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■ 水海道市 「きぬの湯」

<水海道市「きぬの湯」> (水海道市、10:00~24:00、1,200円(再入浴1回のみ可)、0297-20-3751)
オフィシャルHP

「天然温泉のかけ流し施設は県内初」ということで、気になっていた2004/6開業の日帰り施設。常総ニュータウンきぬの里内にあり、県道3つくば野田線に面しています。東京方面からだと、常磐道谷和原ICで降りてR294を水海道方向に1kmほど走り、「小絹」駅の少し先の「役場入口」交差点を左折して県道3に入って約1km。看板完備で判りやすいです。

料金1,200円と高いですが、近くのコンビニに割引券*ありという情報をGetし、探したところ、県道西側にあるファミリーマートで1,000円入浴券を売ってたのでこれで突入。
真新しい建物の玄関よこに源泉?が流され、岩が赤茶けています。よこに分析表の掲示もあって、”かけ流し”ということで何となくアル単を予想してたのですが、成分総計=6856mg/kgの食塩泉にびっくり。

館内はわりあいゆったりとしていて、明るく気持ちがいいです。1階に受付、レストランと浴場、2階に休憩コーナーとシンプルな施設構成。
浴室は、男女湯ほぼシンメトリな造り、内湯(黒みかげ石造8.9人)、寝湯×3(真湯)、機能浴槽(真湯)、水風呂、サウナ×2(温度違い)、塩サウナ。露天ゾーンに大露天(足湯付、岩組鉄平石貼25人以上)、檜風呂(東屋付、3人)、壺湯(陶製1人×2)、流水浴槽と多彩。うち、温泉槽は、内湯(かけ流し)、大露天、檜風呂(かけ流し)、壺風呂(かけ流し)。
全体に明るく、とくに露天はゆったりとしていていい感じです。カラン35、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜14時で10~30人とまあまあの入り。

かけ流し浴槽群は、湯口からの投入で、槽内注排湯は確認できず相当量のオーバーフロー。大露天は、槽内注吸湯あり、オーバーフローなしの循環仕様。

かけ流し浴槽のお湯は、緑茶色、透明度35cmのにごり湯で、しっかりとした塩味+微薬味。泥臭+ボンド臭+海苔臭?の個性的な温泉臭があり、これは好き嫌いのわかれる香りかと・・・。「やっぱり温泉は臭いが違うなぁ」というお客の声を何回もきいたほど特徴の際だったもので、異臭ファン (^^; は必浴か。微ツルすべがあって、食塩泉らしい重さとほてり感のあるお湯です。
鮮度感のつかみにくいタイプのお湯なので、鮮度感については何ともいえませんが、なまった感じはありません。総硫黄=0.8mg/kgながらイオウ臭は感じられず。
大露天は、黄色がかった透明で浴感弱く、これは希釈湯でしょう。
井水使用の水風呂は、微黄色透明無味無臭でやわらかな浴感のすぐれもの。ほてった身体を冷ますのに最適。

多くの浴槽に「37℃の源泉かけ流しにつきぬるくなっています」との旨の掲示がありますが、だいたい39~41℃くらいだったので加熱をかけているのかな?(受付では”非加熱かけ流し”とのこと)ほてる泉質なので、37℃くらいの源泉槽があるといい具合なのですが・・・。

かなり個性的で好き嫌いのわかれるお湯かと思いますが、常総エリアで充実した浴感を味わえるなかなか良質な施設だと思います。
1,200円は温泉稀少エリアでコストのかかるかけ流しなのでやむなしか? 1,000円入浴券か回数券(@1,000円)使用なら、それほど抵抗のないレベルかな?

Na-塩化物温泉 36.6℃、pH=7.6、229L/min(981m掘削揚湯)、成分総計=6856mg/kg、Na^+=2131mg/kg (82.84mval%)、Ca^2+=308.1 (13.74)、Fe^2+=1.7、Cl^-=3687 (92.85)、Br^-=15.1、I^-=3.3、HS^-=0.6、HCO_3^-=471.7 (6.90)、陽イオン計=2513 (111.9mval)、陰イオン計=4179 (112.0mval)、メタけい酸=43.2、メタほう酸=72.1、硫化水素=0.2 <分析年月日不明>

〔 2004年6月27日レポ 〕

*) なお、現在、割引券は廃止となっているようです。
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