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■ 青梅鮎美の湯 「かんぽの宿 青梅」

 

<青梅鮎美の湯「かんぽの宿 青梅」> (青梅市、昼11:00~16:00/夜18:00~21:00、昼:1,000円/夜:500円、0428-23-1171)
オフィシャルHP

青梅にあるかんぽの宿で、平成16年3月18日から自家源泉「青梅鮎美の湯」を導入、日帰り入浴も積極的に受け入れています。
料金1,000はきびしいので、500円の夜間料金になる18時に突入してみました。


【写真 上(左)】 外観
【写真 下(左)】 のぼり 

浴場は7階。大浴室と小浴室がありますが小浴室は真湯です。
オフシーズンなのでガラガラかと思いきや、意外に宿泊客がいて、さらに夜間料金を狙った日帰り客も繰り出してくるので意外に盛況。浴室内は常時10人以上もいたでしょうか。
高台立地の7階なので展望はすこぶるいいですが、天井はひくくややこもり気味なのは残念。
あと、大規模公共宿泊施設なのにサウナはおろか、露天もないのはちと寂しい気がします。
カラン11、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。


【写真 上(左)】 ロビー
【写真 下(左)】 浴槽 

浴槽はメイン浴槽(黒みかげ石枠タイル敷12人以上)とジェット浴槽(同6-7人)のふたつ。
メイン浴槽は側面注入で槽内吸湯のオーバーフローなし。
ジェット浴槽で、強力ジェットが絶好調に荒れ狂っているのには閉口。

ジェット浴槽は、石の湯口からかんぽの宿お得意の間欠投入。数分間にいちど数十秒の投入で、最初は冷たく(非加温源泉と思われる)最後は熱湯になって止まります。
お湯は、メイン浴槽とジェット浴槽でちがいます。
メイン浴槽は無色透明でカルキ臭。お湯の感じからして、真湯か大量希釈では?。

ジェット浴槽はほぼ適温、うすく茶色がかった透明で浮遊物なし。湯口(冷たいとき)では、強いヌルすべ湯でときおり感じられる特有の甘味があります。湯口で泥臭、湯面で泥臭+弱いカルキ臭、かなり明瞭なヌルすべと強めの温まりがあります。濃度感はさして感じられませんが、源泉スペックからみてもこの程度で、おそらく加水はほとんどないと思います。
泉質は河辺の「梅の湯」に似ていて、硫黄成分はむしろこちらのほうが多いですが、イオウ気は感じられませんでした。

正直ほとんど期待せずに行きましたが、予想以上に温泉らしい浴感は感じられました。
ただ、これで1,000円はやはり高い。近くに「梅の湯」ができたこともあり、昼間の集客は相当きびしいのでは?

「梅の湯」がかなり混雑しているので、昼間料金の値下げとともに、うっとうしいジェット稼働と間欠投入が改善されれば、集客力はかなりアップするのでは?。

アルカリ性単純温泉(Na-HCO3・(CO3)型) 26.5℃、pH=9.5、43.6L/min、成分総計=513.5mg/kg、Na^+=143.2mg/kg (80.25mval%)、Al^3+=7.1、Fe^2+=4.0、F^-=14.9、Cl^-=6.0 (7.24)、HS^-=0.2、SO_4^2-=9.2、HCO_3^-=171.5 (37.19)、CO_3^2-=72.0 (31.68)、BO_2^-=50.4、陽イオン計=165.3 (7.76mval)、陰イオン計=325.1 (7.57mval)、硫化水素=0.00 <H14.8.9分析> (源泉名:青梅鮎美の湯)

<温泉利用掲示> 加水:なし(湯はり時のみ) 加温:あり 循環ろ過装置使用:あり、塩素系薬剤使用:あり

〔 2008年2月3日レポ 〕
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■ 宝川温泉 「汪泉閣」 〔 Pick Up温泉 〕

 

