谷庄東京店(銀座) 「歳末茶道古美術展」展 ※12月14日(土)まで サイト
歳末恒例の楽しみな展覧会(展示会?)。
今年は初日(12/6)の昼過ぎに寄せてもらった。
初日なのにに人が少ない
と思ったら、「やっと、ひと段落ついたところです」
やはり
まずは入口付近。
いつもは掛け物が気になるんだけど、
この一年で視力がかなり弱くなったので、細かい筆捌きが近づかないと見えない
一方で貴重品をポケットに入れたコートは手放せず
従って、遠目にチラッと見るのみ。
雪信があったような。
羽箒は相変わらず素敵。でも、今回は灰器と灰匙に注目。
柄に見事な象嵌は施されたものに目が惹かれた。
金沢は象嵌工芸も優れたところだからね。
振り返れば盃台と引き灰。
薄い引き灰ばかりで、さすがだなぁと思った。
ソファ脇の床は遠州の「新春の~」とある消息。
一部だけ「私にも読めそう」と思わせるも、突っ込んでいくと解読不能なり
奥のお座敷へ。
祥瑞の大きな水指がスゴイ。
塗り蓋が載せてあったけれど、脇に併せ蓋もあり。
凝ったツマミを持って、持ち上げようとしたけど重くってさぁ
恐いからそうそうにGive Up
炉の茶釜(天命釜で上が菱形の鋳型になっているけど、色紙釜じゃないんだって)
棚で注目したのは飛鳥川手の茶入。
「あぁ、確かに湯木美術館のと共通するものがある」
↑「たしか、湯木?」と思いつつ、
遠州展がらみで他館でたくさん貸し出されて展示されているのを見たことから
結局どこの所蔵なのがわかんなくなっちゃった
(帰宅後に茶道大辞典で確認)
それと伊羅保の茶碗、南蛮縄簾の水指、与次郎の茶釜(大きいんだよねぇ)。
床の軸が印象的。「岩松無心風来吟」。
数日間、ゆったり構えて仕事に臨むことができていなかった自分を反省
花入も唐物の耳が凝っていた格式高い。
さらには脇床の青磁の獅子香炉
獅子の表情がひょうきん、というかカワイイ。
「こういうのって、いいですよねぇ」と値札を見ると既に売約シール
お呈茶もいただいた。
お菓子は「よしはし」製の「冬篭り」。
美味しかった
「夏に金沢を訪れたんですよ」なんて話をする。
現地でもなかなかいただけない「よしはし」製の和菓子。
そうわかると、より味わい深い。
(ちなみに、最近は息子さんの第二ブランドも出ているらしい)
お茶碗は、、、「萩?ですか」「惜しい~」
え?じゃあなんだろう。
正解は出雲焼の伊羅保。
なんとか、高麗か国焼かは判断つくようにはなったけど、まだまだ
でも、伊羅保って、もっと細かくてブツブツ~ってしてませんかぁ。
なんて、負け惜しみ
その後に棚に「これぞ伊羅保」という茶碗があったので、
「ほらほら~、伊羅保といえばこういう印象なんですよぉ。
でも、本当に伊羅保らしいいいお茶碗ですねぇ」
と値札を見ると、またもや売約シール
お店の人も「いつの間に」と驚くほど。
狙っている人は初日の開店直後に来店するらしい。
私が訪れた時も、とりおきの依頼をしている方がいたしね。
初日の13時台なのに、売約シールが結構貼られているのに驚いた。
私が今まで訪れた中ではあまり感じなかった印象なので、
「やっぱり、景気がよくなっているんだなぁ」と実感した。
私はねぇ。
今回もパス。
去年は東京手描友禅の付け下げに飛んじゃったし
(しかも、まだ着てないし)
今年は蒲池風炉の払いが待っている。
(経理担当の先生からは「いっぺんに払ってもらなくてもいいわよ~」と言われたけど、
月賦にする方が日々の生活費のやりくりが苦しいので)
蒲池風炉、私のこの先の茶道人生の中で日の目はみるのであろうか。
過去の谷庄さんの感想を読み返してみると、
「あの時、買っておけばよかったなぁ」と後悔もする。
茶籠23万円。当時は「お買い得」と思いつつも手が出なかった。
今なら手を挙げる。
まぁ、道具は出会いとタイミングだから。
来年は自分がちゃんと使うものが見つかったら、買ってみようかな。
(茶籠をほしがっている自分は自覚したので、そこがツボ)
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★谷庄バックナンバーリスト
2013年6月 谷庄「茶入」展→こちら
2012年12月 谷庄「歳末茶道古美術展」→こちら
2012年7月 谷庄「茶席の名脇役」→こちら
2011年12月 谷庄「歳末茶道古美術展」→こちら
2011年7月 谷庄「寄付掛けと茶器」→こちら
2010年12月 谷庄「歳末茶道古美術展」→こちら
2010年6月 谷庄「釜と炭道具」→こちら
2009年7月 谷庄「懐石の器」展 →こちら
2008年7月 谷庄「茶杓」展 →こちら
歳末恒例の楽しみな展覧会(展示会?)。
今年は初日(12/6)の昼過ぎに寄せてもらった。
初日なのにに人が少ない
と思ったら、「やっと、ひと段落ついたところです」
やはり
