Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

マサ小浜スペシャル Part9 12/6 @Blues Alley Japan

2012-12-07 15:18:35 | その他のライブ
今年、確か3回目のマサ小浜スペシャル、"Masa's Lounge"と合算すると、
通算4回目のマサさん名義のライヴ鑑賞になる。
その他にも今年は久保田利伸のニューヨークオールスターズ、ブレンダ・ボーン、
スライ&ファミリーストーンのトリビュート等のライヴでも、
マサ小浜さんの演奏を聴く機会に恵まれた。
エリック・べネイのライヴにもマサさんはジーノと共に足を運んでくれた。
そしてこの日が今年のマサ小浜の演奏の聴き納めになる。

いつもは徐々にウォームアップしていくマサさん、
今回は1stの始まりから、トークも冴えテンションが高い。
ギターをステージ周辺の観客の手を取り弾かせたり、ステージ周りを練り歩いてくれたり。

ツイッターでマサさんのライヴは「女子力がアップするライヴ」と書いた人がいたそうだ。
マサさんから「女子も男子も『女子力アップ』して帰って下さい(笑)」
恒例のマイケル・ジャクソンコーナー。
この日はジャクソンズのコンサートとも重なる中、マイケルファンなのに、
こちらのライヴを選んでくれたMちゃんにマサさんからお礼の挨拶。
曲は"P.Y.T"(Pretty Young Thing)

この時期に相応しく"The Christmas Song"

プロレスのテーマソング、"Spinning Toe Hold"
これは入場のテーマであると同時にプロレスの技の名前でもあるそうです。

80年代コーナーではその当時流行った『シタール』というインド音楽調のギター奏法、
例えばと"You're Everything"をチラ弾き、Hall&Oates、そしてポール・ヤング"も歌う
"Everytime You Go Away"
コーラスの部分"Everytime you go away,
you take a piece of me with you"を皆でコーラス。

確かあれは85年だっただろうか。
アナハイムの知人宅に居候していた私は、
6月のカリフォルニアの気候とぴったりフィットする雰囲気のこの曲が、
ラジオから流れてくるのを聴いていたことを懐かしく思い出す。

イントロの部分がとても気に入っているというマサさん、
そこだけもう一度やろうとすると、ジーノは次の曲のためにベースを替えてしまっている。
ベースが間に合わずにギターだけでイントロ、そしてジーノのベースを加えてもう一度。
「あ~すっきりした!」とマサさん。
ギターにベースが加わっていく変化も面白かった。

2ndは前々回のMasa's Loungeと同じく"Rose"から始まる。
George Benson"Love X Love""On Broadway"

90年代のR&Bとして今回マサさんが選んだのは、
ミント・コンディション"What Kind of Man Would I Be"

恒例の昭和歌謡シリーズはザ・ピーナッツ「恋のバカンス」
先日の村上龍"Ryu's Latin Night"、サルサイベントでもキューバの奏者たちが、
この曲を演奏し歌っていた。
途中で挿入された曲、聴きながらトラヴォルタの顔が浮かんできて
「何の曲だったろう?」と考えていたら、
映画『パルプフィクション』のテーマだったとマサさんから説明あり。

ここでなぜか、最近新シリーズが公開されたことを祝してか、
007のテーマをキーボードのケイリヴが始め、マサ、ジーノともにさらっと聞かせる。

そして恒例のブルース、前回も素晴らしかった"Stormy Monday"
今回は客席からマイラ・ケイさん、メロディーさんがステージに呼ばれて、
それぞれブルージーな世界を表現してくれる。
マサさんから「まだぼやきたい人いませんか?」との問いかけに、
ステージにアパレルメーカーの社長サイトウさんが登場。
「調子の良いのはユニクロだけ。でも負けてはいられない・・・」と唸る。
会場は爆笑。皆さん、素敵でした。

さて待ちに待ったエリック・べネイコーナー。
もう一部の時から何を演奏してくれるのか気になって落ち着かなかった。
皆の予想を見事に裏切り、Newアルバム"The One"から"Harriett Jones"
黒人霊歌を土台にしたこの曲、ブルースからの流れに繋がりつつ、
スタンディングで盛り上がる。

"Swing low swing low sweet Harriett, Baby want you let me come home!"
"Pretty pretty girls all over me, these pretty pretty girls wont let me be"
ケイリヴと一緒にコーラス。

思わぬ曲だけに嬉しさは格別、この後エリックべネイ宛てに
「日本のブルースアレイでマサ小浜が"Harriett Jonesを演奏しているよ!」とツイート。
ところが@Blues Alley という部分が別の人のアカウントにリンクしてしまったので
慌てて取り消し、書き直したものをその後ツイートすると、
何とエリックべネイが最初のツイートを直後にリツイートしてくれていたことに気付く。
消去してしまったのが残念。

ルーサー・ヴァンドレス"Never Too Much"

マサさんのこの日のジャケットのデザイナーの方のリクエストで、
TLC"Red light Special"
最後にまたケイリヴは007のテーマをちらり。

アンコールはお約束のプリンス"Purple Rain"

満席、立ち見も出て、ジャクソンズ終了後駆けつけてきた方もあり。
吉岡先生もいらしていてセカンドの途中には間に合ったそうです。

前回の「マサ小浜スペシャル」がゲストに重鎮・日野皓正を迎え、
格調のあるものだったのなら、今回はアットフォームな感じが、
とても楽しく益々充実していくマサスぺ、毎回が見逃せない。
(セットリストはMr.AOKIにご協力いただきました。ありがとうございます!)


マサ小浜スペシャル パート9
~ザ・師走スペシャル~ the shiwasu special
(G)マサ小浜 (Key/Vo)Kaleb James (B)日野JINO賢二 (Ds)Jay Stixx