カプアン通信

犬の一過性脳虚血発作?


前回の記事の続きです。

今日も医療に関する話を書きますが、私は、医療関係者ではなく
ネットの情報などを基に、推測で書いている部分もありますので
記事の内容は保証いたしません。




動物病院に検査に行った一昨日の土曜日。
アンジェロは夜まで普通に過ごしました。

朝ご飯は検査のため抜きましたが、
3時のおやつも、夕ご飯も普通に食べられました。
夜のお散歩も全く普通でした。

(写真は土曜日の夜散歩から帰ってきたときのカプアとアンジェロです)




高齢犬の眼振やふらつきは「前庭疾患」を疑うことが多いですが
動物病院の先生が、通常、前庭疾患は
(アンジェロの経過のように)すぐに症状が消えることはあまりなく
脳の異変が心配。と言われた言葉に不安になり
アンジェロの症状に近い病気はないか、ネットでいろいろ検索しました。




すると以下のページを見つけました。
https://www.kameyama-ah.com/2018/11/17/2711/
(亀山動物病院のサイトに飛びます)

一過性脳虚血発作(TIA:Transient Ischemic Attack、以降TIAと記します)
について書かれています。
冒頭に「一過性に脳の微小血管に、小さな血栓が生じ一時的に虚脱、倒れる、
眼振が起きますが数分で正常に戻ります」と書かれています。
アンジェロは倒れていませんが、短時間で正常に戻るところは似ています。




TIAは人間の医療では「脳卒中の前ぶれ」と言われ話題になっている症状です。

TIAについてさらに調べると、
人間についての解説サイトは山ほどありますが
犬について書かれたサイトは3つしか見つかりませんでした(日本語限定で)。
まだ動物の医療現場では一般的でないのかもしれません。

(写真は日曜日の朝、寝床でまったりするアンジェロ。このあとみんなで
東京ミッドタウンをお散歩しました)




犬のTIAについて書かれたサイトの中で
デンマークの研究を紹介しているサイトがありました。
https://www.koinuno-heya.com/news/2016/july/1.html
(小犬のへやに飛びます)

脳関係の専門病院を受診した23頭の犬(平均年齢約9歳)を調べた結果ですが
犬のTIAは短期の予後が非常に良い。とまとめています。そして、
「飼い主が気がつかないだけで、犬は頻繁にTIAを経験しているのかもしれません」
とも解説しています。




犬と人間を同じに考えるのはおかしいかもしれませんが
実は、同居しながら介護している93歳の母も、
昨年暮れから新年にかけて、めまいが原因で何度も転倒しています。

1回目は自宅内リビングで転倒し頭を打ち、
2回目は台所で倒れ、肘を擦りむきましたが、幸いどちらも骨折はありませんでした。

デイサービスやショートステイでも、
めまいで気分が悪くなり、数回食べ物を戻しています。
部屋が回転するようなめまいだそうですが、すぐに症状はなくなります。




念のため、先月、循環器を受診している病院で脳のCT検査を受けさせました。
正確に原因を探るにはMRI検査が必要ですが、時間がかかる検査のため
高齢の母には負担が大きいとの判断で見送りました。

検査結果は、小さな「脳梗塞」の痕跡はあるが、年相応のもので
それがめまいの原因とは考えにくい。というものでした。

担当の医師からはTIAについての話はありませんでしたが
母は、4年前に心筋梗塞に罹っていて、
毎日、血液をさらさらにするワーファリンなど
血液循環のための投薬治療を行ってますので、
これ以上、脳梗塞のための予防は必要ないという判断かもしれません。
あるいはなんらかの理由でTIAの可能性は否定されたのかもしれません。




人間の「めまい」は原因がたくさんあり、
簡単には原因が判明できない場合もあります。
人間がそうであれば、犬の眼振、ふらつきも原因の究明は難しいと思います。

MRI検査を受ければ、犬にとって重大な疾患である
「脳梗塞」や「脳腫瘍」は発見できるかもしれません。
しかし、犬は長時間、じっとしてることができませんので
検査のためには全身麻酔になり、老犬にはリスクが大きいです。
また、疾患が発見できても、脳梗塞などである場合
人間と違って根本的な治療はできない可能性もあります。




アンジェロは今のところ
最後に眼振、ふらつきが起きた金曜夜から、異変はありません。

血栓を防ぐため、血液濃縮を改善する点滴を受けましたので、
眼振、ふらつきがTIAだったとすると、しばらくは改善する可能性もあります。

その場合でも、今後の「脳梗塞」を防ぐために「予防」をしたいところですが
薬によっては、副作用が心配なものもあるようです。

写真のミッドタウンのお散歩をしながら、担当の先生に電話して
率直にそのへんの心配を伝えました。




先生も、アンジェロの症状が前庭疾患ではなく、
脳梗塞の手前だった可能性を否定しませんでした。

そして、眼振、ふらつきが続くようならMRIを受けたほうがいいということと
脳梗塞の予防薬ではなく、ある「サプリメント」を試す提案をいただきました。

そのサプリメントの原料は、ちょっと驚くものですが
すでに人間用としても、普及しているようです。
長くなるので、その話は後日します。




さて、日曜日の朝の話題です




いつもの週末どおりにカプアンたちとお散歩をして
六本木のベンツのショウルームに隣接したカフェで朝ご飯にしました。




ここはサンドイッチのメニューが豊富です。
写真は、コンビーフと玉ねぎのホットサンド。
玉ねぎが多いので端っこでもカプちゃんにはあげません。




ピザトースト。カプアが気にしてます。(笑)




アンジェロは、ここで少量の胃液を戻してしまいました。
でも、眼振やふらつきもなかったので、お腹が空いただけかもです。




アンジェロは、昔から、よく胃液を吐きます。
そのため、正式な食事は1日1回ですが、朝と3時に、
空腹防止のためにジャーキーやクッキーなどを与えています。

今回も最初は、嘔吐を胃腸関係の不調かと思いました。
病院から「眼振」を確認するよう言われなかったら
脳の異変を発見できなかったかもしれません
(まだ脳が原因と決まったわけではありませんが)




昨夜の散歩中の写真です。
昨日も今日も、身体の異変はありませんでした。

「ドコノコ」でもアンジェロの不調を伝えましたが
前庭疾患になったわんこの飼い主さんなど多くの方から
アドバイスや励ましのコメントをいただきました。

有り難いことです。とても感謝しております。

顔が幼いので、ピンときませんが
アンジェロはもうじき13歳6ヶ月です。
これまで、自分が赤ちゃんだった頃から何頭もの犬と暮らしてきましたが
昔の飼い方でしたし、ここまで長生きできた犬はいませんでした。

でも
まだまだ元気でいて欲しいです。









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