐にシャンパンは、合わないかな?
クラッカーとチーズが残ってたっけ!
「そろそろ帰らないと。生協へ寄らなくちゃね」
荷物は園長先生が持ってくれた。
だから、駐車場で転んだときは何も持っていなかった。
「あ、危ない!大丈夫ですか?」
「痛い。足は大丈夫だけど、右手が」
横浜ガーデン裏の駐車場は暗かった。
段差があった。
「懐中電灯欲しいな」って、行きの車で園長先生が話してたっけ。
グランパパで冷やしたけど、
転んだときコンクリートの地面についた手のひらが、
少し青くなっていた。
「私たちの年代は、とっさに手をつくからいいんですよ。
今の若い人や子どもは、とっさに手が出ないで、
まともに顔をやられます」
「何を貼ったらいいですか?」
「こちらの大きい湿布は二つに分かれてますから、
そのまま使えます。
厚みがあるので長い間効き目が持ちますしね」
ヨーカ堂の薬局で、湿布を買って小指から手のひらにかけて貼る。
「明日は来てくださいますよね?」
「大丈夫だよ。シル・バーのソヨゴも切り残したし」
「無理しないでくださいね」
保育園もあと二日。
今年も忌中だから年賀状がない。
年末休みに歩きに行きたいけどね!
手のひらは、まだ痛むけど。
膝小僧は無傷だった。
六十五キロの体重を右手の平で支えたということだ。
左眼の腫れは、すっかり引っ込んだ。
明日は今年最後の三角ベースを
トシヤとトモキとセイヤたちとしようかな?
足が無傷なら三角ベースは出来る。


ひろすけ子ども劇場

2008年12月24日 00時00分00秒 | 日記

      ●黒い木こりと雪女


12月24日クリスマス・イブ。
ひろすけ子ども劇場成功!
黒い木こりも白い木こりも、
クマもキツネもリスも、
神さまも、
雪女も!
舞台監督も!
どういうわけか、サンタクロースも!
みんな予想通りに演じきった。
これで今夜はぐっすり眠れる!


  ●白い木こりとクマとキツネとリスと!
         雪女もかなわなかった
         暖かい木こりの家の炉端。
         「さあ、もっとそばにお寄り」
         

      ●どういう訳か、サンタクロース登場!
       今夜は、イブだものね。
      「あのサンタクロース、だれかな?」
      「園長先生だよ!」
      「ほんとに?ほんと?」 

 
      ●フィナーレでサンタと一緒!
      「ね、ね。サンタクロースの赤いパンツ、
       脱げたの 見た?」
      「う、そー!」
      「なんだ。見てないんだ!」
      「・・・・。」   
       

金沢街道朝比奈の切り通し

2008年12月23日 23時05分00秒 | 街道歩き(東海道)

初めて歩いた。
ご先祖様の開いた鎌倉の道を!
鎌倉の古道、昔のままに残っている道。
朝比奈三郎の造ったという
朝比奈の切り通し。



朝比奈の切り通しへ行くなら、
鎌倉駅から歩くより、
金沢八景駅からバスで朝比奈の停留所下車の
コースを選んだ方がずっと歩きやすい。
「京急金沢八景駅を出たら、
国道16号の交差点を渡ってすぐ右手に
鎌倉駅行きのバス停があるが、
逆に左に一停留所戻って、
パチンコ屋の前から乗った方が良い。
そっちから鎌倉行きの始発が出るからね。」
とは駅前の本屋さんの助言。


       ●切り通しで見た磨崖仏


       ●浄妙寺奥の石窯ガーデンテラス

バス停朝比奈から切り通しを登るのは、
今の季節なら、汗も滲まないほどの楽な登りだ。
登り切った辺りに磨崖仏のある。
その先から鎌倉方面に向かう下りになるが、
この辺りは、滑川の源流にあたり。
坂の中央、左右の苔むした岩から清水が湧きだしている。
靴底から水がしみこむなんて靴はどうもね?
だが、滑りにくい靴は街道歩きの常識だ。
まあ、普通のウオーキングシューズで大丈夫。
まあ、まあ、空気も美味いし!
湧き水が川になる光景なんて、
歩きにくいのを帳消しにすること請け合いだ。
滑川が川らしくなって道から分かれた辺りからは、
俗界に戻る。
バス道路に出て十二所の停留所の向こう側には、
MUG仲間の峰本さんの蕎麦料理の支店がある。
今日のお勧めランチは、浄妙寺境内の
石窯ガーデンテラスの予定。
浄明寺町内にある浄妙寺というのが、
ちょっぴり不可解だが?
拝観料100円也を払わないと
境内奥の石窯レストランに入れないというのも
「不思議な話だよね?」
「良いじゃない。お寺の奥さんがやってるんだから」
「100円は通行料?住職のお小遣い?」
「お布施!お布施!」
「お布施って?」
「あなたの”欲を捨てる”ために仏様にあげるお金さ」
「あんたたち、ケチね!」
「早く、石窯のパンが食べたいな」
お寺に似合わない超モダンなガーデンテラスだった。
保育園の木卓と同じ、
ジャービスのテーブルと椅子が並んでいた。
多分ね?
「膝掛けをお使いになりますか?」
「まるでヒコウキみたい」
「意外に冷えるんですよ」
「いいね、いいね!」
海の幸の軽い煮込み、石窯パン、スープ、珈琲か紅茶付き。
牛肉の赤ワイン煮(ビーフシチュー)、石窯パン、サラダ、珈琲か紅茶付き。
どれも2,730円也。
洋風庭園に寒桜が咲いていた。


