2016.12.25.私たちのベストフレンドであり、パートナーであるイエス様。
聖書 ルカ2:8~14、黙示録1:6
題 私たちのベストフレンドであり、パートナーであるイエス様。
説教者 チュア・トニー先生(新居浜福音キリスト教会)
暗唱聖句 ルカ12:31~32
「何はともあれ、あなたがたは、神の国を求めなさい。そうすれば、これらの物は、それに加えて与えられます。
小さな群れよ。恐れることはない。あなたがたの父は、喜んであなたがたに御国をお与えになるからです。」
はじめに
クリスマス、おめでとうございます。
クリスマスは幸せな日ですね。礼拝の後で、パーティはあるからでしょうか。また、クリスマスケーキのためですか。クリスマスケーキを食べるのは日本だけです。他の国々にはクリスマスケーキという物はありません。
しかし、この最初のクリスマスは何か、劇的な変化をもたらしました。かって無かった良い知らせを御使いが羊飼いたちに告げた夜でした。羊飼いは良い知らせを受けました。それはほぼ信じることのできないほどのものでした。み使いは「恐れることはない。素晴らしい喜びの訪れを知らせに来たのです。・・・ダビデの町にあなたがたのために救い主がお生まれになりました。このかたこそ、主キリストです。あなたがたは布にくるまって飼葉おけに寝ておられるみどりごをみつけます。これがあなたがたのためのしるしです。」(ルカ2:10~12)と言いました。
この良い知らせはクリスチャンだけのものではありません。すべての人たちのためです。救われている人たちだけのためではないのです。他の宗教を信じている人たちのためにも、この素晴らしい知らせがあります。彼らもこの素晴らしい知らせを受けとるべきなのです。御使いも信じることのできないほどのものです。人間は神に対して、敵対していました。ですから、神は長い間、沈黙しておられました。突然、御使いが良い知らせを伝えたのです。それは突然のことでした。
1.突然の良い知らせ
(ルカ2:13)「 すると、たちまち、その御使いといっしょに、多くの天の軍勢が現れて、神を賛美して言った。」
たちまち、国中のみ使いたちが集まってきました。そこで賛美が爆発しました。心の内に湧き上がったものが瞬間的に唇からほとばしり出るような賛美でした。
その素晴らしい喜びの知らせを聞いた時、他の天使たちも驚いて、たちまち、一緒に賛美し始めました。
(ルカ2:14)「『いと高き所に、栄光が、神にあるように。地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように。』」
神の平和が地の上に与えられた夜でした。それは、「神があなたと平和条約を結びます。もう怒っていません。」というしるしでした。
イエス様が来られる前の400年間は、神は誰とも語られませんでした。400年の沈黙の後に、その沈黙を破って、突然語られたのです。「神があなたと同じようにあなたがたの世界の中に住みます。平和の関わりをもちます。今から、地の上に平和が来ます。」という宣言でした。
それはクリスチャンだけではない、すべての人の上に来たのです。すべての人々に平和がやってきました。子羊の血潮がすべての人の罪を取り除くのです。イエス様は他の宗教の人々も愛しておられ、友達になりたいと思っておられます。平和が地にあるように、良い知らせを心に受け入れてください。
2.劇的な変化
何が変わったのでしょうか。旧約聖書の時代には人間の罪のために、誰でも神の声を自由に聞くことはできませんでした。祭司と預言者と特別に油注がれた王だけが神に近づくことができました。祭司は役割として、神に近づくことができました。その時はまず、動物のいけにえを捧げて、自分を清めてから、神に近づきました。
預言者だけが神の声を聞くことができました。サウル王は王でした。神の御心を知りたいと思いましたが、預言者サムエルを通してだけ、神の声を聞くことができました。普通の王は自分の軍隊をもって国を治めます。しかし、神によって選ばれ、油注がれた王は神の力、神の知恵、神の奇跡によって国を治めました。旧約聖書の時代は祭司、預言者、王が用いられたのです。
しかし、この夜、すなわちイエス様がお生まれになった夜、すべてが変わりました。イエス様によって、新約の時代になりました。イエス様によって「祭司」としてやっていくことができるようになりました。この夜以来、新約の時代になったのです。神のベストフレンドとして、神の所に来ることができるようになりました。祈りをもって、神に近づくことができるのです。神はすべての人の祈りを聞いてくださいます。すべての人に語られます。
