いつもいつも、公開中の映画に関しては、できる限り映画の体感を伝えたいと思って書き綴っています。でも本当に伝えられることはほとんどありません。実感はやはり映画館へ足を運んでもらって、味わってもらいたいと願っています。ですから、ストーリーを語ろうとは思いません。
この映画は、特にその想いを強くさせる作品ではないかと思っています。
テーマはもちろん「永遠の愛」ですが、もう一つあります。それは痴呆症の一種で難病ともいわれている「アルツハイマー病」です。この二つのテーマがこの作品を形作り、この作品に厚みを増したともいえるかもしれません。
物語の主人公はノア(ライアン・ゴズリング)(写真③)とアリー・ハミルトン(レイチェル・マクアダムス)、そして老婦人アリー・カルフーン(ジーナ・ローランズ)に、この愛の物語を読み聞かせる老紳士デューク(ジェームズ・ガーナー)。監督のニック・カサヴェテスの実母がジーナ・ローランズであることも見どころの一つとして紹介しておきます。
★下巻へつづく
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