容子の部屋

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英元首相サッチャー氏、「一国二制度は妥当ではない」・・・

2007年06月19日 09時17分45秒 | 国際政治

 

                 

私はこのサッチャー前首相の功績を今でも高く評価する一人です。このニュースは少し前のものですが・・・ご高齢にも拘らず、自分の業績の中で対中国との取り決めの中で失敗だった事をあえて方っております・・・

ある報道によれと、英国前首相サッチャー氏(81)は、イギリスは租借地香港の租用延長について、当時中国の指導者小平を説得できなかった事が今でも残念に思っているといるそうです・・・・

中国政府は台湾問題解決のために香港で一国二制度を実施したと思いますが、「それは妥当ではなかっといっております。そして今見てもさらに時代錯誤である」と感じているといっております・・・


   レパレスベイ            香港島の風景              

 報道によると、香港の返還は今年で10周年になるそうですが・・・、サッチャー氏は香港企業家・永鏘氏との対談をしております。その対談の中でも、英国が香港の借用期間終了と共に香港から手を引いたことを後悔しているといっております・・・

この対談は、サッチャー氏がこの5年間に応じた唯一の対談なそうで、1990年の退任以来、香港返還について初めて語ったものとの事です。

当時のサッチャー氏は「一国二制度について、初めて知った時から疑問を抱いていたそうです・・・そもそもこの制度は台湾問題解決のために作られもので香港に適用しないもので、今から見ても更に時代錯誤である」といっておられます・・・

同氏は、在任中に香港145年の借用期間満了が迫っており、香港で一国二制度が適用されることを知った時、香港統治の継続は不可能だと感じたそうです。それで香港の特性を守ることにした」と話しております・・・

 小平氏との交渉の情景は今でも鮮明に覚えているそうで・・・サッチャー氏は「私は彼の知恵を称えましたしたが・・租用延長に首を縦に振らなかった」と述懐し、当時感じた無念さを率直に語ったそうです。

その香港返還の日、香港は大雨だったそうです。同氏はその情景を回想し・・・「とっても残念だった。英国は雨が多いので、海外でも大雨に遭いたくなかった。その日は哀しかったが、香港の人々が外国の統治を望まないのも理解できる」と微笑みながら話したそうです。

こうして香港は正式に中国に戻され・・・た日は1997年7月1日であり、それ以降同氏は香港に行ってないそうです。近年サッチャー氏の健康状態は思わしくなく、この5年間、メディアの取材も受けていなかったそうですが・・・永鏘氏とは親交が深く、今回の対談はサッチャー氏の自宅で行われたとの事です。

これを読んでサッチャー氏の多くの輝かしい業績の中で唯一同氏が今でも後悔している事だと思うと・・・現在の中国と照らし合わせて私は悲しみを覚えます。

(大紀元時報記事引用)

            广东首次公开珍贵档案:小平批示遏止偷渡潮
 



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2 コメント

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Unknown (アラメイン伯)
2007-06-20 22:28:20
英国は後ろめたい気分だったのでしょうね。
女王陛下の租借地として香港市民を自由を享受していたのだから。
それを中国のような独裁国家に引き渡さざるおえなかったのだから。
香港の人権状態が悪化すれば英国は旧宗主国として事態を看過できないでしょう。
Unknown (容子)
2007-06-21 00:12:15
アライメン伯さま

英国のサッチャー元首相といえど現在の中国の姿を見ると、果たして香港を中国に返還した事が今後の世界政治にとって良かったのか?きっと複雑な感情を持っているんでしょうね・・・

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