たこさんの秋吉台日記

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3月2日 マルバベニシダ

2008年03月02日 | Weblog

マルバベニシダ(オシダ科 オシダ属) 常緑性。
葉柄は20~40cm、鱗片を密生する。鱗片は赤褐色~褐色、線状被針形、全縁、
基部のものは長さ1cmばかり、上部のものほど短く、細くまた落ちやすい。
葉身は長楕円状卵形~三角状卵形、長さ25~50cm、2回羽状複生、
かたい紙質、中軸には細い鱗片が残る。
羽片は被針形、細長く鋭尖頭、羽軸には小さい袋状の鱗片がつく。
切れ込みが浅い葉では、小羽片は長楕円形、先端は円形または円い切形、
辺縁には少数の小さい鋸歯があり、上部の小羽片は羽軸に合着する。
切れ込みの深い葉では、小羽片は鈍頭~鋭頭、基部はしばしば両側が耳状に突出し、無柄または下部の小羽片には短い柄さえつき、
辺縁は羽状に浅~中裂することもある。
胞子嚢群は小羽片の中肋近くに1列、まれに2~3列つき、包膜は円腎形、全縁。
本州(関東南部と東海道以西)・四国・九州に産し、暖地の低山地に多い。

【 ① 秋吉台では 「林内にやや普通」の マルバベニシダ


08年2月17日 撮影
「やや普通」にあるシダなのに、トウゴクシダ探しと平行して探してきて、やっと。
撮影10日後に同定し、撮り直しに行ったら雪で痛んでいたので、元の画像です。

【 葉柄 ― 鱗片を密生


08年2月17日 撮影
「鱗片は赤褐色~褐色、線状被針形、全縁、基部のものは長さ1cmばかり」

【中軸 と羽軸 ―  中軸には細い鱗片が残る


08年2月17日 撮影
「羽軸には小さい袋状の鱗片がつく」
「切れ込みの深い葉では、小羽片は鈍頭~鋭頭、
基部は無柄または下部の小羽片に短柄、辺縁は羽状に浅~中裂することも」

【羽片 ― 被針形、細長く鋭尖頭


08年2月17日 撮影
小羽片 ― 長楕円形、上部の小羽片は羽軸に合着する。


08年2月27日 撮影
「切れ込みが浅い葉では、
先端は円形または円い切形、辺縁には少数の小さい鋸歯」

【①を拡大しました ― 葉先 】


08年2月17日 撮影
「葉先寄り羽片では、小羽片の切れ込みが浅くなって消滅する」

胞子嚢群は、小羽片の中肋近くに1列まれに2~3列つく


08年2月27日 撮影

羽片によって小羽片の形が違い
、様々な形になっていますが、
画像は全て①の画像の葉で撮ったものです。

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