★北村美術館 サイト
秋季取り合わせ展『夕ざりの茶』 ※12月8日(日)まで
四君子苑(国・登録有形文化財)公開 ※10月22日(火)~10月27日(日)
今回の関西行き、日程調整をする時点でまず念頭に入れたのが四君子苑
今までは展覧会が始まってから、公開日程が明らかになっていたので、
直前すぎて、日程を合わせることが出来ないでいた。
今年だったか去年だったかに北村美術館のサイトが新設されて、
公開日程を早めに把握できるようになったことから
漸く四君子苑の公開を考慮に入れて旅程を組むことが可能になった、というワケ。
なので、台風の影響を心配しつつ、意欲満々で美術館の受付へ。
「いつも見にいらしてくださってますよね」
あちゃー、覚えられちゃった
まぁ、半年に1回、いっつも重いリュックを背負って来館し、
それを受付に預けるから、記憶に残るよなぁ。
(フツー、茶道具専門の美術館にはバックパッカーは来ないし)
というわけで、いつものように受付に荷物を預け、
特別拝観料2,000円を払って、一旦外へ。
念願の四君子苑の門を潜った。
(内部は写真撮影禁止)
玄関まわりから、すでに茶事の寄付みたいな機能あり。
「石造物の宝庫」といわれるだけあって、珍しい石もの多し。
四角い中に水を張った手水鉢みたなものがあって、
「手水鉢にしては大きいなぁ」と思っていたら、
鎌倉時代の石塔かなんかの礎石だった、、、←という説明だった、ような?
道元のお母さんのお墓とか、元中宮寺の礎石とか。
あまりにも多かったので、その場で何がなんだか
今、解説パンフを捲りながら「こんなにあったのか」とビックリ。
お庭を抜けて、お茶室へ。
手前の二畳台目の小間席はさらっと。
なぜなら、その奥へ続くアプローチで、
とても興味深い解説をしてくれるガイドさんがいらっしゃったので、
「このグループについて行ったら面白そう」と直感し、
ちゃっかり便乗しちゃったから
奥の広間では鴨川の夕涼みと比叡山の遠景が楽しめるような設計になっているらしい。
(炉の切る場所も客本位に合わせてある)
ガラスとかが古くて、今では生産されていない貴重品。
非公開の洗面所とトイレもちらっと見せていただけた。
書くべきことではないかもしれないけど、とても興味深い空間だったから
だってね、洗面台は大理石、便器は青磁なんだもの。
水屋も。
小間席との段差を配慮されていて、どちらへ配膳するのも便利な設計。
さすがだ。
昭和~なキッチンもあり。また、七輪もあった。
残念ながら現在は使われていないとのこと。
戻って、新しい方の広間も見学。
こちらはまぁ、それなり。
四君子苑は戦後すぐは米軍に接収されていたそうだから、
微妙に和洋折衷にもなっているところもあり、
不思議な空間だった。
パンフレットをよく読み直し、もう1回再訪したいなぁ。
堪能して美術館へ戻る。
そのせいか、展覧会の方はキャパシティオーバー
「夕ざりの茶」は秋から冬の風情が楽しめる素敵な茶事で憧れ
なんだけど
とっくりみたいな織部葦の絵が描かれた唐津の花入。
西村道仁作の重餅釜。シンプルでいいなぁ
古瀬戸一重口で耳付の水指。釉薬が高取みたい。
利休好の盛阿弥作の中棗。カッコイイ
道入作の茶碗「オダマキ」。 志野のような、井戸のような感じ。
続き薄茶の茶器は瓢(無事蒔絵)。形がオモシロイ。
黒織部の沓形もよかった。
特別展示の雪月花に鳥図。
ポスターにもなっているからねぇ。
「ほー」という印象。
やはり道入の割山椒の向付。
緑の釉薬で大きいなぁ。
という印象。
北村美術館はツボに入った時は、ものすごく世界が理解できて楽しめるんだけど、
集中できない時は道具が上滑りしてしまう。
今回は後者だったかなぁ。
(ゴメンナサイ)
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★北村美術館バックナンバーリスト
2013春『春興の茶』
2012秋『追憶の茶』
2012春『野遊の茶』
2011秋『凩のころ』
2011春『重春』
2010秋『秋侘ぶ』
2010春『新緑祭釜』
2009秋『秋興の茶』
2009春『牛歳余春』
2008秋『深秋のころ』
2008春『吉野懐古』
2007秋『暦年の茶』
秋季取り合わせ展『夕ざりの茶』 ※12月8日(日)まで
四君子苑(国・登録有形文化財)公開 ※10月22日(火)~10月27日(日)
今回の関西行き、日程調整をする時点でまず念頭に入れたのが四君子苑
今までは展覧会が始まってから、公開日程が明らかになっていたので、
直前すぎて、日程を合わせることが出来ないでいた。
今年だったか去年だったかに北村美術館のサイトが新設されて、
公開日程を早めに把握できるようになったことから
漸く四君子苑の公開を考慮に入れて旅程を組むことが可能になった、というワケ。
なので、台風の影響を心配しつつ、意欲満々で美術館の受付へ。
「いつも見にいらしてくださってますよね」
あちゃー、覚えられちゃった
まぁ、半年に1回、いっつも重いリュックを背負って来館し、
それを受付に預けるから、記憶に残るよなぁ。
(フツー、茶道具専門の美術館にはバックパッカーは来ないし)
というわけで、いつものように受付に荷物を預け、
特別拝観料2,000円を払って、一旦外へ。
念願の四君子苑の門を潜った。
(内部は写真撮影禁止)
玄関まわりから、すでに茶事の寄付みたいな機能あり。
「石造物の宝庫」といわれるだけあって、珍しい石もの多し。
四角い中に水を張った手水鉢みたなものがあって、
「手水鉢にしては大きいなぁ」と思っていたら、
鎌倉時代の石塔かなんかの礎石だった、、、←という説明だった、ような?
