気のむくまま♪遊歩と小生物の日々

温暖な海辺の町でカメや水槽の住人たちとのんきに楽しい暮らし。時々空を飛ぶ。

カエル!

2012-07-06 14:01:08 | Weblog

毎朝空のご機嫌うかがいながら散歩に出る。昨日は一時梅雨明けみたいな青空が出て蒸し暑かったけど、今日はなんとか持ちそう。お城の石段で、やせた母ネコにもうほとんど親と違わないくらいに育った3匹の子ネコが群がってお乳飲んでる。生きてたんだ。でも、母ネコ哀れ…。

浜に出る松林に作業員のおじさん数人が集まって手順を話し合っている。いつものようにふと見下ろした側溝から流れ込む水たまりに、カエルが!やー!やっぱりいたね。コロコロ♪鳴き声がたまに聞こえてたけど姿を見せることは無かった。トノサマガエルっぽいけど、カエルはよくわからない。せっせと写真撮ってたら、おじさんたちがこっちを気にしてるので、「カエルです。」「あー、このごろは珍しうなったからね。」「いつもは出てこないんですけど。」大雨で水かさ増したからかな。

海は昨日より水が澄んでる。風があってさざ波が立つから水中は見えにくい。フグ一匹すくう。昨日も一匹。泳ぎの遅いヤツしか取れないもん。しばらく進むと向こうから歩いてきた黒おじさん、足元を指差す。大きなコウイカが食べられてる。ぱっくり開いた腹から墨黒々と。「食べられとる。」と言えば、おじさん、笑って、食べられとる、と繰り返す。何かおかしかった?

帰ろうと水汲んでると、珍しく長いボラ系の稚魚がウロウロ、はぐれてるのは弱ってるやつかもしれないけどすくった。もぞもぞエビも取って、海の家のほうから帰ろうと通りかかったら海の家のわんこが車の前をウロウロしてるので危ないよと、店の方に呼んだら、おばちゃんが車椅子のようなのに座ってる。「なんか、おった?」と話しかけてきた。「フグとボラの子供。」「あー、ボラやね。そっちは?」「うちの水槽の魚のエサ。」「食べる?」「大喜びで食べるよ。あっちの方にでっかいコウイカが上がっとったけど、もう食べられとった。」「食べられても生きとったらよかよ。」「死んどった。」「タルイカは来よる?」「いやー、去年、今年は見らんけど。」「夜ね、自転車で、発泡の箱持って来よらすもん。夜集まるごとあるよ。」おばちゃんの、足の手術の話、病院の話ほか聞いてから、お大事に、と帰ってきた。このごろ見かけないと思ったら足、悪かったんだ。出歩けないからつまらないんだろうな。

すくってきた魚を水槽に移してよく見たら、かわいそうにやっぱりボラはしっぽの方の骨が見えるくらい傷を負ってた。少し生きながらえればいいか、またほかの生物の糧となる。


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