<宝川温泉「汪泉閣」>(群馬県みなかみ町(旧 水上町)、9:00~17:00、1,500円(16:00~ 1,000円)、0278-75-2611)
オフィシャルHP

※掲載写真中、「Official HP」とあるものは、オフィシャルHPのレンタル画像からお借りしているものです。

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マスコミにもしばしば登場する超有名な秘湯 (^^; 。
ここは4回目ですが、未レポだったのでレポします。みしゅらんあり。温泉親子さん、イッサキさん、めがねさんのレポあり。
雪降りだし、たいして混んでないだろ~な、と甘い期待を抱きつつ突入。が、とんでもない。駐車場は車であふれ誘導員が出ています。


【写真 上(左)】 エントランス
【写真 下(右)】 宿泊棟

利根川支流宝川沿いに、メインの汪泉閣、別館文山、日帰り施設の宝川山荘が点在する巨大な一軒宿です。宝川山荘の入口で料金を払い入浴券を受け取って、露天へとつづく廊下を抜けていきます。この廊下が摩訶不思議な雰囲気で、古民具や農具、仏像などがところせましと並べられています。
途中に入浴券のチェックポイントがあってくじを引きます。景品はなぜかサランラップや歯ブラシ、洗濯バサミなど生活感あふれるれるもの(~~;)


【写真 上(左)】 露天へとつづく廊下
【写真 下(右)】 ツキノワグマ

そこを抜けて庭に出ると今度は檻のなかに4頭のツキノワグマとウサギ。昔は人と一緒に入浴する熊が名物だったそうです。その先の休憩所を抜けるとようやく露天ゾーン。


【写真 上(左)】 宝川の渓流沿いにある露天
【写真 下(右)】 露天入口(休憩所)の門

宝川の渓流沿いに摩訶の湯(100畳、東屋付)、般若の湯(50畳、浅くてぬるめ)、摩耶の湯(100畳)、橋を渡って対岸に子宝の湯(200畳、冬場は湯屋の下を木枠で囲い湯温保持、木枠内は適温、外はゲキぬる)とあって、女性専用の摩耶の湯以外は混浴。
どれも岩枠石敷のつくりで野趣あふれるもの。渓流を前景に瓦葺きの重厚な湯屋を背負う露天群は、どこから眺めても絵になります。
子宝の湯へはハダカ移動可ですが、冬場は凍った橋を渡るのでえらく寒くて気合いがいります。


【写真 上(左)】 内湯男湯
【写真 下(右)】 内湯女湯 

さらに宝川山荘内に男女別の内湯もありますが入りませんでした。(石造8.9人でオーバーフローあり、たぶんかけ流し)

摩訶の湯は丸太、般若と子宝は赤茶に変色した岩の湯口から熱湯を大量投入。浴槽が広すぎて注排湯はチェックできませんでしたが、たぶん源泉かけ流しかと思います。(2003/2/9めがねさんレポに詳細の観察あり)


【写真 上(左)】 摩訶の湯
【写真 下(右)】 摩訶の湯の湯口 

かすかに濁ったお湯には茶色の浮遊物多数。湯口では焦げ味+微石膏味に焦げ臭+微石膏臭(+僅微イオウ臭?)。
とろみと弱いキシキシ感があって、ごくわずかにアワつきがあったような気もします。
一見淡泊そうなお湯ですが、長湯するとけっこうどしりときます。
浴後は肌に張りが出る感じでお肌がさらさらすべすべになります。
ただ、お湯は良質ながら無色透明でかなり渋いものなので、「これって温泉?」モードの客がけっこういるかも ^^;;;)


【写真 上(左)】 小宝の湯-1
【写真 下(右)】 小宝の湯-2  

カラン他アメニティ類は一切ありませんが、脱衣所は床暖房で快適。
土曜14時で混浴露天ゾーンだけで40~50人は入っていたかと思いますが、ほとんどが若いカップル(女性は100%バスタオル巻入浴)か男性のグループ。
以前とくらべると客層が様変わりしています。15時を過ぎて浴衣姿の泊まり客が大勢やってきましたがこれも似たような客層。(じゃらんの露天風呂ランキングで1位になったせいか・・・?)
缶ビールの持ち込み者多数、タバコの吸い殻散乱の荒れ気味の状況はかなり幻滅。


