「金総書記の金づる」朝鮮総連が破産の危機に

 

この記事は韓国から見た今回の総連問題を率直に見ているようなので,載せました。

記事によれば、日本で半世紀にわたり北朝鮮を代弁し、対南工作拠点として活動してきた朝鮮総連が破産の危機に直面している事を率直に書いて書いております。

この事件について、　東京地方裁判所は18日、日本政府が出資し不良債権を回収する整理回収機構が朝鮮総連を訴えた裁判で、朝鮮総連側に請求額の627億円全額を返済するよう命ずる判決を下しました。

その結果、朝鮮総連中央本部の建物・土地を差し押さえることが可能になり、また、朝鮮総連東京本部以外にも地方本部や学校など29の施設のうち9カ所がすでに整理回収機構に差し押さえられており、残り20カ所も今後差し押さえられる可能性が高く、朝鮮総連は日本での活動拠点を失う可能性が出てきた実体を書いております・・・

　　　　　　　　

　朝鮮総連の活動の中心だった建物は、東京中心部の千代田区富士見にあり、皇居に隣接し、靖国神社からもわずか50メートルという日本の中枢の地域にその建物があり、　建物はまさに一等地にあり、敷地面積2390平方メートル、地上10階、地下2階の鉄筋コンクリートビルです・・・

ｊ韓国報道によると・・・北朝鮮と日本が国交を回復すれば北朝鮮大使館として使用される予定地だったのですが・・・今回の敗訴は、朝鮮総連自らが招いた側面が強いといっております。

1990年代後半以降、朝鮮総連系列の16の信用組合が相次いで経営に行き詰まり、日本政府は預金者保護などの名目で1兆4千億円以上の公的資金を投入したおります。

信用組合の経営の行き詰まりは、奇妙な事に本人以外の名義利用を日常的に行ってきた朝鮮総連への違法な融資が最大の原因であり・・・融資のほとんどは金正日（キム・ジョンイル）総書記へ送金されたとみられております。

それが災いして結局、回収が不可能になった額は総連本部だけで627億円に達し、これらの不良債権を引き継いだ整理回収機構が返還を求める訴訟を起こし、18の訴訟すべてに勝訴しております・・・日本の裁判所は整理回収機構が請求した額をそのまま認めているそうです。

　朝鮮総連はすでに四面楚歌の状況にあり、少し前ですが・・・在日本大韓民国民団は15日、朝鮮総連との和合を推進した河丙（ハ・ビョンオク）前中央本部団長を除名したそうです・・・

これは在日韓国・朝鮮人社会全体が日本国内の世論の攻撃を避けるための措置と受け取られているとの見方が韓国社会の一般的見方のようです・・・

この河前団長は昨年、「5・17共同声明」で朝鮮総連との和合を宣言したが、民団の地方組織からの強い反発で団長職を退任したそうです・・・

民団の新しい執行部は今年に入って「朝鮮総連との和合宣言は北朝鮮の統一戦線に民団を利用しようとする策謀だった」との報告書を発表しております・・・

　北朝鮮による核やミサイル実験の強行以降、朝総連の立場は非常に弱まり、日本の公安当局によると在日韓国・朝鮮人の中で朝鮮総連の会員は10%にも満たないとそうです・・・

実際に活発に活動する数は2万人から3万人に過ぎないそうで、朝鮮総連は18日の裁判に先立ち、第3者と土地と建物の売買契約を結んで所有権を移転し、差し押さえを逃れようとしたそうですが・・・

朝鮮総連はその過程で、公安調査庁の元長官や日本弁護士連合会（日弁連）会長などの大物を動員するほどの政治力を発揮したのでしょうが、これらが公表され、結果として日本人のこの問題への関心がより一層増しております。

しかし、売却代金が支払われないまま5月31日に所有権が移転されていた事実が発覚、東京地検が捜査に乗り出し、取り引きそのものがなかったことにされたそうですが、法曹界の重鎮がこんな事で世間の注目をあぶるのは・・・あまりに情けなさを感じます・・ 

（朝鮮日報記事引用）