猫町3丁目アパート 屋根裏工房

『屋根裏工房』は自称ゲイジュツ家たちの溜まり場 
いま『イエロースットン刑務所』を連載中〜!

「江戸の100人展 はまぐりを穫る女房

2010-04-30 | 俳句と絵と書と・・

       おいおい、ウチの女房があんなに裾をまくっているよ。
       あれじゃ白くて太い脚が見え過ぎじゃねえか。
       
       ほれ見ろ、房州やの旦那がはまぐりを穫らずに女房の
       脚ばかり見てるじゃねえか。 しょうがねえなぁ!

「江戸の100人展」屋形船の船頭さん

2010-04-28 | 俳句と絵と書と・・
       
       あっしは屋形船の船頭です。       
       いたって口が堅い船頭なんです。
       
       ですから、きょうのお客さんは、琉球屋の旦那と
       にゃんこ姐さんだなんてことは言いません。
       
       おや、三味線の音が止みましたよ。
       間もなく波もないのに船が揺れはじめますよ、
       なぁんてことは言いません。
       
       なにしろ、あっしは口の堅い船頭なんですから、はい。


       世の中は春ですねぇ~♪

       

「江戸の100人展」放屁屋芋太郎

2010-04-26 | 俳句と絵と書と・・
       
       おう、聞いたかい!
       両国の見せ物小屋でいま,屁で歌を唄う「放屁屋」ってのが
       大変な人気らしいぜ!
       屁で都々逸を唄ったり、犬や猫や豚の鳴き真似までしちゃう
       ってんだ。

       へぇ~っ!

「江戸の100人展」花魁 絵里亜太夫

2010-04-24 | 俳句と絵と書と・・
       
       あれさ、琉球屋の旦那、どうしたんでありんす?
       さっきからあちきのカンザシばかり数えていんすえ。
       今宵あちきは春を売りんす。
       さあ旦那、あちきの手をとってくれりんしょ。

       ありゃ、旦那ふるえているんでありんすか。見かけに
       よらずウブなお方でありんすなぁ~♪
       (大尤のしゃべりは、かなり怪しいんでありんすよ)


       もう一度だけ予約投稿でご勘弁くださいませりんしょ。


       「太夫」の文字を間違えて投稿しておりました。
          絵里亜太夫さん、スンマセンでした。

       

「江戸の100人展」かまど師

2010-04-22 | 俳句と絵と書と・・
       
       かまど師は鏝(こて)や塗土を持って市中を歩く。
       注文があると手早く塗り直し、きれいなかまどにする。

       裏長屋のお熊ばあさんのかまどを直して、口説かれた
       ことがあるので、近頃はもっぱら商家の多い辺りを歩く。
       きれいな女中さんに「ちょいとかまどやさん~♪」と
       呼ばれると、わくわくするのです。



       今回も予約投稿です、はい。

「江戸の100人展」千住の飯盛女

2010-04-20 | 俳句と絵と書と・・
      
      あらら旦那、いい男だね。うちの宿に泊まんなさいよ。
      もうすぐ日は暮れるし、この先にはもう旅籠はねえんだよ。
      今夜、あたしがたっぷりサービスしてやるからさ。

      旅籠の飯盛女は強引な客引きで旅人を泊めてしまう。そして
      夜になると、この顔に念入りに化粧して、娼婦に早変わり。
      宿場の旅籠にはこんな飯盛り女がずいぶんといるものだと、
      その道に詳しい、房州やさんが、言っておりました、はい。

 
      留守にしています。予約投稿です。

「江戸の100人展」北辰一刀流 千葉周作

2010-04-18 | 俳句と絵と書と・・
       
       おい聞いたかよ、あの千葉周作が他流試合で
       負けたんだってさ。その相手がだれだと思う!
       聞いて驚くなよ。
       この長屋に住んでいる筆ペン侍だとさ!
       
       へえ~、あの間抜け面の侍がそんなに強えのかい。
       人は見かけによらないもんだね。



       その間抜け面の山豚火は、またまた野暮用で
         一週間ばかり留守にします。いえ!下駄屋の
         女房の後を追いかけて行くんじゃありませんの
         でご心配なく。

「江戸の100人展」下駄屋の亭主

2010-04-16 | 俳句と絵と書と・・

       下駄屋の亭主は女房に逃げられてから、すっかり腑抜けに
       なっちゃったじゃねえか。
       お熊ばぁさんよ、ちょっと行って慰めてやったらどうだい。

