ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

確かに大名級の飯田城址です

2016-03-15 06:38:55 | わが里の飯田城址ほか中世城館の記
 昨日の記事、城址探訪の続きです。
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マホロバ先生を先頭に、本丸へと接近中のシーンですが。
土塁に続く堀切の遺構は、予想外に大きく。
皆様のお足元にも留意して、今回は段差の小さい南側から迫りましたが。



このあたりは、青葉も久しぶりですが、やはり大規模でただならぬムード。
そこで昨日、教育委員会以外のネット情報もあるだろうと調べたところ、やはり。
知る人ぞ知る常総戦隊ヤブレンジャーさんが、既に図解されておりました。

 ということで今日は、本腰を入れてリンクさせて頂きますが、こちら【→飯田城(笠間市飯田字御城)】です。
主宰の余湖さんは、市内の他の城館跡も踏査されておりますので、かなり参考になります。
特に、余湖図と呼ばれる図解は、全国の古城ファンのナビゲーターでもあり。



さて、現場に話を戻しますが。
やはり、どう見ても、広い。
マホロバ先生が立っているところは、上記リンク飯田城図の5の右下あたり。

ちなみに、同図8の左下の隅のその左下あたりに、拙宅の山があります。
小さい山なのですが、青葉は亡父の生前に、隣地境界を案内されました。
その時の記憶が、今後活かされるかもしれません。



またまた話が逸れましたが、5の右下の土塁から見下ろしますと。
三角のステージがあり、これは射手を横に並べて防護するのに有利な地形とか。
マホロバ先生のご解説は、よどみなく樹林にこだましておりますが、さらに。



その下にも、もうひとつ、同様の三角ステージが。
但し上図によれば、さらに右手に続いているようで、青葉の見誤りかもです。
それでも遺構の巨大さには間違いは無く、余湖さんの記述でも興奮が伝わります。

 さらに昨日初めて知りましたが、飯田城にはなんと出城跡までも実在(余湖図にあり)。
また、市内の他の城館の記述と比較しても、飯田城は破格のサイズです。
キリがないので一同は北へ、城址の本丸を目指しましたが。



しばらく歩いて、余湖図飯田城のB地点・櫓台にたどり着き、実地検分。
ここで、飯田城の規模について、余湖さんの記述の一部を引用させて頂きます。↓

~ 最奥部にあるのは城の主郭であるにすぎず、飯田城は、そこから南側にかけて台地上に延々と郭を配置するという、きわめて大規模な城郭なのであった。城全体では南北600mほどの城域があるということになる。大名クラスの規模の城である。~中略~飯田城は予想以上に大規模な城郭であった。総構えも含めた戦国末期の城であったと見るのがよさそうである。単純に地元豪族の城と見るよりは、大規模な軍事集積地として、いずれかの勢力によって整備された城(境目の城などとして)と見るべき城であると思う。***(引用終わり)
→青葉注:拙ブログでは今後、飯田館跡ではなく、飯田城址と記述いたします。



なるほどいやはや、一同もさすがに驚嘆でした。
驚嘆を通り越してただ今は、プチ虚脱状態で、余湖図Aのあたりを徘徊しつつ。
良好な保存状態に感謝して、これより下山いたします。



いやーいいもの見せて頂きましたが、本当に何度も何度も。
普段は驚かないマホロバ先生も、モモノキサンショの木の刹那。
ヤタガラスさんの弟子かもしれないサルタガラスさんか、カアと鳴き。



一同は本丸を後にしましたが、実はここから先は、かのヤブレンジャーさんも未踏の地。
冒頭の画像付近も含め、帰路のいわゆる西峰にも土塁・塚があり。
さらにまた画像左手から分岐して青葉宅に至る、通称中峰の口には、塚の隊列もあり。

 ここで、私見をひとつ、笠間城(→余湖図)の国指定史跡の見通しとの関連ですが。
教育委員会の専門家さんによれば、その際は支城の調査も望ましいとのことですが。
余湖さん未踏エリアも含めるとさらに大名級ゆえに、飯田城の全容解明も急務でしょう。



 下山後、里のお堂に立ち寄り、さらに元・明智君たちは推理を続けましたが。
お城の時代には多分、先ほどの櫓台から、このあたりまで一望できたろうとのお話。
さらに田んぼの先には、のろし山があるはずだ、とも。



たとえばあの山と指す先には、なんと、拙ブログでおなじみの福田愛宕山。
火にご縁の神様に、うんうん納得の先生方でしたが、その翌日はさらに仰天。
つまり昨日ですが、市議会傍聴と担当課訪問で、新たな情報ゲットです(続く)。
※地主さんと地域が守った文化財は、市民と国民の皆様のお宝でもあり。
 地域でも監視を怠りませんが、マナーを厳正に守る方のみが入山資格者でしょう。
※余湖さんサイト(→こちら)は、サーバー事情で半年後は閉鎖の危機です。
 なんとか、貴重なネット資料の保存のサポートができれば幸いですが・・・
【関連記事→その①その②その③
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