道元のお母さんのお墓とか、元中宮寺の礎石とか。
あまりにも多かったので、その場で何がなんだか
今、解説パンフを捲りながら「こんなにあったのか」とビックリ。
お庭を抜けて、お茶室へ。
手前の二畳台目の小間席はさらっと。
なぜなら、その奥へ続くアプローチで、
とても興味深い解説をしてくれるガイドさんがいらっしゃったので、
「このグループについて行ったら面白そう」と直感し、
ちゃっかり便乗しちゃったから
奥の広間では鴨川の夕涼みと比叡山の遠景が楽しめるような設計になっているらしい。
(炉の切る場所も客本位に合わせてある)
ガラスとかが古くて、今では生産されていない貴重品。
非公開の洗面所とトイレもちらっと見せていただけた。
書くべきことではないかもしれないけど、とても興味深い空間だったから
だってね、洗面台は大理石、便器は青磁なんだもの。
水屋も。
小間席との段差を配慮されていて、どちらへ配膳するのも便利な設計。
さすがだ。
昭和~なキッチンもあり。また、七輪もあった。
残念ながら現在は使われていないとのこと。
戻って、新しい方の広間も見学。
こちらはまぁ、それなり。
四君子苑は戦後すぐは米軍に接収されていたそうだから、
微妙に和洋折衷にもなっているところもあり、
不思議な空間だった。
パンフレットをよく読み直し、もう1回再訪したいなぁ。
堪能して美術館へ戻る。
そのせいか、展覧会の方はキャパシティオーバー
「夕ざりの茶」は秋から冬の風情が楽しめる素敵な茶事で憧れ
なんだけど
とっくりみたいな織部葦の絵が描かれた唐津の花入。
西村道仁作の重餅釜。シンプルでいいなぁ
古瀬戸一重口で耳付の水指。釉薬が高取みたい。
利休好の盛阿弥作の中棗。カッコイイ
道入作の茶碗「オダマキ」。 志野のような、井戸のような感じ。
続き薄茶の茶器は瓢(無事蒔絵)。形がオモシロイ。
黒織部の沓形もよかった。
特別展示の雪月花に鳥図。
ポスターにもなっているからねぇ。
「ほー」という印象。
やはり道入の割山椒の向付。
緑の釉薬で大きいなぁ。
という印象。
北村美術館はツボに入った時は、ものすごく世界が理解できて楽しめるんだけど、
集中できない時は道具が上滑りしてしまう。
今回は後者だったかなぁ。
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2013春『春興の茶』
2012秋『追憶の茶』
2012春『野遊の茶』
2011秋『凩のころ』
2011春『重春』
2010秋『秋侘ぶ』
2010春『新緑祭釜』
2009秋『秋興の茶』
2009春『牛歳余春』
2008秋『深秋のころ』
2008春『吉野懐古』
2007秋『暦年の茶』
茶道をはじめて数年経ちますが、
色々と調べているうちにこちらのサイトに辿り着きました。
東京在住です。
Akatsuki様ほどの知識や経験はございませんが、
是非これから色々と情報交換等させて頂けたら
幸いです♪
はじめまして。
東京在住の方でしたら、
今月は三井、根津、五島の3館巡りが楽しめますね♪
そうですね。
昨日初めて根津美術館に行ってきました。
素敵な建物ですね。
井戸茶碗の展示も圧巻でした。
お茶会も開かれていたみたいで、いいなぁと横目に帰ってきました。
あと、残り二美術館、是非行ってみます
ありがとうございます。
体調とは折り合いをつけながら、
上手につきあっていくしかないですね。
私も今週末から3館巡りをしようかなと考えています♪