カプアン通信

じぶんの家族


ほぼ日刊イトイ新聞(ほぼにち)の糸井重里さんが社員の方たちと一緒に
アニマルレフュージ関西(ARK)の見学に行かれました。

本日のほぼにちに出てました。
「今日のダーリン」の一部ご紹介いたします。
※「今日のダーリン」は翌日11時amに消滅します。

・いま現在、合わせて約400頭の犬と猫と、
 銀ギツネとウサギとが、ここで保護され暮らしています。
 常時30人の人たちがここで働いていて、
 さらにたくさんのボランティアの方々が手伝っています。
 こういった施設のことを知ったときに、
 思い浮かびやすい「かわいそうな」という印象とは、
 たぶん、かなりちがいます。
 どの動物たちも、明らかに、気にかけられて、
 今日も明日も生きやすいように世話をされてます。
 そのことは、犬や猫にもたぶんよく通じているようです。
 
 でもね、みんな、「じぶんの家族」がほしいんですって。
 だから、あたらしい家族のところに行くと、
 もっとずっと幸せそうになるといいます。
 もうちょっと切ないことに、
 ここに保護される前に、
 さんざん虐待をされてきた家族のところにも、
 帰りたがったりもするんだそうです。
 
・「じぶんの家族」かぁ。
 犬や猫のことを考えていると、
 どうしても人間のことも思い出してしまいます。
 『ARK』さんで、ふと聞いた
 「じぶんの家族」ということばが、
 ずいぶん大きな意味を持つんだなぁ、と、
 頭のなかに響きました。



よく、犬の祖先はオオカミで、群れで生きる生き物と言われますが
そういう意味では、人間も群れの生き物です。
たとえ、独り暮らしをしていても、学校の友だちや
会社の仲間がいないと、生活が辛いのではないでしょうか。
自分の家族が欲しいという本能は、
ヒトもイヌもネコも変わらないものでしょう。

虐待を受けても、そこに戻りたいなんていうのは
人間の児童虐待のことも頭によぎり、何とも複雑な気持ちになります。

保護ボランティアの世界を知っている人は皆ご存知ですが
保護犬は、保護されているときと、本当の家族に出会ったあとでは
行動ががらっと変わることがよくあります。

すごくびびりの子が、落ち着いたり
クールに見えた子が、ヘソ天で甘えたり
イタズラしなかった子が、すごいイタズラをしたり・・・。

氷が溶けるように、やっと本当の自分が出せるようになるのでしょう。

すべての犬猫がみんな人間の家族と出会えればいいのに、と思います。




ちばわん愛護センター・レポートからの写真です。
捨てられた乳飲み子たちです。



こちらは、もうすこし大きくなった子犬。


動物愛護センターに入った犬猫は
新しい飼い主に飼ってもらえる。
という誤解がいまもありますが、そんな幸運な犬猫はごく僅かです。

犬についてはここ数年、だいぶ環境が改善されましたが
最新の調査結果でも
千葉県では年間の収容犬4,015頭にたいして、
飼い主に返還された迷子犬と一般譲渡された犬の合計は1,236頭
およそ30%です。つまりほぼ7割は殺処分されているのです。
(猫については94%が殺処分!!)

そして、上の写真のような離乳前の子はお世話する人がいないために
即殺処分されます。




我が家で毎日楽しく遊ぶアンジェロとカプアも
センターに入れられていたら、殺処分されたと思います。

犬や猫が殺されることなく「じぶんの家族」に出会えるのは幸せですが
人間だって、犬や猫が「じぶんの家族」になってくれるのは
幸せなのです。

たとえとしてはふさわしくないかもしれませんが
win-winの関係になれるはずなのに

殺されなければならないような「命」をつくり続けるのは
じつに愚かなことです。






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チャリティコンサートのお知らせ

犬猫たちの現状を伝える活動をしているEntrapure(エントラプーレ)さんが
第2回目のチャリティコンサートを開催します。
演奏の他に、センターの現状や保護された犬猫達の映像を文章とともに映して
少しでも現状を知ってもらおう、という内容のコンサートです。
収益金の一部がちばわんや他のボランティア団体に寄付されます。
近々、コンサートで流す映像の為に、幸せになったわんにゃんの写真を
募集するそうですので、いぬ親さまねこ親さま応募してみませんか。



↑演奏題目など詳細は上の写真をクリック!

