康介が鴨川を渡るシーンがありますが、「イムジン河」に象徴される「壁」「隔たり」そのものを京都のしかも一番代表的な川をロケーション場所に選んだことからも、しっかりと伝えたいものが何なのかが感じ取れます。
劇中、何度も何度も、康介はいろんな人の熱い思いを込めて歌った「イムジン河」(写真⑤)
「イムジン河」は、決して朝鮮半島にだけ流れる川ではなく、日本と朝鮮半島の間にもあるし、日本人と「在日」との間にも、そしてアメリカにも、他の国にもたくさんのイムジン河が流れている。このことは現実のこととして、映画ではこの河を渡るのを「諦める」んじゃなくて、「思い切って渡ってほしい」と訴えているのでしょう。
あなたの周りに「イムジン河」は流れていませんか?
「朝鮮人には謝罪して、友達になっていただく」でいいのか?
http://movie.maeda-y.com/movie/00455.htm