2016/9/1 社台F
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突然のお知らせとなりますが、このたび本馬は「右肩甲神経麻痺による筋委縮」という重度の疾病を発症したため、競走馬としての現役続行を断念し、皆様との出資契約を解消することになりました。ここまでに至った経過をご説明いたします。
さる7月15日、夜間放牧からの収牧の際に右前肢を跛行しているのが発見されて、ただちにレントゲン検査しましたが、骨折ではないことを確認しました。右肩部分には腫れもあって、血液検査で感染症であることが判明したため、抗生物質による治療を開始しました。その後感染症は治まって跛行は軽減しましたが、次に肩甲骨周囲の筋肉の委縮が徐々に進行していく事態となりました。現在は右肩周囲の筋肉の委縮がはっきりとうかがえ、歩様の違和感が明らかな状態です。経験豊かな複数の獣医師が診断にあたりましたが、「右肩甲神経麻痺による筋委縮」であることは間違いなく、しかも現状からは改善を見込めず、競走馬となることは困難という見解で一致しました。
このような状況では今後競走馬として調教を進めていくことは難しいといわざるをえないことから、牧場サイドと最終協議した結果、皆様との出資契約を解消のうえ、競走馬としての運用を断念する結論に至りました。会員の皆様にとりましてはまことに残念なことと存じますが、本馬の置かれている厳しい状況をご理解いただき、なにとぞご了承賜りますようお願い申しあげます。
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【社台サラブレッドクラブより、公式HPの近況レポート等の転載につき、許可を受けています。】
突然のアナウンスにビックリ。本格的な競走馬としての育成が始まる前のリタイアです。この時期にファンド解散というパターンは初めて。これまで約30頭に出資してきましたが、今回は貴重な初体験をさせて頂きました。どうも、ありがとうございます(苦笑い)といっても笑っている場合ではありません。今年は40口を1頭にしたので、これでこの世代の40口がゼロになってしまいます。いかんいかん、残口馬の中から魅力ある馬を探さねば。良い馬が見つかるかな。キャロットの募集も始まったし、こりゃバタバタしそうです。うーん、それにしてもこの時期にこんな事態になるとは参ったなぁ。