わらしべ☆music

わらしべ長者の如くドンドコ音楽を発掘していくのはトテモ楽しい・そんな日々。
コメント・TB・リンク 歓迎★

徹子と淀川おじさん

2006-07-25 | 
徹子と淀川おじさん 人生おもしろ談義/光文社
書店で偶然手に取ったこの一冊。
ぱらぱらとめくって立ち読む内に、最後まで読みたくなってしまって
しっかりと手にしてレジへGO!しておりました。

出版社/著者からの内容紹介
「いつお目にかかっても懐かしく、また嬉しく、最後まで”元気のかたまり”だった淀川先生の貴重なメッセージを、ここにお届けします」(本文より)。人気番組『徹子の部屋』で語られた13回にわたる対談記録が一冊の本に。美しいものを美しいと感じる心、本物を見る目、そしてユーモア溢れる会話から淀川おじさんの優しさがほんのり伝わってきます。


前々回の「WORDS」の記者・鹿野淳さんといい、最近私はイキイキと楽しげにしているヒトにめっぽう興味があるのです。その楽しみの源、楽しみ方を知りたいのです。「人生で未だかつて嫌いな人間には会った事がない」という淀川氏とは、そもそも根っこが違うのでしょうが(私は人間性悪説派なので)、それでもできればこんな風に上品に美しく可愛らしく年を重ねたい、とは切望しております。

とにかくこの御二人のおしゃべりの尽きない事!
どんどん楽しい話、いい話が飛び出してきます。
そして好奇心が旺盛で、年齢や遠慮を飛び越えていく友情。いいなぁ。

後書きで、徹子さんが淀川さんの最後の姿について記していた切ない部分さえ、そのキッパリとした去り際・美意識の高さに感動させられました。
そして私の今までのイメージでは淀川さんは(可愛らしい映画好きなお祖父さま)だったのが、実はキッパリと物申すバリバリの行動派だったのだな、とも驚かされました。
そういう御方の懐にスッと入っていける徹子さんのサッパリとしていながら人懐こい可愛らしさも気持ちいいです。以前、
女優・沢村貞子さんの「わたしの献立日記」を読んだ時にも徹子さんの記述が出てきて、けっして厭らしくなく下心でもなく、素直にヒトに甘えられる可愛らしい人柄が著されていて、この方は心から可愛らしくて真面目な方なんだな、と思っていました。今回ますますその思いを強めました。

「初めに言葉ありき。
どんなに思っていても言葉に出来なければ伝わらない、だから一生懸命考えて喋ります。嬉しい事いっぱいありますからね。」
力強いお言葉です。
少しづつでも美しいものや本物にふれて行きたい、感じたい。
なるだけ、どうでもいいとは言わないように‥‥気をつけますですハイ(汗)



最新の画像もっと見る

コメントを投稿