かなり好きな楽器の一つ、鍵盤ハーモニカ。
今日はその製造過程が見られるということで、
丸の内朝大学LFJクラシック音楽クラスの受講生の皆さんと一緒に、
浜松にある鈴木楽器の工場見学に行かせてもらいました。
10年越しの鍵ハモ工場見学の夢を叶えるべく、
企画・手配してくれた「いせとる」さん、ありがとう!
なにせ、工場は小学生諸君の社会科見学の大人気スポットらしいのだが、
「10名以上」じゃないと開催してもらえないということで、
いい大人たちが行くとなると、全員有給取って、ドタキャン禁止。
かなり早くから準備しておく必要がありました。
午前は浜松楽器博物館見学もしようってことで、
朝9:40浜松駅改札集合。そこは朝大学のメンバー。
5時起きで東京から集合できたのさ。
遅刻が怖いメンバーは前泊。みんな社会人、お金ならあるワヨ的な。
というわけで、まずは浜松の楽器博物館。情報量多い!!!
楽器も見たいが、解説パネルも読みたい。特別展示もある。小泉文夫先生じゃないか!
アワアワしていたら、あっという間に午前中終了......全部網羅はできず。
嗅覚の赴くままに、見たいものを中心に見る。やはり鍵盤楽器中心。
それも、どーしても、トイピアノに近いような、可愛い楽器に惹き込まれてしまう。
最初期のYAMAHAのオルガン。
ペダルのところがなんともお洒落さん。
明治大正の女子が、着物姿に草履で、しずしず踏んだのでせうか。
キュンとくる可愛らしさ。
なにこの小さいコ!!! カワイのMINIPIANO?!?!
後ろの普通のアップライトのサイズと比べると、
まるでトイピアノみたい。どんな音がするのかしら。
博物館の人に「音が聴きたいんですけど......」っていってみたけど、
試聴などダメでした。ザンネン。
こちらもずいぶん小さなグランドピアノ!
19世紀中期のエールバー(ウィーン)だそうです。
中産階級のご家庭で愛された代物かしら。
当時のお子さんはこういうのでブルクミュラーなんかを弾いたのかしら。
普通のピアノなら1オクターブがやっとの私の手でも、ドからミまで余裕じゃないか。
これなら私だって、もっとピアノ練習したよ、きっと......
小さい楽器に惹かれるけれど、極端にデカいのも見ておきたい。
出ました! シンセサイザー「システム700」。どーーーーん
これがウワサの「たんすみたいな」シンセかぁ......。ど迫力。
ちなみに、ジラフピアノの実演タイムもありました。
弾いてくれたのは、マクダウェルの「野ばら」!!
博物館のお姉さん、ナイス選曲!!!
特別展「世界を聴いた男、民族音楽学者・小泉文夫からのメッセージ」は、11/27まで。
小泉先生......その著作の数々は、受験時代に読み、感動に打ち震え、
世の中の見方が一気にひっくり返るような衝撃を受けました。
私が楽理科に入学した頃はもう、お亡くなりになって久しく、
伝説の先生として門下生や親しかった先生方から、
ガムランや伽倻琴やタイ音楽を教えていただいた。
展示には小泉先生の残した数々の直筆メモ、
使用されていたカセットレコーダーが。
ビデオ上映もされていました。
びっくりしたのは、なんと雑誌「小学三年生」に記事を寄稿されていたこと。
昭和48年に母親向けに書かれた記事。内容は時代がかっているものの、
今読んでも素晴らしく胸が熱くなりました。
「そう! 音楽って、そうだよ!! 子どもが音楽することの大切さって、そこだよ!!!!」
などと、ひとりガラス越しに握りこぶしをギュッとしたワタクシであった。
さて、そんなこんなで、楽器博物館をあとにして、
ランチはうなぎをいただきました。
浜松まで来たんですから、このくらの贅沢は許されるハズ。
いよいよ鈴木の工場へ!
昭和38年に、世界初の鍵盤ハーモニカを生み出したのが鈴木楽器製作所創業者である鈴木萬司さん(90代で今も現役!)
歴史の古い「メロディオン」。なるほど、本当に良い音です。
リードはとっても小さく繊細!