       やだよ、あたしを幾つだと思ってるんだい、もう70だよ。
       そんなことが出来きるわけないじゃないか。

       あれ? ばぁさんなにか勘違いしてやしないかい。
       里芋の煮っころがしでも持っていって、元気を出すように
       励ましてやったらどうだい、といったんだよ。

       あれさ、そうだったのかい。そうだろうよね。あははは。
       さて、それじゃ里芋の煮っころがしでもつくろうかね。
       
       

「江戸の100人展」下駄屋の女房

2010-04-14 | 俳句と絵と書と・・
       
       夕んべ下駄屋の女房が消えちゃったってじゃないか。
       通いの職人もいなくなったらしいぜ!
       二人して駆け落ちだとよ。
       あんな女房と駆け落ちするとは、たまゲタ!こまゲタ!足駄ゲタ!
       だれか、うちのおっかぁと駆け落ちしてくれねえかなぁ


       昨日の「47人の赤穂浪士」に
       「そんなの容認いたしません!」「ズル!」などのコメント。
       このコメントは女性からです。女性は怖~いです。
       
       そんなわけで「江戸の100人展」続けさせていただきます。はい!

「江戸の100人展」赤穂浪士の47人

2010-04-12 | 俳句と絵と書と・・
       
       赤穂浪士がみごとに主君の仇を討った後、切腹をして果てたのは
       討ち入りの翌年、元禄16年2月4日(西暦3月20日)桜の頃でした。
       
       赤穂浪士はご存じのように、大石内蔵助をはじめとした四十七人。
       47人ですよ!
       きょうの47人で「江戸の100人展」は100人を越えました!
      
       長い間、お付き合いありがとうございました。

       え?  
       いけませんか? どうして!



       根深汁(ねぶかじる)は葱の味噌汁。千住葱や下仁田葱の
        ように、土を盛り上げて根を白軟化させた白葱を使う。
        池波正太郎の時代小説には、しばしば登場する。

「江戸の100人展」八百善の娘

2010-04-10 | 俳句と絵と書と・・
       
       おい、聞いたかい。あの八百善の娘が大奥にあがるんだとよ。
       
       色が黒くてかぼちゃみたいな顔したあの娘がかい?

       コネと金がありゃあの顔でも大奥勤めができるんだ。
       あれだったら、うちのおっかぁの方がまだましだよなぁ

       そうかなぁ~! 

「江戸の100人展」小伝馬町の牢名主

2010-04-08 | 俳句と絵と書と・・
       
       あの牢名主、穴の空いたナベの底みたいな顔して桜だなんて
       顔に似合わず風流なことを言うじゃぁないか。

       あの顔で桜は似合わないよなぁ。娑婆が恋しいんじゃないのかい。

       
       し~っ、聞こえたらリンチだぜ。



       突然ですが、急用、ヤボ用でちょいと出かけてきます。
         3回分は予約投稿してあります。では失礼します。10時43分

「江戸の100人展」福饅頭のお福さん

2010-04-06 | 俳句と絵と書と・・
       
       さぁ~ 花より饅頭 福饅頭~♪
       
       あたしはお福 饅頭は福饅頭~♪

       さぁ~お花見には 福饅頭だよ~♪

       
    
       福饅頭よりも あたしを食べたいだって

       いやだよ琉球屋の兄ーさんは そう云ってまた口説くんだから

「江戸の100人展」火付盗賊改方長官 長谷川平蔵

2010-04-04 | 俳句と絵と書と・・
       
       火付盗賊改方長官 長谷川平蔵。
       江戸中の盗人から、鬼の平蔵、鬼平と恐れられている凄腕の長官。
       時には浪人の姿で江戸の町を探索する。
       
       上野の桜も見ごろだなぁ、とつぶやきながら、浅草に向かって
       のんびりと歩いていた鬼平の目がきらりと光った・・・!


       
       俳廻を予定より2日早く切り上げて、帰宅しました。
         なぜ早く帰ってきたかって? そりゃ、なんといっても
         江戸が一番いいからですよ。
         留守中に沢山のコメントありがとうございました。
           

「江戸の100人展」ほろ酔い若女房

2010-04-02 | 俳句と絵と書と・・
       
       あたしは酔ってなんか、いませんよ、
       酒の3合、4合ぐらいじゃ、酔っ払いませんよ~。

       おい大家、いい花見でしたよ。
       日頃はケチな大家にしたら、酒も料理もまあまあでしたね~。
       きょうだけは、いい大家だよ、うぃ~っ!

       お~い、亭主はどこだ! あたしを連れて帰るんだよ。
       今夜は寝かせないぞ~~っ、
       
       ♪上野のさくらは~にほんいち~♪ と・・・



       山豚火はきょうも花を求めて俳廻してます。