ADONISの手記

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ジョニー(魔法先生ネギま!)

2015年11月16日 00時39分16秒 | 小説

 わいの名はジョニー。オコジョ妖精に転生したトリッパーで、今んところオコジョ刑務所に服役しとる重犯罪者や。

 前世のわいは小学生以下の少女がめっちゃ好きなロリコンやった。っていっても幼女に性的な意味で手を出すほど外道ではなく、あくまで健全なもんやった。

 そないなわいがはまったのが魔法少女ちゅう存在や。少女たちが夢や希望で頑張る姿はめっちゃ魅力的で、出来れば彼女たちをサポートしたいって思た。

 その為に転生やる機会が得られた時に魔法少女のお供になろうって思い、ネギまのオコジョ妖精に転生した。転生特典も『魔法少女の変身アイテムを創造できる』ちゅうやたら使い道が限られとるもんにした。

 こうしてオコジョ妖精に転生したわいは少女に変身アイテムを渡して魔法少女になってもろた。またわいはそのお供になって少女の手助けをするようになってん。そら充実した日々やったが、残念ながらそれが長続きすることはなかった。

 この『魔法先生ネギま!』の世界では魔法は一般に隠匿されておって、わいのやっとることは彼らにとって許容でけへんもんやった為に捕らえれてしもた。

 今にして思えば、魔法が隠匿されとる世界ではなく、魔法が存在せん世界に転生した方が良かったやろか。下手に魔法が存在しない世界だと、魔法そのもんが使えへん世界かもしれへんから、そらほんで問題やって思うねんけどな。

 

「ねえ、ここから出たい?」

 そないなわいに少女の声が聞こえた。気が付けば目の前に巫女服を着た美少女がおった。

 「出たいに決まっとるや」
 「なら出して上げるわ」

 って、少女がゆうってわいはいつの間にか見知らぬ場所に移動しとった。

 「ここは?」
 「ここは『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の世界よ。お前がいた『魔法先生ネギま!』の世界とは別の下位世界ね」

 るろうに剣心ってゆーたら、やたらって出鱈目な剣士たちが出てくる世界やんな。そこに移動出来て、それらの原作名を知っとるこの少女は何やもんやろか。

 「わいはジョニーやねん。貴女は一体誰なん?」
 「そういえば、まだ名乗っていなかったわね。私は姫神みこ、お前と同じトリッパーよ」

 やはりか。わいって同じ境遇の存在に会うんはこれが初めてやけど、彼女は只者ではおまへん雰囲気や。小動物のわいと違ってオーラがちゃう。

 「みこはん。助けてくれてほんまにおおきに」
 「別にお礼はいいわ。お前には代価としてやってもらう事があるからね」
 「やってもらいたい事でっか?」

 みこの話を訊おって、彼女は暇つぶしに美月はんと旅をやる事にしたが、ネタとして関西弁をしゃべる小動物をお供にしたいらしい。ネタって何や。まやええ。一応ずっと旅ちゅうわけではおまへんさかい、恩返しに彼女たちに同行しよ。

 こうして、わいはみこはんと美月はんの両手に花の状態で旅をやることになってん。はたから見ればけなりーなんて思うやろけど、わいは小学生以下の少女がすっきやねん。

 みこはんと美月はんは外見は高校生と中学生の少女やから守備範囲外やし、中身は思いっきり熟女やで。その事でわいはため息をつくとみこはんから汚物でも見るかのような目で見られた。もしかして思っとった事がバレた?

 

解説

■ジョニー
『魔法先生ネギま!』の世界に転生したトリッパー。魔法少女のお供を目指して転生したが、転生先を誤ったせいで犯罪者になり、オコジョ刑務所に服役する羽目になった。そこをみこに助けてもらった為に恩返しとしてみこの暇つぶしの旅に同行している。関西弁を話すという設定な為にやたら書きにくいキャラである。

◇転生特典
 魔法少女の変身アイテムを創造できる。

 


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