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Bunkamura 『ソール・ライター展』

ゴールデンウィーク最終日。
悲しくなります(苦笑)

そんな日曜日は、ゴールデンウィーク初日の4/29から
渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催中の
『写真家 ソール・ライター展』に行って来ました。

「たぶん、そんなに混まないだろうなぁ。」と思っていたんですが、
予想以上に、混んでいませんでした。
作品一つに平均して観客一人以下の割合。
ここまでとは思わなかったよ。

絵画と違って、音声ガイドは無いんですね。
写真そのものの説明は難しいかもしれませんが、
写真を撮った写真家の背景とか、
写真で撮られている風景の事とか、
ガイドがあっても面白いかと。
って言うか、冷静に考えてみて、
絵画の場合も、多くの場合は、画家は既にこの世に無く、
画家が意図している事なんてわかるわけもなく、
ガイドの内容は他人が勝手に解釈している事なんだけど、
それで成立しているんで、写真も同じ考えてダメなのか?

それと、もう一つ絵画と違う事。
絵画の場合も、同じタイトルの作品って無い訳じゃないですが、
写真の場合は、想定以上に同じタイトルの作品が多い。
そればかりじゃなく、《無題》なんていう作品も多数。
特定の作品を指摘する時、どうするんだろう?

印象的だったのは、展示の構成もあるんですが、
ずっとモノクロの作品が続いてきて、
1950年ごろの作品の《足跡》と言うカラー作品が出てきたとき。
足跡と言うタイトルなので、雪に残った足跡が写っているんですが、
その中に、パッと赤い傘が写りこんでいるのが、
非常に鮮やかで、なんとも言えない美しさ。
実は、ソール・ライターの作品には、傘を撮ったものが多いらしく、
助手が「もう傘は良いでしょう」と言ったところ、
ライターが「傘が好きなんだ」と応えたらしいです。

あと、やっぱりポスターにもなっている、
1960年の作品《雪》も良いですね。
タイトルは雪なんですが、雪がはっきりと映っているわけでは無く、
雪が降るような寒い日なので、結露した窓越しの外の風景と言うのが、
なんとも幻想的です。

ちなみに、ポスターはもう一つあって、それがこれ。

これは、なんですかね?

順序が逆になってしまいましたが、
会場入り口付近には、撮影スポット。

顔出しパネルでは無いですが、
ライターと一緒に写真が撮れるようになっている様です。







名称ニューヨークが生んだ伝説
写真家 ソール・ライター展
会期2017/4/29(土・祝)-6/25(日)
会場Bunkamura ザ・ミュージアム
当日観覧料一般1400円、大学生・高校生1000円、中学生・小学生700円
開館時間10:00~19:00(※入館は閉館時刻の30分まで)
毎週金・土曜日は、10:00~21:00(※入館は閉館時刻の30分まで)
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