かぴたん日記

庭の話、お出かけの話など、 
自分が興味をもったことなんでも。
静岡県浜松市より発信致します。

冬の京都へ

2011年02月11日 14時58分30秒 | 旅・お出かけ
2月5日~6日、久しぶりに泊まりで京都へ行ってきました。
冬の京都ということで、かなり寒いだろうと覚悟して行ったんだけど、ちょうどこの週は寒さの中休みといった
感じの時だったので、思ったより寒くなくて助かりました。

朝6時に家を出発。東名浜松西ICから名神高速を通って京都東ICまで。
そこから車で10分か15分走り、京都市山科区にある椥辻(なぎつじ)という地下鉄東西線の駅にほど近い駐車場へ。
予めネットで下調べしておいたそこの駐車場は、停めてから24時間以内は800円という安さ。
京都駅に近い方やお寺に隣接している駐車場だと1日停めておくとものすごく高くついてしまうんだけど、これなら
1日何も気にせず停めておけるし、あとは地下鉄の1日乗車券(600円)を買ってしまえば、東山や二条城の方など
あちらこちらへ何度でも行けるので便利でお得です。帰りも高速のICまですぐなので楽チン。この方法オススメですよ。

今回、私が一番行きたかったのは東寺。
いつも東山や嵐山の方で時間をとり過ぎて、ゆっくり行けずじまいだったので、今回はどこより一番先に行くことに。
京都駅のあたりで軽くお昼を食べたあと、早速念願の東寺へ。

▼東寺の五重塔。国宝です。



ちょうどこの時期、五重塔の内部も特別公開されていたので、心柱を囲む四仏坐像を見ることも出来ました。
あと、講堂(重文)に安置されている大日如来はじめとする菩薩、明王、天たちや、金堂(国宝)に安置されている
薬師三尊、十二神将を、こころゆくまで眺め拝んでくることができました。
とても大きい仏像たちが一同に勢揃いしている厳かな雰囲気の堂内は、小さな入口をくぐって中に入った瞬間、思わず
息をのんでしまうほどで、ただただ圧倒されっぱなし。
行けてよかった。

▼大日如来像などが安置されている講堂。



▼東寺境内で咲いていた白梅。




東寺を後にして、ぶらぶらと町を歩きながら北上。そしたら西本願寺にたどり着きました。

ちょうどお堂の中では、とある参拝者の為にお経が読まれようとしているところでした。
後ろの方で一緒に聞こうとしている方達もけっこういたので、私たちも中に入ってしばし耳を傾けることに。
こういう中で静かにお経に耳を傾けていると、なぜか心が落ち着きます。不思議ですね。
そして読経の後、お坊さんがお話を始められました。
「おるき」という星の名前の由来を持ち出して、仏様とはこういう存在なのですよ、という話をされたのですが
それがとても温かいお話で、聞いていてちょっとウルッとしてしまいました。
「おるき」というのは土佐弁で「いるから。」という意味。私はいつもあなたのそばにいるから・・
そんな励まし応援してくれるような存在の星であってほしいと、とある女性が付けられた名前なのだそうです。
あなたにとっての仏様も同じなのですよ、というお坊さんの言葉に、参拝されていた方はきっと心励まされたことでしょうね。
▼「おるき」の命名についてはこちらのサイトでも紹介されてました。よかったら。
 ■関心空間 おるき(星の名)http://www.kanshin.com/keyword/915968

▼西本願寺にて。




西本願寺のあとは、またひたすら歩いて、錦市場や本能寺へ。
あてもなくぶらぶらしていたら、あっという間に夕方になってしまったので、一度車に戻り本日の宿へ。

本日の宿といっても高級旅館などに泊まった訳ではなく、山科駅前にあるホテルブライトンシティ京都山科という
ビジネスホテルに素泊まり。二人で1万円とリーズナブルなお宿です。

夜はまた地下鉄に乗って京都の賑やかな方へ。
東山で地下鉄をおりて、花見小路通を歩いたり、祇園、先斗町あたりをブラブラ。
夕食は河原町あたりの居酒屋さんで軽く呑みながらいただきました。


2日目は、まず二条城。朝一番で行ったので、あちらこちらゆっくり見てまわることができました。
中を見ることができる二の丸御殿では、狩野派の襖絵などを見たり、大政奉還が行われた大広間などを見たり。
去年「龍馬伝」でのシーンを思い出しながら「ここで慶喜が・・・」などとぶつぶつ言いながら歩きます。
昔は狩野派の襖絵なども本物がそのまま飾られていたような気がするんだけど、今回行ったときにはほとんどが
複製画に差し替えられていて、ちょっとがっかりしました。長年の傷みや保存の問題もあるので仕方ないんですけどね。

二条城のあとは西陣の方でランチ。
以前雑誌Hanakoで見た「les trois maisons(レ トワ メゾン)」で。
▼築80年の町やを改装して作られたお店は、1階がカフェで2階は1組限定の宿になっているみたいです。



▼ランチの豚バラ肉とレンズ豆、ソーセージの煮込み。
 塩味でじっくり煮こまれたお肉や野菜は、素材そのものの味が引き出されてほっとするような優しいお味でした。



西陣の町をカメラ片手に歩いたり、途中で見つけたお寺に入ってみたり、夕方ぐらいまであちこちを歩きまわって
帰途につきました。

帰りは名神→新名神→東名阪→伊勢湾岸→東名を使って帰ってきました。
こちらのルートの方が東名⇔名神よりも近くて早いようですね。ダンナさんが言ってました。

久しぶりの冬の京都。
今回は寺巡りより のんびり町歩きを楽しむ感じで計画してみました。
でもちょっと無駄歩きも多かったかなというとこと、少し下調べが足りないところがあったところが反省点。
次回行く時はもうちょっと効率よく動いて楽しみたいなぁと思いました。

また新緑の季節にでも行きたいな~。