たこさんの秋吉台日記

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9月15日 カゴノキ

2007年09月15日 | Weblog

カゴノキ〈鹿子の木/別名コガノキ・カゴガシ〉(クスノキ科 ハマビワ属 )
                                   
花期は9~10月。
樹皮がまだらにはがれ落ちて鹿の子模様になることによる。
暖地の山地に生える高さ20mほどになる常緑高木。雌雄別株。
葉は互生。枝の上部に集まってつく。
葉身は長さ5~9cmの倒被針形または倒卵状長楕円形。ふちは全縁。
薄い革質で、表面は光沢がある。
葉腋に淡黄色の小さな花が集まってつく。花序は無柄で総苞片が4個ある。
果実は液果。直径7mmほどの倒卵状球形で、翌年の秋に赤く熟す


【カゴノキの雌株では、赤い果実と黄色い花が同時に見られます】

07年9月14日 撮影
赤い果実がついた枝には花は少ないのです。

【果実は直径7mmほど】


07年9月14日 撮影
「果実は夏に熟し、光沢があってなかなか美しい」

【果実のついていない枝に花は多いです】

07年9月14日 撮影
「雌花は葯がないので雄花に比べてとても貧弱に見える」

【上の画像を拡大しました ― 雌花序】

07年9月14日 撮影
「球形で、4個の総苞片に包まれている。1個の花序に3~4個の花がつく。
雌花には雌しべ1個と葯が退化した仮雄しべ9個がある」
高い遠いところなので、300mm望遠レンズで撮ってもこの程度。
下の方で咲いている雌花を見つけて撮り直します。


【樹皮 ― 「鹿子の木」の名はここから

07年9月14日 撮影
「初め灰黒色で平滑。のちにまだらにはげ落ちる」

【ジクソーパズルの木!】

07年9月14日 撮影
テレビ番組作成で、児童に、はがれ落ちた樹皮のはめ込みをさせてみたら、
上手に次々と探し当て、ピッタリはめ込んでいき、とても楽しんでいました。

【雄株】

07年9月14日 撮影
【雄花序 ― 長い雄しべが目立ちます】

07年9月14日 撮影
「雄しべは9個、花被片から長く突き出る」

※ 日記に書いている花期は、私が秋吉台で調べてきたものです。


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