アメリカの選挙のために1年前から祈り始めました。なぜなら、「トランプ氏が大統領になる。」と預言されていたからです。この人が大統領になる、困ったなあと思っていました。たくさんのクリスチャンが彼に不満を持っていたからです。しかし、預言のとおりにトランプ氏が大統領に選ばれました。
私たちは神の大使として選ばれています。神はすべての国々の祈りを聞いてくださいます。祭司だけでなく、預言者としても歩むことも神の御心です。「わたしの羊はわたしの声を聞く。」と言われます。世の終わりが近づく時、娘、息子は預言をします。私(トニー先生)が会社で働いていた時のことです。神が私の友人に伝えるように預言をくださいました。「株を止めるように」と言われているような気がして、それを伝えました。しかし、私の友人はそれを信じませんでした。やがて、株は暴落し、彼は破産しました。
パウロは「預言の賜物を求めなさい」と勧めています。間違いを恐れてはなりません。
(黙示1:6)「また、私たちを王国とし、ご自分の父である神のために祭司としてくださった方である。キリストに栄光と力とが、とこしえにあるように。アーメン。」
王国というのは建物や財産ではありません。人です。キリストは私たちを王にしてくださいました。原語では将来王になるとは書いてありません。「王としてくださる」と書いてあります。
皇太子はやがて天皇になる事を知っています。だから、かわそうな姿で道を歩くことはしません。
あなたはやがて王になるのではありません。今、既に王なのです。ですから、「できない、足りない・・・」などというのはありません。酒も王にはふさわしくないので止めるべきです。
あなたが持っている賜物を使うべきです。神に従う人は頭となり、しんがりにはなりません。王のように考え、王のようにするなら、最善をなすなら、何でも祝福されます。
最高の説教家、最高のビジネスマン、最高の音楽家、会社のトップになります。自分のやっていることに秀でる人は王様の前に出ます。
祈祷会でよく祈ります。台風のためによく祈ります。そうすると祈った通りに台風が動くのを経験しました。マニラで台風か来た時、たくさんの人々が死にました。次の年、もっとひどいことになるという台風予報が出ました。3000人位死ぬかもしれないというニュースでした。祈りました。あの道ではなく、この道を行けと命じました。終わった後、台風の進路を見ると命じた通りの道を進んでいました。被害も少なくてすみました。
米国の台風にも命令しました。すると、被害が本当に少なくてすみました。神はすべての祈りを聞いておられるのです。
3.御国を下さる。
(ルカ12:31~32)
「「何はともあれ、あなたがたは、神の国を求めなさい。そうすれば、これらの物は、それに加えて与えられます。 小さな群れよ。恐れることはない。あなたがたの父は、喜んであなたがたに御国をお与えになるからです。」
御国というのは「建物や財産」ではありません。それは「人々」です。「神の国を求める」というのは「探し求める」というのではなく、「神の国を建て上げる。」ことです。そうする時、それに必要な事は全部与えられる、必ず、必要を満たしてくださいます。そして、もっと大きな神の国の人々を与えてくださいます。「日本の教会は、小さい教会、少数の教会、力が無い、」など、そういう考えになってしまって、大きなことを祈ろうとしない状況に陥っています。しかし、神は私たちを王としてくださっています。大胆な祈りをしましょう。み言葉を行いましょう。み言葉を聞くだけでなく、行うようにしてください。神のみ言葉を行おう。
み使いは羊飼いに言いました。
「恐れないで。・・・・・飼葉おけに寝ておられる赤ちゃんを探しに行きなさい。」羊飼いは「そうかな。疲れた。」とは言いませんでした。「行こう」と言って、立ちあがったのです。すると、王の王であるお方が飼葉おけに寝ておられたのです。羊飼いたちは救い主に触ることができました。救い主を抱きしめることができました。神様を抱きしめることができるのです。
神の御言葉を実行してください。片方の耳をふさいで、聞いたみ言葉が出て行かないようにしてください。40年間、み言葉を聞いてもやらなかったら何もならないのです。
世界で最初のクリスマスは霊的な自由を与えました。神の声を聞き、自由に語り合うことができるようにしてくださいました。霊的成長ができようにしてくださいました。み言葉を実行してください。
結論
イエス様の愛を受け入れてください。イエス様はあなたのために来ました。
ヨハネ3:16「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」
イエス様は私たちのパートナーです。私たちの近くにいて助けてくださいます。