メロディオンの中。その製造工場に潜入です。
ハーモニカの部品も作られています。
リードが作られ、プレートにはめられる作業現場を魅せてもらいました。
小さな部品の管理棚。音名が。
ピッチは機械で測られて、少しでも狂いが見つかると、レーザーでリードが削られます。
でも、いざという繊細な作業は人の手が必要。
ちゃんと音を聴くための個室。
組み立てられ、
出荷の直前にも、ちゃんと人の手でチェックされます。
色とりどり。いってらっしゃい。教室で活躍するんだよ。
これは非売品。白鍵を「緑鍵」にしてみたら、学校の先生たちから不評だったらしい(苦笑)
可愛いから、ミュージシャン的にはアリなんじゃないか。
こちらは丹念に磨かれるハーモニカ。
丁寧で、静かで、淡々としたお仕事ぶり。
ありがとう。大切につかうよ。
大人用メロディオン。本当に奇麗な音がします。私はM-37Cを持っていますが、
憧れの44鍵HAMMOND PRO-44Hはやはり、デカい。
「どのくらい重いか、飯田さん、持ってみたら?」って
いせとるさん(この楽器を所有してる)が勧めてくれたんで、ちょっと持ってみた。
大きい分、意外と見やすくて弾きやすいかも!
今、私がプレゼンターを務める、クラシック音楽インターネットラジオ局 「OTTAVA」の木曜夜の番組で、
時々「おんがくしつトリオ」の鍵盤ハーモニカ奏者、菅谷詩織さんに出演してもらい、
トイピアノとデュオをやらせてもらっています。
スレンダーな菅谷さんがこのHAMMONDを、めっちゃめちゃかっこ良く吹くんだよなぁ......。憧れ。
番組ではメロディオン・ソプラノ S-32Cを吹いてくれていますが、私の昭和のトイピアノと相性抜群デス。
工場見学のあと、もし小売りをやっていたら、
M-37C plus(大人用のカラフルでお洒落な鍵ハモ)を買って帰りたかったけど、
注文が必要とのことで撃沈。
でもとにかく楽しい工場見学でした。
楽器の中身を知るって、やっぱり興味深いし大切なこと。
愛着が増します。
ご案内してくださった総務部の神谷さん、ありがとうございました!
今日はその製造過程が見られるということで、
丸の内朝大学LFJクラシック音楽クラスの受講生の皆さんと一緒に、
浜松にある鈴木楽器の工場見学に行かせてもらいました。
10年越しの鍵ハモ工場見学の夢を叶えるべく、
企画・手配してくれた「いせとる」さん、ありがとう!
なにせ、工場は小学生諸君の社会科見学の大人気スポットらしいのだが、
「10名以上」じゃないと開催してもらえないということで、
いい大人たちが行くとなると、全員有給取って、ドタキャン禁止。
かなり早くから準備しておく必要がありました。
午前は浜松楽器博物館見学もしようってことで、
朝9:40浜松駅改札集合。そこは朝大学のメンバー。
5時起きで東京から集合できたのさ。
遅刻が怖いメンバーは前泊。みんな社会人、お金ならあるワヨ的な。
というわけで、まずは浜松の楽器博物館。情報量多い!!!
楽器も見たいが、解説パネルも読みたい。特別展示もある。小泉文夫先生じゃないか!
アワアワしていたら、あっという間に午前中終了......全部網羅はできず。
嗅覚の赴くままに、見たいものを中心に見る。やはり鍵盤楽器中心。
それも、どーしても、トイピアノに近いような、可愛い楽器に惹き込まれてしまう。
最初期のYAMAHAのオルガン。
ペダルのところがなんともお洒落さん。
明治大正の女子が、着物姿に草履で、しずしず踏んだのでせうか。
キュンとくる可愛らしさ。
なにこの小さいコ!!! カワイのMINIPIANO?!?!
後ろの普通のアップライトのサイズと比べると、
まるでトイピアノみたい。どんな音がするのかしら。
博物館の人に「音が聴きたいんですけど......」っていってみたけど、
試聴などダメでした。ザンネン。
こちらもずいぶん小さなグランドピアノ!
19世紀中期のエールバー(ウィーン)だそうです。
中産階級のご家庭で愛された代物かしら。
当時のお子さんはこういうのでブルクミュラーなんかを弾いたのかしら。
普通のピアノなら1オクターブがやっとの私の手でも、ドからミまで余裕じゃないか。
これなら私だって、もっとピアノ練習したよ、きっと......