【写真 上(左)】 摩訶の湯上の湯滝
【写真 下(右)】 休憩所裏手の掛樋&つくばい  

源泉は4本あって総湯量は実に1,800L/minに達するそう。
湯口のお湯はどこも似たような感じでしたが、休憩所裏手の掛樋&つくばいにぬるめのお湯が流され湯の花で真っ白になっています。はっきりとしたたまご味と甘いイオウ臭があったのでこれは浴槽とは別の源泉では・・・?

野趣あふれる素晴らしい露天ですが、日帰り1,500円はかなり強気。
道路公団(現 NEXCO)が毎年配布している「関越道スノーキャンペーン in 水上」(12/31~3/31)で1,000円になるので、いつもこの時季に行くことになります。
早春の奥利根は静謐な雰囲気あふれるとてもいいところです。
(ただし、冬用タイヤ or チェーン必携)

分析表はHPと内湯脱衣所に掲示がありました。

<HPより>
弱アルカリ性単純(温)泉 源泉4本 総湯量 1800L/min 70℃~43℃
<内湯脱衣所掲示=源泉第5号> 弱食塩泉 73℃、pH不明、湧出量測定不可、総計=876.33mg/kg、Na^+=17.5mg/kg* (57.56mval%)、K^+=12.5* (23.66)、Ca^2+=46.0 (17.36)、Fe^2+=1.53、Cl^-=305.0 (65.07)、SO_4^2-=200.0 (31.50)、メタけい酸=107.00 <分析年月日不明>

*)Na^+とK^+の数値はmval値から逆算すると175と125で桁違いだと思います。また、泉質は単純温泉(Na・(K)-Cl・SO4型)では?
*「現在のお湯はすべて、昭和の時代にボーリングされたもの」とのこと。

〔 2004年3月11日レポ 〕
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■ 報恩温泉「ホテル報恩」 〔 Pick Up温泉 〕



<報恩温泉「ホテル報恩」>(那須町、11:00~21:00、600円、0287-78-3554)
オフィシャルHP

那須高久エリアのナゾのお湯のひとつで、「ホテル報恩」の浴室を日帰り開放するもの。
この日は柳沢鉱泉側からいったのでHPで案内しているサファリパーク経由のルートは詳細不明。柳沢からだとハイランドパーク方向に道なりに走り5分もかかりません。
那須湯本ほうからだと、ハイランドパーク正面ゲートを右に折れ、道なりにいくとたぶん到達できるかと。いずれにしても奥まったところにあるのでわかりにくいです。
すぐ横にハイランドパークのジェットコースターがあります。

オレンジ色のケバめの外観、日帰り入口はホテルとは別で、入口脇には温泉のモニュメントがあります。湯量豊富らしく、なんと全客室に温泉露天があるようです。
日帰り側の館内は無機質で色気はないですが、ホテルゾーンをのぞいてみたら、暖色系照明で雰囲気があったのでけっこういいかも?。無人のときは休憩所脇のカウンターのうえに料金を置いて入ります。


【写真 上(左)】 内湯
【写真 下(右)】 水風呂

廊下の奥に男女別の浴場。扉をあけるとびっくり、赤茶の析出でこてこてにコーティングされた浴槽(石造5.6人)が鎮座していました。木(だったか?)の湯口からの投入で上面切り欠きからの排湯。
槽内注排湯は見あたりませんでした。
カラン5、シャワー・シャンプーあり、ドライヤーなし。土曜16時で3~5人。

露天に出るとそこかしこに送湯パイプが引き回され、床は赤茶に色づいて仮設浴場のよう。温泉マニアには受けるかも・・・(笑)。
手前に水風呂(空だった)、左手に回り込んだ囲いのなかに露天(岩組鉄平石敷4.5人、屋根付き)。妙に入り組んだつくりで、パンフには「迷路型露天風呂」(笑)とあります。


