アジアと小松

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小松基地問題研究会

もんじゅの運転再開を止めよう!

2010年05月01日 | 原発
原爆製造工場 もんじゅの運転再開を止めよう!

 5月6日にも、もんじゅの運転を再開しようとしています。4月27日にはナトリウム漏えい検出器が故障し、その原因究明もしないまま再開することなどどうして許せますか。4月18日には、もんじゅを前にして、朴保(パク ホー)による「もんじゅを止めよう! 母なる地球が泣いている」との絶叫を合図に、「4・18ムダ、ムリ、無謀のもんじゅ再開抗議集会」がおこなわれました。
 100個の風船をとばし、風向調査をおこないました。10年間で6回の風向調査で、もんじゅに事故が起これば、日本列島の半分が放射能で汚染されることが明らかにされています。

★運転再開に抗議
 原水禁事務局長(基調報告)は「5月にも、福井県が同意して、15年間も止まっていた高速増殖炉もんじゅの運転を再開しようとしている。これまでに運転再開を4回も延期し、しかも、もんじゅの真下に2本の活断層(白木・丹生、C活断層)の存在が明らかになった。住民に不安と危険を押しつける運転再開をわたしたちの手でやめさせよう」。
 反原発福井県民会議の小木曾事務局長は「福井県知事が運転再開の同意をした後、点検して数日後には、原子炉から制御棒を引き抜き、運転がはじまる。断続的に出力を上昇させ、3年後の2014年には本格的な連続運転をおこなう計画である。福井県の安全審査など信用できない。もんじゅは危険な中古品であり、廃炉にするしかない」
 もんじゅ監視委員会の小林圭二さんは「もんじゅの現状は運転を再開できる状態ではない。12の疑問点になにひとつ答えていない。たまたま誤警報があって、500件もの点検漏れが見つかったが、これからが大事だ。抗議を続け、運転をやめさせよう」
 青森の六ケ所村、大阪のストップザもんじゅからの発言があり、シュプレヒコールの後、もんじゅゲートに向かってデモ行進をおこない、抗議文を手渡しました。500人の参加者は運転再開阻止を誓い合いました。

★原発で温暖化対策?
 3月6日、鳩山首相は地球温暖化対策基本法案の中に、「原発推進」を明記すると発言しました。4月19日、経産省は「新エネルギー基本計画(6月発表)」に、現在54基の原発に加えて、「少なくとも14基以上の原発新増設」を盛り込むと発表しました。
 「地球温暖化対策」と言えば何でも許されるのでしょうか。原子力資料情報室の西尾漠さんは「原発を増やせばCO2が減るというが、細かい出力調整ができない原発が増えれば、調整のための火力発電所も必要になる」「放射能を生み出す原発は環境にとって好ましいものではない」「核廃棄物を生み出すことで、人類には負担」(3/9「北陸中日新聞」)と指摘しています。

★日本の核武装を止めよう!
 鳩山政権は、もんじゅ運転再開、六ケ所再処理工場の本格運転、玄海原発、伊方原発に続いて全国各地の原発でプルサーマル運転(プルトニウム・ウラン混合酸化物燃料:MOX燃料)を強行しようとしています。
 もんじゅ運転再開によって、高純度プルトニウムを大量に生み出し、核燃サイクルを確立し、プルトニウム保有を合法化して、核武装を進めるためです。8・6広島、8・9長崎の誓いを実現するためにこそ、もんじゅ運転再開を阻止しなければなりません。

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