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■ 小江戸はつかり温泉

<「小江戸はつかり温泉」> (川越市、8:00~翌1:00、750円(800円(土日祝)※会員各100円引、049-230-4126)
オフィシャルHP

国道254川越富士見バイパス、渋井交差点の少し北側の東京方面の道沿い。中央分離帯があるので、東京方面からだと通り過ぎた次の信号を右折し裏手の道からアプローチ(看板あり)。
平屋の建物は小振りな和風スパ銭で館内もやや手狭。オープン直後の休日夕方ということでPはほぼ満車、館内もごった返していました。それにしても「小江戸はつかり温泉」とは、ずいぶんと小粋な名前をつけたものです。
館内詳細はONKEN21さんレポ(7/11)をご覧ください。

浴場は「さらさらの湯」「ざぶ~んの湯」を男女日替わり交替制。この日(偶数日)の男湯は「さらさらの湯」でした。
内湯ゾーンに源泉ぬる湯(ぬるめ、石枠石タイル貼6人*)、源泉適温湯(適温、同8人*)、遠赤サウナ、塩サウナ、水風呂(井水かけ流し、18℃、カルキ臭)、洞窟風呂(井水濾過循環、足湯、カルキ臭、TV付)。(*は肩まで入れるキャパ、階段部分が多いので半身浴なら、それぞれ10人、15人以上)
露天ゾーンに、源泉ぬる湯(ぬるめ、石枠コンクリ造10人、屋根付)、源泉あつ湯(適温、鉄平石枠コンクリ造10人以上)、壺湯(井水濾過循環、陶製1人×4、内2は電気風呂)、寝湯(×6)。
スパ銭でコンクリ浴槽とは記憶にないですが、コスト削減かメンテのしやすさか、何らかの意図があると思います。
カラン28、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり、日曜16時で70人以上と盛況。
露天は壁面から滝を落とし、小川を配した凝ったつくり。椅子もたくさんおいてあり居ごこちがいいです。

内湯源泉ぬる湯は石の湯口からの投入+側面注入で源泉適温槽への流し出し+上面排湯。源泉適温槽は石の湯口からの投入+源泉ぬる湯からの流れ込み+側面注入で上面排湯。
露天源泉ぬる湯は石の湯口からの投入で源泉あつ湯への流し出し。源泉あつ湯は源泉ぬる湯からの流し込み+金属パイプの湯口からの投入で上面排湯。露天の湯口まわりは黒褐色に変色しています。

お湯は、薄い黄褐色透明で白とうす茶の浮遊物。重曹味混じりのしっかりとした塩味+薬品味+微苦味で薬品臭。薬品臭はぬる湯槽で弱くあつ湯槽で強いです。
HCO_3^-=446.7ながらアルカリ性がさほど高くないためかツルすべは感じられず、むしろぼてっとした湯ざわり。浴後は少しペトつきますがすぐに肌がさらさらになり爽快感がでます。
ぬる湯槽はなかなか温まらないですが、適温~あつ湯槽の温まりはさすがに強く、適度な湯づかれと発汗もあります。
お湯の鮮度感では、内湯源泉ぬる湯 > 露天源泉ぬる湯 > 露天源泉あつ湯 > 内湯源泉適温槽だったかと思います。

残念だったのは、薬品臭がやや気になったのと、湯口そばでもさほどの鮮度感が感じられなかったこと。(立ち話したひかるさんの話では、この日はコンディションがよくないとのこと、また、女湯の露天ぬる湯では少量ながらアワつきがあったようです。)

サイボク「まきばの湯」所沢「湯楽の里」大宮「清河寺温泉」大井「真名井の湯」狭山「やまとの湯」さいたま三橋温泉坂戸「ふるさとの湯」、大宮やまとの湯など、競合ひしめくなかにオープンしたわけですが、バリ循カルキのスカ浴槽がないという点では小江戸に軍配か。ただ、アブラ臭のサイボク、金気の所沢、アワつきの清河寺、黒湯の大井と、有力競合施設のお湯が明確なキャラをもっているのに対し、小江戸のお湯はややつかみ所のないイメージ。個人的にはかけ流し浴槽を絞ってでも、ぬる湯槽では鮮度を維持してほしい気もします。

Na-塩化物温泉 37.8℃、pH=7.7、421L/min(1,700m掘削揚湯)、成分総計=5770mg/kg、Na^+=2002mg/kg (88.62mval%)、Ca^2+=129.9、Fe^2+=1.2、Cl^-=3032 (91.82)、HS^-=0.02、HCO_3^-=446.7 (7.86)、陽イオン計=2201 (98.27mval)、陰イオン計=3499 (93.15mval)、メタほう酸=18.6、遊離炭酸=23.8 <H16.12.20分析> (源泉名:小江戸川越温泉)

<温泉利用掲示>(公式HPより)
野天風呂
源泉ぬる湯(かけ流し・38度に加温・加水無し・消毒あり)
源泉あつ湯(かけ流し・41度に加温・加水無し・消毒あり)
内風呂
源泉ぬる湯(かけ流し・38度に加温・加水無し・消毒あり)
源泉適温湯(かけ流し・40度に加温・加水無し・消毒あり)
水風呂(井戸水かけ流し)

〔 2006年7月16日レポ 〕

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小江戸はつかり温泉 Part-2

先日レポ(7/16)した小江戸はつかり温泉にまたも入ってきました。
今回は「ざぶ~んの湯」でした。詳細はONKEN21さんレポ(7/11)を・・・。ときおり轟音とともにひっくり返る屋根の上の大樽にはびっくり。お子様は大喜び。

平日の20時ごろで、さすがに前回よりは空いていて、お湯のコンディションも良好でした。
露天は消毒臭がでていましたが、内湯の状態はよく、別の温泉臭が感じられました。
これは、泥臭というかやや鼻につくクセのある臭いで、ヘタすると薬品臭にも似ているので誤解されやすいもの。どこかで嗅いだ覚えがあるな~と思い返すと、ちょうど水海道「きぬの湯」の温泉臭を弱くしたイメージが思い浮かびました。
ぬる湯だとあまり温まらないのに、熱湯槽だとやたら温まる感じも似ています。
(この日は思いがけない人と会って、露天のぬる湯で延々と温泉談義してたのですが、ぜんぜんのぼせなかった(笑))

前回、「小江戸のお湯はややつかみ所のないイメージ。」と書きましたが、これが本来の源泉の資質だとしたら、かなり個性的※なお湯です。消毒なしの源泉に触れてみたいです。

※近場で似ているお湯は、さいたま三橋「湯けむり横丁」だと思う。

〔 2006年7月20日レポ 〕

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