全日本コシャリ研究所 略称「コシャリ研」

コシャリに関する簡易HP.
カイロのコシャリ店評価、コシャリ考など。

●コシャリ シャディーダ    マアーディ 2011,5,13   ワスタ3LEコシャリ

2011年05月28日 | カイロのコシャリ屋


●コシャリ シャディーダ


カイロ 地下鉄一号線 マアーディ駅北西 154st

調査日 2011,5,13金曜日



私の庵のある、カイロのダウンタウン地区のコシャリ屋は、既にほぼ網羅している。
歩いていける範囲の新規コシャリ屋があまりなく、故に、この全日本コシャリ研究所の新規更新も感覚が空いてしまう。

2011,5,13、
マアーディにある、日本大使館にて、カイロ日本人会の総会があり、マアーディに行く機会があった。

単にそのまま最寄り駅のホダイックマアーディ(マアーディの名前がつく地下鉄駅は、3つあるので注意。)
から帰るのは面白く無いので、ナイル川沿いモール・アルファマーケットの視察を兼ね、
少し南下しつつ、庶民的な街の匂いがしたところで東へ向かう。

そのあたりでは、ナイル川沿いから東に行けば、必ず地下鉄一号線にぶつかるのである、

(地下鉄一号線が、地下を走るのは、カイロ中心部のみ。)

参考:

http://blog.livedoor.jp/amoremaru/archives/51667820.html


マアーディ地区は、概ね、新ザマーレクとも言うべき地区で、
各国大使館や大使公邸、そして英語人や韓国人コミュニティが存在し、外国人居住区・高級住宅地である。

コミュニティ施設や外国食材を扱う店もあり、緑も多いのだが、
区画がきっちりとしていて街の作りが広いため、徒歩移動はしんどい。

運転手付きの車を常に使える身ならば外国人が住むには快適な地であるが、
高級地帯ゆえにコシャリ屋などのローカルな店は少なく、私にとっては面白くない街である。

よって、私がマアーディに行く機会は限られるわけであるが、
それでも現地の人々がいる限り、どこかにコシャリ屋はある筈だと考え、庶民的な感じの商店街があったので散策すると、
発見したのが、このシャディーダ。

アラビア語で店名を尋ねなかったので、シャディー「ド」かも知れない。

コシャリ店としては結構店内は広めで、客付きもあった。
土地柄か、店内には観光客ではない白人客も一グループいた。

着席して、「ワスタ」(中)と注文。

店内には、メニューもあるが、あえて初めての店では、ワスタと注文することにしている。

:量 私にとっては、少なからず多過ぎず、適量。

:パスタ・米等 標準的

:サルサ 悪くはないが、やや旨味が足らない感。

:シャッタ 辛いだけで、深み不足。

:ダッア  ニンニク分が感じられない、 ラムーンも薄く感じる。 

:塩  工夫なく、単なるマルハ。

お会計: 3LE。

土地柄と諸物価高騰の折、現在カイロ中心部の人気コシャリ店 店内コシャリの標準価格となってしまっている、

5LE と告げられるか?

と思ったのだが、3LEであった。

現在の感覚で、店内食のあの量で、3LEなら、コストパフォーマンスはかなり良い方であろう。

マアーディ駅近くという土地で、白人客がいながらも、庶民的価格を維持している、実に良心的な店と言えそうだ。


コシャリ、そして従業員のあたり具合、店の雰囲気など、全体的に悪くはないのだが、
惜しむらくは、構成物のコク不足である。

日本で言えば、旧態依然とした、醤油ラーメンを出しているラーメン店の感じだろうか。

地域住民に愛されている店と思われるので、コンサバーティブな方が良いのかも知れないが。



まる評価: C+