小さい楽器に惹かれるけれど、極端にデカいのも見ておきたい。
出ました! シンセサイザー「システム700」。どーーーーん
これがウワサの「たんすみたいな」シンセかぁ......。ど迫力。
ちなみに、ジラフピアノの実演タイムもありました。
弾いてくれたのは、マクダウェルの「野ばら」!!
博物館のお姉さん、ナイス選曲!!!
特別展「世界を聴いた男、民族音楽学者・小泉文夫からのメッセージ」は、11/27まで。
小泉先生......その著作の数々は、受験時代に読み、感動に打ち震え、
世の中の見方が一気にひっくり返るような衝撃を受けました。
私が楽理科に入学した頃はもう、お亡くなりになって久しく、
伝説の先生として門下生や親しかった先生方から、
ガムランや伽倻琴やタイ音楽を教えていただいた。
展示には小泉先生の残した数々の直筆メモ、
使用されていたカセットレコーダーが。
ビデオ上映もされていました。
びっくりしたのは、なんと雑誌「小学三年生」に記事を寄稿されていたこと。
昭和48年に母親向けに書かれた記事。内容は時代がかっているものの、
今読んでも素晴らしく胸が熱くなりました。
「そう! 音楽って、そうだよ!! 子どもが音楽することの大切さって、そこだよ!!!!」
などと、ひとりガラス越しに握りこぶしをギュッとしたワタクシであった。
さて、そんなこんなで、楽器博物館をあとにして、
ランチはうなぎをいただきました。
浜松まで来たんですから、このくらの贅沢は許されるハズ。
いよいよ鈴木の工場へ!
昭和38年に、世界初の鍵盤ハーモニカを生み出したのが鈴木楽器製作所創業者である鈴木萬司さん(90代で今も現役!)
歴史の古い「メロディオン」。なるほど、本当に良い音です。
リードはとっても小さく繊細!
メロディオンの中。その製造工場に潜入です。
ハーモニカの部品も作られています。
リードが作られ、プレートにはめられる作業現場を魅せてもらいました。
小さな部品の管理棚。音名が。
ピッチは機械で測られて、少しでも狂いが見つかると、レーザーでリードが削られます。
でも、いざという繊細な作業は人の手が必要。
ちゃんと音を聴くための個室。
組み立てられ、
出荷の直前にも、ちゃんと人の手でチェックされます。
色とりどり。いってらっしゃい。教室で活躍するんだよ。
これは非売品。白鍵を「緑鍵」にしてみたら、学校の先生たちから不評だったらしい(苦笑)
可愛いから、ミュージシャン的にはアリなんじゃないか。
こちらは丹念に磨かれるハーモニカ。
丁寧で、静かで、淡々としたお仕事ぶり。
ありがとう。大切につかうよ。
大人用メロディオン。本当に奇麗な音がします。私はM-37Cを持っていますが、
憧れの44鍵HAMMOND PRO-44Hはやはり、デカい。
「どのくらい重いか、飯田さん、持ってみたら?」って
いせとるさん(この楽器を所有してる)が勧めてくれたんで、ちょっと持ってみた。
大きい分、意外と見やすくて弾きやすいかも!
今、私がプレゼンターを務める、クラシック音楽インターネットラジオ局 「OTTAVA」の木曜夜の番組で、
時々「おんがくしつトリオ」の鍵盤ハーモニカ奏者、菅谷詩織さんに出演してもらい、
トイピアノとデュオをやらせてもらっています。
スレンダーな菅谷さんがこのHAMMONDを、めっちゃめちゃかっこ良く吹くんだよなぁ......。憧れ。
番組ではメロディオン・ソプラノ S-32Cを吹いてくれていますが、私の昭和のトイピアノと相性抜群デス。
工場見学のあと、もし小売りをやっていたら、
M-37C plus(大人用のカラフルでお洒落な鍵ハモ)を買って帰りたかったけど、
注文が必要とのことで撃沈。
でもとにかく楽しい工場見学でした。
楽器の中身を知るって、やっぱり興味深いし大切なこと。
愛着が増します。
ご案内してくださった総務部の神谷さん、ありがとうございました!
以前のブログを拝見いたしまして、飯田様がマッコーリー大学院の通訳翻訳コースを卒業されたと知りました。
私も今このコース入学に向け、語学学校にて勉強中なのですが、大学院での生活や授業内容に関してお伺いできればなと思い、こちらより連絡させていただきました。
もしご迷惑でなければ少し私の質問に答えていただけますでしょうか。
どうぞよろしくお願いいたします。
あいり