まずは入口付近。
いつもは掛け物が気になるんだけど、
この一年で視力がかなり弱くなったので、細かい筆捌きが近づかないと見えない
一方で貴重品をポケットに入れたコートは手放せず
従って、遠目にチラッと見るのみ。
雪信があったような。
羽箒は相変わらず素敵。でも、今回は灰器と灰匙に注目。
柄に見事な象嵌は施されたものに目が惹かれた。
金沢は象嵌工芸も優れたところだからね。
振り返れば盃台と引き灰。
薄い引き灰ばかりで、さすがだなぁと思った。
ソファ脇の床は遠州の「新春の~」とある消息。
一部だけ「私にも読めそう」と思わせるも、突っ込んでいくと解読不能なり
奥のお座敷へ。
祥瑞の大きな水指がスゴイ。
塗り蓋が載せてあったけれど、脇に併せ蓋もあり。
凝ったツマミを持って、持ち上げようとしたけど重くってさぁ
恐いからそうそうにGive Up
炉の茶釜(天命釜で上が菱形の鋳型になっているけど、色紙釜じゃないんだって)
棚で注目したのは飛鳥川手の茶入。
「あぁ、確かに湯木美術館のと共通するものがある」
↑「たしか、湯木?」と思いつつ、
遠州展がらみで他館でたくさん貸し出されて展示されているのを見たことから
結局どこの所蔵なのがわかんなくなっちゃった
(帰宅後に茶道大辞典で確認)
それと伊羅保の茶碗、南蛮縄簾の水指、与次郎の茶釜(大きいんだよねぇ)。
床の軸が印象的。「岩松無心風来吟」。
数日間、ゆったり構えて仕事に臨むことができていなかった自分を反省
花入も唐物の耳が凝っていた格式高い。
さらには脇床の青磁の獅子香炉
獅子の表情がひょうきん、というかカワイイ。
「こういうのって、いいですよねぇ」と値札を見ると既に売約シール
お呈茶もいただいた。
お菓子は「よしはし」製の「冬篭り」。
美味しかった
「夏に金沢を訪れたんですよ」なんて話をする。
現地でもなかなかいただけない「よしはし」製の和菓子。
そうわかると、より味わい深い。
(ちなみに、最近は息子さんの第二ブランドも出ているらしい)
お茶碗は、、、「萩?ですか」「惜しい~」
え?じゃあなんだろう。
正解は出雲焼の伊羅保。
なんとか、高麗か国焼かは判断つくようにはなったけど、まだまだ
でも、伊羅保って、もっと細かくてブツブツ~ってしてませんかぁ。
なんて、負け惜しみ
その後に棚に「これぞ伊羅保」という茶碗があったので、
「ほらほら~、伊羅保といえばこういう印象なんですよぉ。
でも、本当に伊羅保らしいいいお茶碗ですねぇ」
と値札を見ると、またもや売約シール
お店の人も「いつの間に」と驚くほど。
狙っている人は初日の開店直後に来店するらしい。
私が訪れた時も、とりおきの依頼をしている方がいたしね。
初日の13時台なのに、売約シールが結構貼られているのに驚いた。
私が今まで訪れた中ではあまり感じなかった印象なので、
「やっぱり、景気がよくなっているんだなぁ」と実感した。
私はねぇ。
今回もパス。
去年は東京手描友禅の付け下げに飛んじゃったし
(しかも、まだ着てないし)
今年は蒲池風炉の払いが待っている。
(経理担当の先生からは「いっぺんに払ってもらなくてもいいわよ~」と言われたけど、
月賦にする方が日々の生活費のやりくりが苦しいので)
蒲池風炉、私のこの先の茶道人生の中で日の目はみるのであろうか。
過去の谷庄さんの感想を読み返してみると、
「あの時、買っておけばよかったなぁ」と後悔もする。
茶籠23万円。当時は「お買い得」と思いつつも手が出なかった。
今なら手を挙げる。
まぁ、道具は出会いとタイミングだから。
来年は自分がちゃんと使うものが見つかったら、買ってみようかな。
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2012年12月 谷庄「歳末茶道古美術展」→こちら
2012年7月 谷庄「茶席の名脇役」→こちら
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2011年7月 谷庄「寄付掛けと茶器」→こちら
2010年12月 谷庄「歳末茶道古美術展」→こちら
2010年6月 谷庄「釜と炭道具」→こちら
2009年7月 谷庄「懐石の器」展 →こちら
2008年7月 谷庄「茶杓」展 →こちら
伊羅保のお茶碗は是非拝見したかったです。
秋草蒔絵の灰匙は良かったですね。
天明の平丸釜はいいなと思っていたら正札にいっている間に晴れて婿入りしてしまっておりました。
垤志先生も大絶賛されていたそうです。(先生のお見立てでは室町以前の古い京釜との事でした)
はじめまして。
あ、そうだ。
灰匙の柄は蒔絵のもありましたね。
平丸釜。
炉に据えてあった方でしょうか。
全体像も見たかったなぁと思います。
棚にあった方~与次郎も見事でしたしね。
お店の方が「会期中にまたどうぞ」と仰有った意味がわかりました。