アナザースカイ エジプト

もうひとつの故郷のように感じるエジプト。たびたび訪れるエジプトのフォト旅行記をご覧下さい。

沈む太陽を駱駝と見る

2016年09月07日 | 旅行

 

 エジプト滞在も残り少なくなってきた。

思い出に残るひとときをと、娘がセッティングしてくれた砂漠の夕日ツアーへいざ!

駐車場へ向かうと、待っていてくれたのは、なんとラクダ!!

あら~❤ いつもの顔なじみのベブシと、新人ラクダ(名前聞き忘れた)がお座りして待っていてくれた。

 

                        

 

ラクダに揺られて、ピラミッドエリア外の秘密?のポイントへ向かう。 

30分ほどの道のりに鍛えられていない筋肉のお尻と太ももが痛いが、夕日の絶景のご褒美が待っているから。

 

ついに夕日スポットに到着。

強烈なエジプトの太陽は、ずいぶんと西に傾き、優しいミルク色の空に変わりつつある。

風も吹き始め、少し寒いぐらいだ。


               


ラクダを愛するラクダ御者のワリード。

特にベブシに甘~い。

タトゥーのように毛を刈り込み、可愛いボンボンがお洒落なベブシ。似合ってるよ。

ベブシは、他のラクダと比べると、性格が温厚でのんびりしたところがあるから、とても愛い奴。

私も娘も、エジプトへ来るたびにワリードとベブシに会うことを楽しみにしてきた。

今回も元気いっぱいのベブシに会うことができて、嬉しい!

 

             

 

ベブシは、柔らかい新鮮な草を美味しそうに食べる、食べる…どんどん食べる。食べ過ぎ!

サウジから来たという、これまた可愛い新人ラクダ君は、草をまだ食べられない。

エジプトの草を食べると、ひどくお腹を壊すらしい。だから、お家へ帰ってからラクダフードを食べるとのこと。

横目でチラチラ見ながらも我慢している。早くエジプトの草に慣れるといいねぇ。


ワリードが写真を撮ろうとしたら、モリモリベブシが振り返ったしぐさで、大爆笑!

美しい夕日と可愛いラクダ達。しあわせだ~~~。

 

           

 

 夕日よりも、ベブシの食べっぷりに見惚れる私。

そして、娘は新人ラクダ君と仲良しになったようだ。

ラクダ達とのスキンシップは可愛く嬉しかったが、草を食べ過ぎたベブシが、私の顔の近くですごいゲップをした!

その強烈なこと!その臭いは、思い出から忘れ去りたいぐらいだが、忘れられない(笑)


 

         

 

みんなで、ラクダ相手に遊んでいるうちに、ゆっくり太陽が沈み始めた。

壮大に広がる砂漠の西の果てに、エジプトを精力的に照らし続けた今日一日の太陽が姿をくらます。

 

 

                                  

 

ナルシストな舞踏家のフィナーレのように、たっぷりの余韻を残して、ゆっくり砂漠から去って行く。

 

        

太陽が去ったあと、まだショーは続いていた。

周りの風景は、金色から、沈んだ水色、藍色、群青色と刻々と変化していく。

 

 

                         

 

 私達はシティライトが灯る頃、ついにギザの台地をあとにする。

 砂漠の風に吹かれて、頭をからっぽにして、なじみあるピラミッドのある風景と、太陽の道すじ、ラクダの長いまつ毛をひたすら眺めていた。

気分は上機嫌。ちょっとしたことで、みんなで笑った。

心がふわふわ軽く、くすぐったくなった。

今もこのツアーを思い出すと、そんな心持ちにはなれるのだが、やっぱり、ちょっと効能切れかも。

そろそろ、最高の夕日をこの目で見る 心の休憩・癒しツアーに行きたくなってきた。




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