ALGOの塾長日記~愚公移山~

-学習塾方丈記-

学習指導の由なしごとを
    徒然に綴ります。

言葉の身体化

2014年02月27日 | 中学受験 合格力随想
子どもが3、4歳のころ、よく同じ本の読み聞かせをねだることがありました。飽きずに同じ本や同じ話を何度も聞きたがるのです。大人は理解の世界に生きているので、同じ本を読むよりも別の新しい本を読んだ方が意味があるように思いがちです。しかし、同じものを繰り返すというのは、実は大人の理解の世界を超えた何かがあるのです。 その何かとは、知的な理解ではなく、感覚的な一体化です。子どもに限らず大人になってからで . . . 本文を読む

読書のもたらすもの

2014年02月24日 | 中学受験 合格力随想
実のところ、子どもたちに読書をさせる方法は簡単です。本を読めば力がついて、さらに読めるようになる、という循環を利用するだけです。だから、最初のきっかけは、まず読むことです。 その際に、その子にとって難しすぎない本で、興味がもてる本を選ぶという配慮は大事ですが、ちょっと難しいかなと思う程度のレベルの本でももちろん構いません。もし、ある本を読み始めてから、つまらなかったり難しかったりして読書が進まな . . . 本文を読む

『学童クラブ アルゴCanDo』のかたち

2014年02月20日 | 中学受験 合格力随想
4月からいよいよ『学童クラブ アルゴCanDo』の運営が始まります。ここでは、そこで行われる学童保育としての教育の形の一端をお伝えしようと思います。それは一言で表すと「褒める指導の実践」です。『アルゴ・プレジール』でもそうですが、指導の基本は褒めることだと思います。誰も褒められて悪い気はしないのですから…。しかし、「褒めるだけの指導でいいのですか?」、と保護者の方からはよく質問されま . . . 本文を読む

頭の悪くなる学習の仕方

2014年02月19日 | 中学受験 合格力随想
学習をすれば頭がよくなるというのは、普通の話ですが、学習をして頭が悪くなるような勉強の仕方もあります。しかし、なぜそういう学習の仕方をしてしまうかというと、その学習でそれなりにテストの点数がよくなるからです。目に見える形で表面に出てくるのは点数ですから、保護者の方もお子さんもつい点数を上げることを目標にしがちです。しかし、点数は学習の目的ではありません。真の目的をひとことで言えば、頭をよくすること . . . 本文を読む