たこさんの秋吉台日記

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7月1日 シロバナニガナ・タカサゴソウ

2007年07月01日 | Weblog

シロバナニガナ〈白花苦菜〉(キク科 ニガナ属) 花期は5~6月。
山野の草原に生える高さ40~70cmの多年草。ニガナの変種。
舌状花は白色で、8~11個ある。(ニガナの舌状花は5~7個)
舌状花が黄色のものをハナニガナ(オオバナニガナ)という。

友人が県内の山で見たシロバナニガナを掲示板で「この花は?」と見せてくれ
たのは6月9日のことでした。秋吉台にあるかもしれないと考えて間もなくの夕方、
しぼんだタカサゴソウと思ったら、花びらの裏が白かったのです。
それからたびたび見に行っても、開いた花に出会えませんでしたが、今日、別
の草原の遊歩道上で、舌状花の裏が白色で、数が11個の花を見つけました。

【秋吉台では確認されていなかったシロバナニガナです】

07年7月1日 撮影
【上の頭花は】


07年7月1日 撮影
「舌状花は白色で、8~11個ある」

【頭花を下から撮りました】


07年7月1日 撮影
【茎の下方の葉を】


07年7月1日 撮影
遊歩道わきに点々と咲いている白い花を一つ一つ点検したところ、画像の株
以外にも、シロバナニガナと言える花がついているのがいくつかありました。
頭の隅にあった「秋吉台にあるかもしれない」が、ちょうど出てきてくれて、
うまくシロバナニガナに引き合わせてくれました。


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タカサゴソウ〈高砂草〉(キク科 ニガナ属) 花期は4~6月。
白花を白髪に見立てて、能の「高砂」に出てくる老爺と老婆を連想してこの名があるといわれる。日当たりのよい乾いた草原に生える高さ20~50cmの多年草。
根生葉は長さ8~15cmの被針形、茎葉は互生し、基部は茎を抱く。
上部の枝先に直径約2cmの頭花をつける。舌状花は帯紫白色、23~27個ある。

秋吉台に多いタカサゴソウは、4月25日に開花確認し、遊歩道やカルストロード
のわきでたくさん咲きましたが、今年はそろそろ咲き終わりに近づいています。

【今日、遊歩道わきで】


07年7月1日 撮影
【上の画像を拡大しました】


07年7月1日 撮影
「舌状花は帯紫白色」

【上の頭花を上方から撮りました】


07年7月1日 撮影
「舌状花は23~27個ある」

【こんな頭花も!】


07年7月1日 撮影
舌状花は帯紫白色で、9個です。雑種でしょうか?

【花盛りのころのタカサゴソウ】


07年5月10日 撮影
【過去のタカサゴソウの画像を点検したら】


06年6月16日 撮影
この頭花は、舌状花が純白です。

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無いと決めつけないで頭を柔軟にすると、まだ新しく花を見つけられるかも。


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