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■ さいたま三橋温泉 「野天湯元・湯快爽快「湯けむり横丁」・おおみや・」

<さいたま三橋温泉「野天湯元・湯快爽快「湯けむり横丁」・おおみや・」> (さいたま市西区、10:00~翌3:00、800円(土日祝1,000円、平日600円/2h)、048-620-1126)
オフィシャルHP

新大宮パイパス沿いに2005年3月にオープンした大型温泉スパ銭。湘南に本拠をおく湯快爽快チェーンのひとつです。ONKEN21さんのレポあり?
開設当初は平日1,100円、土日祝1,400円と強気の設定でしたが、土日祝1,200円となり、その後平日800円(土日祝1,000円)に値下げ(で、ようやくいった(笑))、さらに最近、平日600円/2hコースも導入されました。やはり、清河寺温泉のオープンが影響しているのかな。

ロードサイドといっても国道から引き込んでいるので、意外に静か。
大がかりな施設で、吹き抜けの食事処の脇には足湯(源泉かけ流しらしい、ただし薬品臭)まであります。2階には浴場と個室を回廊状に配置。スパ銭御用達のヘアーカットや手もみ処なども併設されています。

内湯ゾーンは、白湯、各種機能浴槽、サウナ×2、水風呂で温泉槽はありません。
露天ゾーンは、メインのぬる湯(岩枠鉄平石貼、20人以上、打たせ湯2付、一部屋根付、40℃弱)、あつ湯(同7.8人、43℃)、寝湯×7、壺湯(信楽焼陶製1人)×4。別に湯屋のなかに庵湯(木枠石敷7.8人、40℃)があります。露天はすべて温泉利用。
露天はけっこう凝ったつくりですが、なんとなく舞台セットじみて質感が希薄。いろいろ詰め込みすぎてややせせこましいですが、はじに縁台があってなごめるのはいいです。
カラン計32(一部セパ式)、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。平日18時で30人ほどと空いていました。

ぬる湯は、茶褐色に変色した岩の湯口からの湯滝状投入+底面&側面注入+打たせ湯からの投入で底面吸湯+排湯口への上面排湯。あつ湯は、岩の湯口からの投入で底面吸湯+排湯口への上面排湯。庵湯は、みかげ石の湯口からの投入+底面注入で底面吸湯。
複雑な湯づかいですが、HPによると、ぬる湯、あつ湯、寝湯の3槽は「源泉掛け流し(加水なし加温循環併用)」、庵湯は「源泉掛け流し(加温循環併用)」とのこと。

お湯は、ぬる湯で茶色うすにごり、他槽でかすかに茶色がかった透明。湯口まわりでは、しっかりとした塩味+金気だし味+薬品味、温泉臭は独特で、マッチを擦ったような臭い+臭素臭+薬品臭。薬剤臭で本来の湯の香が変質しているイメージ。壺湯は金気と濃度感がうすく、なぜか湯の花が浮いていました。
そこそこの濃度感はあるものの特別な湯ざわりはなく、食塩泉にしては弱い温まりながら浴後冷めません。
湯口の鮮度感はけっして悪くないのですが、薬品でお湯が変質しているような感じが強くて残念。せめて湯口からは非消毒の源泉を入れられないのかな。現況ではかけ流しの醍醐味はあまり感じられません。湯量は豊富だし、泉温も35℃近くあるので、非加熱の完全かけ流し槽をつくってほしいです。

食事処はメニュー豊富でけっこう美味。料金も下げたし、スタッフの対応もいいので、清河寺に負けずに頑張ってほしいです。

Na-塩化物泉 34.7℃、pH=7.7、402L/min掘削揚湯、成分総計=3482mg/kg、Na^+=1129g/kg (90.24mval%)、Fe^2+=1.1、Cl^-=1798 (88.94)、Br^-=7.4、HCO_3^-=370.6 (10.64)、陽イオン計=1220 (54.42mval)、陰イオン計=2183 (57.03mval)、メタほう酸=22.6 <H16.12.9分析> (源泉名:湯快爽快さいたま三橋温泉)

<温泉利用掲示>
加水なし 加温あり 濾過循環あり 塩素系薬剤使用・銀イオン殺菌あり

〔 2006年6月22日レポ 〕
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