【写真 上(左)】 露天
【写真 下(右)】 露天の湯口

露天に湯口はなく、底面からのジャグジー状大量注入+熱湯側面注入で、端の上面排湯口からの流し出し。
内湯・露天とも湯づかい不明ですが、HPには「源泉かけ流しの露天風呂」とあります。

お湯は個性のきわだったものです。
緑がかった赤茶色、透明度数cmの濃厚なにごり湯で露天のほうが赤味が強いです。
浴槽の底にはすさまじく赤茶の析出物がたまっています。
味の素系のうま味に微炭酸味。くらぶち相間川温泉を彷彿とさせる鉱物系アブラ臭があったのにはおどろき。
きしきしまったりとした重厚な湯ざわりで、赤茶の湯色ともあいまって好き嫌いのわかれるお湯でしょう。(私は好き ^^; )
それにしてもイオン計1.5g/kgもいってないのに、この個性はいったい何事?
赤茶ギトギトは、鉄分というよりは炭酸カルシウムが主犯のように思えました。


【写真 下(右)】 完璧なにごり湯です
【写真 下(右)】 沈殿物

帰りしなにオーナーと話をしました。
掘削規制(距離制限)の関係で、1kmほど離れたところにしか掘れず約1,100mで湧出。で、1kmほど引湯しているがパイプは意外と詰まらない。
むしろ浴槽に入れ空気に触れてからがたいへんで、たちまち析出を生じるので数日ごとに圧力をかけてクリーニングしている。
お湯はいいのだが、手間がかかると笑っておられました。

しかし、那須でプチ相間川臭に出会えるとはびっくり。ホントに那須はなんでもありですな(笑)。高久エリアを代表するクセもの湯として、温泉マニアにはおすすめします。

Na-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩温泉 33.7~40℃、弱アルカリ性、湧出量不明、イオン計=1374mg/kg、Na^+=442.2mg/kg (94.40mval%)、Ca^2+=15.7、Fe^2+=2.4、F^-=14.5、Cl^-=345.2 (47.35)、HS^-=1.0、SO_4^2-=206.5 (20.91)、HCO_3^-=324.8 (25.89)、陽イオン計=469.9 (20.38mval)、陰イオン計=904.1 (20.56mval)、メタけい酸=76.7、メタほう酸=34.0 <H12.5.30分析> (源泉名:報恩温泉)

〔 2006年8月22日レポ 〕
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■ 富岡天然温泉 「湯楽とみおか」(たまごの湯) 〔 Pick Up温泉 〕



先日、閉館したとの情報があり、記録の意味でUPしておきます。

<富岡天然温泉「湯楽とみおか」(たまごの湯)>(群馬県富岡市、10:00~22:00、800円/4h、0274-64-1926)

以前にレポ済みですが、昼間にじっくり入ったので再レポです。
富岡市街から北東へ5㎞ほど、富岡CCのそばにある民営の温泉施設で宿泊もできます。
すぐそばには同一経営らしい「犬の総合スポーツ温泉”ドッグ・スパとみおか”」ができていました。
受付でバスタオル、手拭い、浴衣、歯ブラシ、ひげそりを渡されます。(料金内)
アメニティ類なしで500円位のコースがあると利用しやすいのですが・・・。
館内は以前より小綺麗になった感じがしましたが気のせいかも?。


【写真 上(左)】 エントランス
【写真 下(右)】 内湯

前回は右の浴室でしたが今回は左でした。(男女交替制になったらしい)
窓の広い明るい浴室にはラドン湯、ジャグジー、バイブラ、薬湯、サウナ、水風呂などがありますがすべて真湯。温泉は露天のみ。薬湯はあいかわらず強烈でした。
カラン17、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜12時で20~30人とけっこう盛況。


