青い夜更け

見果てぬ壮大な夢の終わり

「あなたの10年間と、今の夢」 投稿者ふらふら

2022-11-19 15:34:00 | ハルカトミユキ






ということで僕も書いてみようと思う。



僕がハルカトミユキと出会ったのは2013年の秋だった。だから正確には「あなたの9年間と、今の夢」になってしまうが…。

ハルカトミユキと出会った時の衝撃は凄まじかった。改めて書くことはしないが「新時代の旗手」として音楽界を牽引していく存在になるだろうと胸をときめかせていた。
しかしあの頃の僕がタイムマシンか何かに乗って、今のハルカトミユキの業界での立ち位置を知れば、目を疑うだろう。
「ハルカトミユキはメジャーを離れ、そのポテンシャルを発揮することなく、音楽業界の片隅でひっそりと活動を続けている」のだから。

正直に告白すると、2017年の野音後辺りから、少しずつハルカトミユキに対する気持ちは冷めていった。そして2019年のベストアルバム発売の時期くらいから、ハルカトミユキのCDはほとんど聴いていない。
ハルカトミユキの作品(アルバム、ep、ミニアルバム、シングル)は「シアノタイプ」までが絶頂期で、その後は緩やかに下降線を描き、2022年現在デビュー当時の面影は見えない。ありきたりでつまらないアーティストに成り下がってしまった。
というのが偽らざる僕の評価である。

モチベーションの低下はそのままブログ更新の意欲にも表れ、ご覧の通り2017年から2021年までブログを放置してしまっていた。
このままブログを消そうかと悩んだが、結局想いを断ち切れなかった。

今日は宙ぶらりんのハルカトミユキに対する想いを断ち切るために東京へと向かっている。何度も乗った新幹線。車窓から見える風景に想いを託した。しかし夢は叶わなかった。
武道館でのワンマン、紅白歌合戦出場、あらゆる雑誌やメディアがハルカトミユキをセンセーショナルに取り上げ「時代の寵児」と持て囃す…
全て幻と消えた。

そして当のハルカトミユキは年数を重ねれば重ねるほど、デビュー当初の輝きは失われ凡庸でありふれた曲しか書けなくなっていく。
もうイヤなのだ。これ以上ハルカトミユキのことを見たくない。
嫌いになったんじゃなくて、心の底から好きだからこそ落ちぶれていくのを見たくない。
今日こそは踏ん切りのつかなかった自分自身の気持ちにけじめをつける。そして今日をもって「ハルカトミユキのファンを辞める」ことにする。

そんな僕だが、現状に絶望しているということは全然なくて、新しい夢、希望を与えてくれる女性歌手がいる。
彼女は「令和の歌姫」と謳われ、デビュー当時から注目の的ですでに紅白出場も果たしている。
彼女にはファンも多く、そう遠くないうちに武道館ワンマンをやってのけるだろう。ハルカトミユキが僕たちを連れていくことの出来なかった武道館へもさいたまスーパーアリーナへも連れていってくれるはず。

しかしそれはすでに既定路線で、本当の夢は彼女の世界進出だ。コーチェラやグラストンベリーのステージで歌っているところを想像しては興奮する日々。
楽しみだ。本当に楽しみしかない。

実は昨夜大阪で彼女のワンマンライブに行ってきたのだが、そのパフォーマンスは世界のどこに出しても恥ずかしくないくらい素晴らしいものだった。未だに余韻から抜け出せてない。
その余韻に浸った状態で今夜はハルカトミユキを観る。恐らくその輝きは雲泥の差。比べるべくもないだろう。

わかりやすく俗っぽい言い方をすれば
彼女は「今カノ」でハルカトミユキが「元カノ」になる。
「元カノ」に別れを告げに行ってくる、というわけだ。
残酷なまでのコントラスト。

ただ、ただ、今まで「付き合った」アーティストの中で、思い入れの最も強いアーティストは誰か?と問われれば

「ハルカトミユキ」

と即答するに違いない。



残念なのは、この10年間、ハルカトミユキが晴れ舞台という晴れ舞台を経験出来なかったということだ。
最大キャパの会場が日比谷野音でしかないという事実。残念だ。

本当に残念としか言えない。



しかし、いつまでも過去にすがりついているわけにもいかない。新しい夢に向かわなければ!
かつて抱いた夢を捨てて...



これまでの夢と、新しい夢…



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