原作者C.S.ルイスの親友でもあるトールキンの『指輪物語』が
《中つ国》という人類史以前の歴史的リアリティを
追及して作られたのに対して
『ナルニア国物語』は、どこにもないまったく新しい想像世界を
創りあげたファンタジーと言われるだけあって
物語が進んでいくほどに
登場人物といっしょに旅をしているような
錯覚も感じてしまう。
どうやら、この映画を観るには「想像力」がないと
楽しめないかもしれないな・・・実感です。
子供たちだけが入れた「衣裳ダンス」の答えもここにあるのですが
もちろん作者の意図するところでしょう。
このシリーズがどこまで続くのかは?ですが
期待感はますます高まってきます。
原作では伝えきれないところのアレンジは
CGIを駆使して長々と描かれる戦闘シーンでも観られるものの
ルイスが見たらどう思うだろう?
『ロード・オブ・ザ・リング』とは意図するものが違うはずです。
ここは、やや商業的すぎて『ナルニア国物語』には似合わない。
画像ももっと、と思ったのですが
映画の予告編も放映中ですので少し控え目にしました。
巻末に公式サイトはつけましたが
できれば何も見ずに映画館へ足を運んでほしい。
世界中で1億部という驚異的ベストセラーの映画化です。
あなたに「想像力」さえあれば
きっとあなた自身の『ナルニア』が見つかるかも・・・。
(上映時間:2時間20分)
■作品評価(5つ・・・こんなの好き)
【第78回アカデミー賞メイクアップ賞受賞】
『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』公式サイトはこちらから
3月4日より全国にて公開中。
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