【日時】2011年4月30日(土)13:30 開演(12:30開場)
【開場】浜離宮朝日ホール(最寄り駅: 都営大江戸線 築地市場駅ほか)
【チケット】¥4,000(全席自由)
【チケット購入方法】
・1月29日(土)よりe+(イープラス)にて販売
・ファミリーマート店頭にある『Famiポート』でも購入可
・事務局宛て(info@entrapure.com)メール申し込みも受付

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ちばわんいぬ親会のおしらせ

ちばわん湘南プチいぬ親会


2月12日(土)11:00~14:30  茅ヶ崎市BOWWOWさんにて開催!
湘南地区今年最初のいぬ親会
室内開催のアットホームな、いぬ親会です。

◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
ミミちゃんのいぬ親さま募集中



ゴールデン・レトリバーのミミちゃんは
長年連れ添った飼い主さんが、失業したため飼育不可能になってしまいました。
ミミちゃんはがんに罹ってますが、高齢と病気のわりには元気で人間が大好きです。
ミミちゃんに生涯寄り添ってくれる家族と、ついのすみかを探しています。
詳しくは→「わん&にゃんのいる暮らし」をご覧ください。

コメント一覧

カプアンパパ
めいママさん
http://blog.goo.ne.jp/angelopapa/
初めまして。コメントありがとうございます。
千葉から愛犬を迎えられたとのことありがとうございます。

石垣島のボランティアさんたちのことは、たまに拝見する
ボラさんのブログを通じて、多少は存じております。
熱心な保護活動をされていて感心しております。
沖縄県は千葉県と肩を並べる、犬猫の処分数が多い県ですが
競い合うように、不幸な犬猫を減らしていけばいいと思います。
10頭の子犬たちのことを教えてくださりありがとうございます。
見守ることしかできませんが、みんな幸せになってくれるよう願います。
カプアンパパ
ももクリママさん
http://blog.goo.ne.jp/angelopapa/
本当の幸せは、本当の家族ができることだと思いますが
ARKさんや、ちばわんで保護された子たちは
少なくとも不幸とはおさらばできたと思います。
離乳前の多くの子犬と大部分の猫たちには、千葉の現状では
残念ながら、救いの手をさしのべることもできない状態です。
ほぼにちの発信は小さくないと思います。
いずれ、たくさんの救いの手が伸びてくることを期待しますが
むやみに命を作らせるのをなんとかやめさせたいですね。
カプアンパパ
メイマミ&アイママさん
http://blog.goo.ne.jp/angelopapa/
千葉のセンターの現状はなんともやりけれないですね。
美母ちゃんや、サンゴちゃんや、マミーちゃんの子どもたちは
お母さんが守ってくれましたが、こんなに次々に運びこまれると
人間のお世話では難しいですね。
「アニマルポリス」を日本でも創設しようとがんばって活動している人たちがいますが、ほんと取り締まりでもしないとキリがないですね。
めいママ
石垣の子犬たち
カプアンパパさま
初めてまして!
ちばわんではないのですが、いつ里を通じて千葉から我が愛娘を迎えて早7年半のめいママです。いつも楽しくブログを拝見しています。

さて いきなりで申し訳ないのですが、いつも見ているカフェのブログに石垣島の処分寸前の子犬たちのことがありました。

少しでも多くの目に触れたら、、、と思いメールしました。
http://uliuli.ti-da.net/e2960254.html
ももクリママ
http://sskinako.exblog.jp
殺さなきゃならない命を・・・・。同感です。
なんで、産ませるんですかねぇ・・・。

ちばわんさんや、ARKに救出されたら幸せってわけではないんですよね、新しい家族に出会って初めて本当の幸せをつかめるんですよね。
糸井さんのような方が発信してくださると、現実を知らなかった人が、知ってくださるきっかけになるのではないかと期待します。
メイマミ&アイママ
http://wan-nyan.iza.ne.jp/blog/
今回のセンター報告では、またまたガックリでしたね

年末年始の、あの閑散としたセンターが、あっと言う間に一杯になり、おまけに乳のみ子や離乳もままならない子達が。。。

本当にキリがないですね。
ご理解ある方々がとても増えたと言うのに、まだまだこんな事を平気で出来る人も居るんですよね。

常に同じ人なんじゃないの。。。なんて思ってしまいます
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