【写真 上(左)】 露天1
【写真 下(右)】 露天の湯口

高台にあって眺めのいい露天は岩枠石敷10人位。岩の湯口からの大量投入ですが、右の浴場にあった塩ビパイプドコドコ投入はありませんでした。
浴槽端からの湯面排湯があり、他にも何系統かパイプラインがあるので湯づかい不明ですが、鮮度感からみてかけ流しではないような気がします。
浴槽まわりは炭酸カルシウムの析出が出てけっこういい感じ。
浴槽の中に保温用のヒーターが置かれていますが、触ると熱くて邪魔です。


【写真 上(左)】 露天2
【写真 下(右)】 「たまごの湯」の由来

お湯は、薄い黄褐色で茶色の浮遊物とかすかな濁りがありますが、前回の方が濁りが強く前回あった黒い湯の花もありませんでした。
イオウ臭を再確認したかったのですが残念ながら感じられず。弱塩味弱重曹味。
古来よりこの地には「たまごの湯」が湧き出ていて、小野小町が故郷の出羽の国に帰る途中病に罹り、この地で療養した折に浸かったという由来書きがありました。
由来は措くとしても、たしかに「たまごの湯」らしい明瞭なヌルすべ感が楽しめます。
かなり浴感の強いお湯でとても温まりずっしりときます。

湧出量=116L/minですが、温泉使用を露天に絞っているのは英断かと思います。
料金はやや高めですが、力のあるお湯をじっくりと楽しめるなかなかの施設です。
但し、健康ランド的雰囲気の施設なのでさほど風情はありません。

Na-塩化物泉 17.2℃、116L/min(動力揚湯)、pH=8.1、成分総計=7.91g/kg、Na^+=2913mg/kg (97.32mval%)、F^-=5.0、Cl^-=3999 (88.17)、HCO_3^-=860 (11.02)、CO_3^2-=8.2、 HS^-=0.9、陽イオン計=2971 (130mval)、陰イオン計=4896 (128mval)、メタけい酸=45.3、硫化水素=0.1 <H.9.5.13分析>

〔 2004年2月13日レポ 〕


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<富岡天然温泉「湯楽とみおか」(たまごの湯)>(群馬県富岡市、10:00~22:00、800円/4h、0274-64-1926)

富岡CCの1㎞ほど北の丘の上。わかりにくいですが看板がたくさん出ています。
建物は、スーパー銭湯と日帰り温泉の中間的なもの。館内はどこか雑然としていてあまり好きな雰囲気ではないです。宿泊もでき、昨日は満室でした。
受付で、バスタオル、手拭い、浴衣、歯ブラシ、ひげそりを渡されます。(料金内)

浴室は、ラドン湯、ジャグジー、バイブラ、寝湯、薬湯、サウナ、水風呂、カラン17など。内湯に温泉槽はなく、温泉は露天のみ。
最初は正直、ハズしたか?と思いました。
ところが、この露天(たまごの湯)がなかなかあなどれないものです。
10人位の岩造り。湯滝のほか、横から塩ビパイプでドコドコとお湯が投入されており、仮設的雰囲気が渋い!。排湯はパイプと小さな湯溜め槽から。
たぶん循環ですがカルキ臭はまったくないです。高台で開放感もあって、スペースもゆったり。

お湯は、色不明(暗かったので)、笹濁り(透明度70㎝)、黒い湯の花が少々。
かすかなイオウ臭、塩味。アルカリ泉系のヌルすべ感がすごいです。食塩泉系の温まり感も強く、ヌルすべ感+イオウ臭+温まり感の3点セットで、とても好きな浴感です。

土曜17時で男湯30人以上。でも露天はわりと空いてました。(ほてるので回転が速い)
雰囲気は? 内湯温泉槽がないのと料金800円がネックですが、お湯は一級品かと。今度は昼間に攻めたいです。
PS.薬湯は強烈なのでご注意。ピリピリきます。

※ 分析書データは上記に同じ

〔 2002年1月20日レポ 〕
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■ 市原温泉 「市原温泉 湯楽の里」

