たこさんの秋吉台日記

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4月17日 コバノミミナグサ

2007年04月17日 | Weblog

コバノミミナグサ〈小葉の耳菜草〉(ナデシコ科 ミミナグサ属)
                                 
 花期は4~11月。
伊吹山石灰岩地帯に固有で、日当たりのよい場所に成育する多年草。
茎は赤紫色を帯び基部から枝分かれして株立ちとなり、
高さ30cm前後となる。
葉は卵形で、長さ2~3cm。茎の先の花序にまばらに花をつける。
萼片は長さ5mm前後。花弁は萼片よりやや長く、長さ7mm程度。
雄しべの花糸にはまばらに細い毛があるが、
非常に細いため、
確認するにはルーペが必要である。

長登のミミナグサがコバノミミナグサかどうか、疑問が投げかけられて1年が
経ち、4月9日に開花していましたが、開花確認を記録しないままでした。
今日、雄しべの花糸の毛の有無を確かめようと、ルーペで見ました。

【長登のコバノミミナグサ】


07年4月17日 撮影
「茎は赤紫色を帯び、基部から枝分かれして株立ちとなる」

【花序は】

07年4月17日 撮影
「茎の先の花序にまばらに花をつける。
萼片は長さ5mm前後。花弁は萼片よりやや長く、長さ7mm程度」

【ルーペで花糸に毛らしいものが見えましたが・・・】


07年4月17日 撮影
これは毛とは言えないでしょうか。

【ちょっと失敬して・・・】

07年4月17日 撮影
【上の画像を拡大しました】

07年4月17日 撮影
「雄しべの花糸にはまばらに細い毛があるが、非常に細い」
「細い」というより「細かい」のですが、花糸に付いたこれは、毛でしょうか?

昨年、「花の数が1つ減って、ごめんね」と、三宅先生。
でも、県立博物館の学芸員さんが、伊吹山に行かれて出された結論なので、
自分の都合のよい方を取って、コバノミミナグサにしておきますね。