気のむくまま♪遊歩と小生物の日々

温暖な海辺の町でカメや水槽の住人たちとのんきに楽しい暮らし。時々空を飛ぶ。

鍋島のがめの葉マグカップ

2012-04-02 12:40:25 | Weblog

咲き始めたら一気に桜!少し薄曇りっぽい今朝、そこら中ぽわっとピンクが広がってる。お城の石段の下のほぼ満開の桜を見上げて、くわえタバコの近所のおじさん。「上はきれいかろうばって。」「きれいですよう!」「上がりきらん。へ~て言うて。」確かに、上り慣れないと231段はきついよね。でも、おじさん、まだ60半ばだよね?(がんばらんと。)

上では一眼レフで撮ってるよそから来たおじさん。ワタシも昨日撮ったけど、やっぱり撮る。この時期、毎年のこと、と思っても撮りたくなるねえ。下に下りて掃除のおばさんと、「咲きましたね。」「あっという間にね。桜も咲きたかったっでしょう。ガマンして。もうちっと後かと思いよったけど。」ほんと。帰り道、リクのお土産にりっぱに育った民家横の黄色いノゲシ?の花をちぎってポケットに入れた。

大川内窯、桜草のきれいなお店も。

昨日は相方と伊万里大川内窯(鍋島焼)のお祭りに出かけた。菜の花、桜、ボケ、モクレン、コブシ、レンギョウ、チューリップ、水仙、春の花々を愛でつつ無人販売所でミカンなど買って目的地へ。ぴか~んの散策日和。片っ端から窯、店をのぞいて回った。しばらくは沖縄の焼き物を見ることが多かったこのごろ、久しぶりに見た陶磁器の白はやっぱり美しい。昔は土物は好きじゃなかったんだけど、沖縄で開眼?したんだよね。でも、日常使いの白は間違いなく好きだ。特に九州に帰ってからはどっちもいいね。各窯の中でも格が上というところのは、やっぱり色とデザイン、技術、さすがだなと。良いもの、いっぱい目に焼き付けて。買ったのは一軒の店、白地にサルトリイバラの実と葉、蔓が色鮮やかに描かれたマグカップひとつ。よく見ようとメガネかけて見ていたら、奥から出てきたおばちゃんが「それ、がんびゃー(だったかな?)。餅の葉っぱ。」えーと、もしかしたら…「がめの葉?」「そうそう。餅包むと。」そうかあ。今年一月に90何歳で亡くなった阿蘇出身の遠い親類のおばあちゃんが昔時々作ってくれたがめの葉餅。山にがめの葉を取りに行ってすべて手作りで。でっかくて甘いあんこがたっぷり、少し黄色がかったつやつやの美味しい餅だったなあ。その植物の絵、なんか嬉しくて少し値が張ったけど手に入れた。後で調べたら、関西以西では柏餅と言えばこのがめの葉(サルトリイバラ)で包むのが一般的らしい。相方は東北出身だから知らないみたい。

土曜は新しいかけ流し温泉見つけた。少し遠いけど熊の川温泉浴場、5時過ぎてたから入浴料300円!たっぷりのぬる湯がざんざん流れてて。近くの同じぬる湯の古湯温泉センターは、週末とにかく混むから気が進まないけど、ここはゆっくり。よかったな!