木質バイオマス「三行」革命

①日々の生活に「ありがたや」と感謝する②木質バイオマス情報を「三行」で斬る③意見と指針を提示し持続可能な社会の構築へ

冷暖

2012-01-31 23:04:00 | ペレット熱利用

 石川県森林組合連合会の森林文化ホールに、昨年末に導入された ぺレット焚き吸収式冷温水機を見学。

 ・約1,000m2のホール内の冷暖房をまかなう

 ・能力は30冷凍トン (ペレット消費量 最大22.2㎏/h、年間約25tのペレット消費見込み)

 ・経済産業省の3分の1助成を得て導入。燃料消費量を毎日自動計測して、報告することになっている。

 ・現在は、長野方面からペレットを搬入。ペレットタンクは6m3。ユニックで吊り上げて、上から落とす。

 ・1月中は、フレコンバッグ(ペレット600㎏入り)で2袋分を暖房用に消費した

 ・トラブルもなく、順調に稼働している。

 ・灰の発生量は、12月~1月の2ヶ月間で、ドラム缶半分程度。

 ・この導入をきっかけにして、ペレットボイラーの普及が石川県内でも進み

  将来的には地場産材を使ったペレット工場ができれば良いと思う

 というお話を伺った。

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 石川県内で他にペレットの大規模な利用施設は、この他には

 小松市の福祉施設 自生園 のペレットボイラーのみだそうだ。

 (自生園では、製材端材などからペレットの小規模な自力製造も行っているとのこと。

 この映像の7:20頃からを参照)

 こうした先導的な取り組みをきっかけに、石川県内でもペレットボイラーをはじめ

 薪ボイラー・チップボイラーの導入が進めば良いと思う。

 現場で生の情報に触れる機会を頂いたことにありがたや。


不要

2012-01-30 20:46:28 | 林地残材・間伐・森林整備

 近所の西友にて。レジ袋いりません、という呼びかけを行う多摩産材の立札。このあたたかみにありがたや。

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<本日の木質バイオマス>
薪で走るバス…動かず 災害時の交通手段で研究

47news 2012年1月30日付

 独立行政法人交通安全環境研究所(東京都調布市)で30日、薪を蒸し焼きにして発生したガスでエンジンを動かす代用燃料車(代燃車)のバスが公開された。

 この日は杉の間伐材を使って走行実験する予定だったが、寒さでエンジンがかかりづらかった上、モーターが故障して動かず、研究所の職員らが押して移動させた。

 バスは、神奈川中央交通(神奈川県平塚市)が1981年、創立60周年を記念して復元した「三太号」。

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 この「代燃車」三太号の名前の由来となった、NHKのラジオ番組「三太物語」というのは初めて聞いた。

 「昭和25年頃、まだ戦後の混乱が残り、人心も荒廃していたあのころ-当時、NHKで放送された子供向けラジオ番組「三太物語」・・・」

 とあったが、これが道志川近辺が舞台だったのか。昔からの由来があるんだなぁ。

 昔も冷え込むとバスが止まっていたのだろうか。


大分

2012-01-13 21:05:06 | 林地残材・間伐・森林整備

 埼玉県のマスコットキャラクター コバトン には、緑のコバトン というバージョンがあるが

 大分県のキャラクター めじろん は、その風貌も成り立ちも似ているなぁと思った。

 

 

 

 コバトン(左:埼玉代表) と めじろん(右:大分代表)

 

 コバトンの方が好みだと思う、やはり私は埼玉県出身者。思いがけず郷土愛を感じられたことにありがたや。

 

 本題の写真は、「けんちょうのパン屋さん」という、授産施設の方々が作ったパンを販売している店舗。

 木材を使って一角を囲い、あたたかみのある雰囲気を醸し出していた。おやつに食べたアップルパイも安くておいしく。

 

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<本日の木質バイオマス>

 【長野】「1村1自然エネ」推進へ 県、新年度から事業化支援

 中日新聞 2012年1月5日付

 県は2012年度から、市町村や地域の気候風土に適した自然エネルギーの事業化を支援する「1村1自然エネルギープロジェクト」を開始する。

 プロジェクトは、温泉熱や小水力でのスキー場の照明・リフトの電力確保や、薪ボイラーを活用したハウス栽培といった新事業への財政支援を想定。

 県の「地域発元気づくり支援金」(12年度予算要求段階で総額10億円)や、国・県の温暖化対 策予算の利用を見込む。

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 地域特性に応じた自然エネルギーの普及が期待できそうだ。