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■ 坂戸 「ふるさとの湯」

<坂戸「ふるさとの湯」> (坂戸市、9:00~23:30(土日祝8:00~)、600円(土日祝:700円)、049-281-4219)

2004/4/29にオープンした民営日帰り施設。長らく温泉スタンドを無料開放していたので、ご存知の方も多いのでは?
坂戸市内から毛呂山方面に向かう県道39川越坂戸毛呂山線が高麗川を渡る、高麗川大橋の坂戸側の橋の手前にあります。
公営の大規模センター系に匹敵する立派な施設にびっくり。
以前、温泉スタンドと仮設浴場(一般非開放)があったところは駐車場になっています。

館内は今はやりの和風づくりではなくフローリング貼のあたたかい感じのもので、なんとなく前橋「ゆ~ゆ」に似た雰囲気。全体にゆったりとつくられていてとても快適です。

2階にある浴場は、内湯ゾーンにかけ湯、内湯大浴槽「高麗湯」(赤みかげ石枠タイル貼12人位)、ジャグジー槽(同3.4人)、ストロングバス&ジェット付寝湯計8、高温サウナ、ソルトサウナ。露天ゾーンに大露天(石組石敷15人以上)、小露天(赤みかげ石枠タイル貼7.8人)、壺風呂(陶製1人)×3、冷水風呂、檜貼りのゴロ寝ゾーンと多彩。
冷水風呂とかけ湯?以外は全槽温泉使用かと思います。
屋根のまったくない露天は開放的。立ち上がると高麗川の流れと比企丘陵が望め、明るくゆったりとした露天は風通しもよく気分がいいです。
カランなんと46、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。連休16時で50人はいましたが、充分なキャパがあるのでゆったりと過ごせました。

「高麗湯」は、赤みかげ石の湯口からの投入+側面注入で底面吸湯。
大露天は、岩の湯口がありますが投入しておらず底面注入に底面吸湯。
小露天は、底面注入で(たぶん)底面吸湯。
壺風呂は、竹筒風樹脂製パイプから投入で底面吸湯、ここだけはオーバーフローあり。
ストロングバス&ジェット付寝湯は白く泡立っており、「温泉成分によるもの」という貼り紙がありました。

うす緑茶色透明のお湯は、湯口(壺風呂・「高麗湯」)では弱いながらお香系モール?臭+アンモニア臭としっかりとした塩味。温泉スタンドではアブラ臭があったような記憶がありますが、今回は感じられませんでした。湯面では、ごく薄いタール臭のような薬品系の臭いがあるものの、さほど気になりません。
はっきりとしたヌルすべのある入り心地のいいお湯には、食塩泉らしいしっかりとしたあたたまり感とほてり感があり、浴後は爽快感が出てお肌すべすべとなります。

とくに壺風呂のお湯が良く、ここでは湯面でも温泉臭が香りました。もしかして源泉投入で、底面吸湯したお湯は他の浴槽に回している源泉かけ流しでは?(人気でなかなか入れませんが・・・)

施設もお湯も快適度の高い、いい施設だと思います。自宅からもさほど遠くはないので、ここは通いの湯になりそうです。

Na-塩化物温泉 31.3℃、pH=8.3、150L/min(掘削揚湯)、成分総計=3.935g/kg、Na^+=1410mg/kg (95.43mval%)、Fe^2+=0.3、Cl^-=2229 (96.57)、HCO_3^-=100.7 (2.53)、CO_3^2-=15.6、陽イオン計=1485 (64.27mval)、陰イオン計=2346 (65.1mval)、メタほう酸=71.1 <H14.3.20分析>

*その後、何度か行っていますが、上のレポのときの壺風呂がいちばん状態がよかったように思います。

〔 2004年5月5日レポ 〕
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