        ●ガーデンテラスの寒桜
         この洋館と庭園は元犬塚貴族院議員の邸宅とか。
         お寺の庭とは思えないわけだ。

中仙道巣鴨

2008年12月20日 23時09分49秒 | 街道歩き(北海道・松前街道他)
三ヶ月ぶりの街道歩き。
中仙道を歩くことにする。
のんびりと美味い物を探して、
日本橋を10時半。



三越別館のイルカのモニュメントを見上げ。
中仙道へと出立。
ちなみにこのイルカの作者は、
現東京芸大宮田学長の傑作!

先ずは小伝馬町牢屋敷跡の十思公園に、
吉田松陰先生終焉の地を訪ねる。
 
「身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも
  留め置かまし大和魂」
左の碑には、松陰先生のこの辞世の句が彫られている。

赤門も、ルオーも横目で通過、
本郷追分けを左に曲がると、
いよいよ中仙道に入る。
白山1丁目を右折、急坂を下ると
右側に園乗寺。
八百屋お七の墓が残る。
墓はお七地蔵の手前左に。



白山上に戻り、高層ビルになった東洋大学も通過。
一気に巣鴨まで。
巣鴨駅の先から、急に人通りが賑やかになる。
「お婆ちゃんばかりじゃないね」
「若いツーショットも大勢来てるよ」


地蔵通り入口左脇に
江戸六地蔵のある真性寺がある。
江戸市中の守護として大きな地蔵を
六方に据えたうちの一つだ。
東海道品川宿品川寺の地蔵は見たことがある。
残念ながら、巣鴨の地蔵は京都へ旅に出て
再来年まで留守だ!
この写真は身代わり地蔵。
本物はもっと巨大だ?

泉岳寺

2008年12月07日 00時00分00秒 | 日記

「やあ、チエミ先生。しばらくです」
泉岳寺の門前で、こころ保育園のチエミ先生にお会いした。
「先生が、泉岳寺なんて意外ですね?」
「わたし、堀部安兵衞のフアンなんですよ」
「ますます、意外だ」
「そういう、先生は?」
「ボクは、この裏の正源寺に宗会議員選挙の投票に来たんです」
「投票は、もうお済みになったの?」
「残念ながら、無駄足でした」
「無駄足?」
「正源寺まで行ったら門が閉まっていて、ひっそりしてたので、
知りあいに電話したらこの選挙区は候補者が一人だけで無投票でした」
「無投票?」
「バッカミタイです」
「何処からも知らせはなかったのですか?」
「インターネットで調べたんですが、
選挙の記事は本山や候補者のホームページにもなかったくらいですからね」
お寺には連絡が行ってるでしょうが、ボクは投票権があるだけで、宗門では、ハグレオオオカミですから」


           ●芝祖組長正源寺門前で

「変な話ですね。じゃあ、四十七士のお墓参りにご一緒してくださいます?」
「もちろんです」
討ち入りの12月14日は今度の日曜日だ。
14日には盛大に義士祭りのイベントがある。
それでも、今日も義士の墓地は賑やかだった。
墓地の入り口で一束100円の線香を買う。
おしぼり入れほどの木皿に火の付いた線香を持って、
二三本ずつ順番に四十七士のお墓に供えてまわる。
右奥にひときわ大きい大石内蔵助の墓がある。
堀部安兵衞の墓は、左手奥だ。その先に大石主税。
一旦外に出て右手奥に主君浅野内匠頭の墓。
気をつけないと線香が足りなくなる。

帰り道、品川駅前まで歩いて、つばめグリルに寄った。
「この大通りが東海道です」
少し手前の三田寄りに勝海舟と西郷隆盛が
江戸城明け渡しの会談をしたという碑がある。
「NHKの篤姫で先週やってましたね」
「東海道五十三次を歩いた第一日目が、日本橋から品川駅まででした。
その日も泉岳寺に寄って線香を上げました」