たこさんの秋吉台日記

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4月4日 トゲミノキツネノボタン

2007年04月04日 | Weblog

トゲミノキツネノボタン〈刺実の狐の牡丹〉(キンポウゲ科 キンポウゲ属)
                   
                花期は3~6月。
ヨーロッパ~西アジア原産の帰化植物。
田のあぜや道ばたなどに生える高さ15~50cmの1年草あるいは2年草。
茎は束生して斜上し、ほとんど無毛。根生葉の葉身は広卵形、3浅裂~中裂し、
裂片は広卵形で鋸歯縁となり、両面とも無毛、葉柄は長さ5~25cm、無毛。
茎葉も根生葉と同型だが、上部のものほど小型となり、葉柄も短くなる。
花は黄色で直径1~1.5cm、茎の上部の葉腋に単生する。
花弁は倒卵形、長さ約7mm。
痩果は15~25個が集合果をなし、楕円形で扁平、長さ約5mm、
表面に刺状突起がある。

トゲミノキツネノボタンは、
ウマノアシガタ・キツネノボタン・ケキツネノボタンと区別するには
葉の形が分かっていれば十分だったので、観察したことはなかったのです。
ヒキノカサやタガラシを探すには、キンポウゲ属を熟知する必要に迫られ、
トゲミノキツネノボタンと思って見過ごしてきたのを、今回丁寧に見て歩きました。

その中に、茎や葉に長毛が生えているものが見つかり、
それは、同じ帰化植物のイボミキンポウゲと分かりました。

イボミキンポウゲを書く前に、先ずトゲミノキツネノボタンをまとめることにします。

    

【草丈が短く群生している場合が多いですが】

07年4月2日 撮影
【高さ30cmくらいになって、立っているのも見られます】


07年4月2日 撮影
【花は】


07年4月3日 撮影
「黄色で直径1~1.5cm、花弁は倒卵形、長さ約7mm」

【茎葉】

07年4月2日 撮影
「広卵形、3浅裂~中裂し、裂片は広卵形で鋸歯縁となり、両面とも無毛」

【ところが、葉裏に細い毛があるものも】


07年4月2日 撮影
葉裏に毛が散生しているものは、草丈の高低に関係なく、かなりの数ありました。

【① この葉裏も、わずかですが毛が見えます】


07年4月3日 撮影
【①の手前の痩果にピントを合わせました】


07年4月3日 撮影
「痩果は15~25個が集合果をなし、楕円形で扁平、表面に刺状突起がある」
3月12日に開花確認した場所の株には、もう若い果実がついていました。
この実は、「刺実」ですから、トゲミノキツネノボタンですが、
イボミキンポウゲとの雑種になっているのでしょうか?
 


※ 日記に書いている花期は、私が秋吉台で調べてきたものです。


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