 

<市原温泉「市原温泉 湯楽の里」> (市原市、9:00~翌1:00、750円(土日祝800円)会員割引あり、0436-40-4126)
オフィシャルHP

以前からあったスパ銭が昨年2007年12月8日に温泉を導入したもの。
チェーン店らしい典型的和風スパ銭は、日曜夜にいったので広いPがほぼ満車の大盛況。
内湯ゾーンに温泉槽はなく、カルキの強い真湯の機能浴槽群にサウナ、水風呂。水風呂は20℃くらいでカルキもあまり感じない入りごこちのいいもの。
カラン28、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり、日曜19時で常時80人程度と修羅場的大混雑。ファミリー層メインでマナーをわきまえないお客が目立ちます。

庭園造りの露天ゾーンに時計まわりに、ミストサウナ、寝ころび湯、寝湯、滝風呂、壺風呂×3(陶製1人)。中央右に上の湯(鉄平石造6-7人)ととなりあって左に下の湯(同7-8人)。うち、壺風呂、上の湯、下の湯の3槽が温泉使用です。

壺風呂は、木樋の湯口から投入+底面注入でオーバーフロー。みな大好きな壺風呂にいちもくさんに駆けよってくるものの、かなりの熱湯なのですぐに出ていってしまいます。(で、空いてる(笑))
紅茶色透明ですが色味が重なって透明度70cmくらい。アンモニア臭が卓越したお湯のイメージは競合店「江戸遊」に似ているものの、かなり消毒臭が強いです。

循環の下の湯は、上の湯からの流し込み+たぶん槽内注入で側溝への上面排湯。
赤味がかった褐色、透明度70cmくらいのにごり湯でほぼ適温。味不明、うがい薬臭+薬品臭。浴感はあるもののなんとなくまた~りとした勢いのないお湯。

さて、本題のかけ流しの上の湯です。
石の湯口からゲキ熱湯を投入で槽内注排湯はみあたらず、下の湯への流し出しはお湯の感じからしてもかけ流しでしょう。
かなり熱めのお湯は緑がかった茶褐色透明度20cmのにごり湯で強鹹味+弱金気だし味+微苦味。金気貝汁臭+粘土系アブラ臭+メタンガス臭+ヨウ素?臭+臭素?臭が入り混じった、化石海水系の王道的味臭。
スペック的には重曹分をかなり含んでいますが、土類成分がこれを抑えこみ、キシキシぺっとりとした湯ざわり。
濃度感、温まり感ともに強く、浴槽フチにトド続出。ただでさえ広くない浴槽は大人気で、しかもフチにトドが群がっているので、こやつらをかきわけていかないと浴槽にたどりつけません(^^;;;

すさまじく力感のあるお湯のイメージは「法典の湯」や三郷の「めぐみの湯」に似ていますが、さらにクセモノのような感じもします。

正直、あまり期待しないでいったのですが、強烈な化石海水温泉にびっくり。
混んでいなければ、温泉好きでもかなり満足できるお湯かと思います。
場所は京葉道路「蘇我IC」のそばなので、房総レジャーの帰りに立ち寄るのもいいかも。

Na-塩化物強塩温泉 29.0℃、pH=7.6、318L/min(1,498m掘削揚湯)、成分総計=21400mg/kg、Na^+=7236mg/kg (90.67mval%)、K^+=252.2、Mg^2+=214.2、Ca^2+=161.8、Fe^2+=3.4、Cl^-=12340 (95.35)、Br^-=110.7、I^-=47.8、HCO_3^-=926.6、陽イオン計=7872 (347.1mval)、陰イオン計=13430 (365.1mval)、メタけい酸=67.2、メタほう酸=8.9 <H19.5.17分析> (源泉名:湯楽の里 市原温泉)

<温泉利用掲示> 加水:なし 加温:あり 循環:上の湯/なし、下の湯/あり 塩素薬剤:使用あり

〔 2008年1月21日レポ 〕
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