最近は仕事でアジア企業のM&Aに従事していますが、国にも依って差はあるものの、アジアはどの国も基本的に規制が強いし、フェアなマーケットではありません。
多くの国で、例えば金融機関への出資に外資規制がありまして、外資が100%出資できず、外資が現地に参入するためには現地企業とJVを立ち上げる必要があります。また、国によってはJVを立ち上げる際、相手企業にプレミアムを支払うという商習慣がありまして、出資金に加えてその額の3倍、4倍(!)といった額を相手企業に支払うことを強いられます。
そんな滅茶苦茶な世界なのですが、それでも、アジアは経済が急成長しており、そこに投資したがる企業は多い。今やアジアは完全な売り手市場になっていまして、彼らは「お前ら、出資したければ出資させてやってもいいんだぞ!」といったスタンスです。
一方で日本に目を向けると、ブルドックなど多くの企業が買収防衛策を導入するなど閉鎖的な市場と言われていますが、それでもアジア各国と比較すると外資に大きく解放されているといえるでしょう。でも経済は縮小気味です。
こうしたことから最近感じるのは、政府が行う規制なんて実は大した問題ではないのでは?ということです。国全体に勢いがあれば規制があっても皆が投資したがるし、そうでなければ規制がなくても誰も投資しない。日本に政治・行政改革、規制緩和が必要と叫ぶ人は多いけれど、彼らが言う理想的な制度を作っても、バラ色の世界が待っている訳ではないんですよ。多分。
多くの国で、例えば金融機関への出資に外資規制がありまして、外資が100%出資できず、外資が現地に参入するためには現地企業とJVを立ち上げる必要があります。また、国によってはJVを立ち上げる際、相手企業にプレミアムを支払うという商習慣がありまして、出資金に加えてその額の3倍、4倍(!)といった額を相手企業に支払うことを強いられます。
そんな滅茶苦茶な世界なのですが、それでも、アジアは経済が急成長しており、そこに投資したがる企業は多い。今やアジアは完全な売り手市場になっていまして、彼らは「お前ら、出資したければ出資させてやってもいいんだぞ!」といったスタンスです。
一方で日本に目を向けると、ブルドックなど多くの企業が買収防衛策を導入するなど閉鎖的な市場と言われていますが、それでもアジア各国と比較すると外資に大きく解放されているといえるでしょう。でも経済は縮小気味です。
こうしたことから最近感じるのは、政府が行う規制なんて実は大した問題ではないのでは?ということです。国全体に勢いがあれば規制があっても皆が投資したがるし、そうでなければ規制がなくても誰も投資しない。日本に政治・行政改革、規制緩和が必要と叫ぶ人は多いけれど、彼らが言う理想的な制度を作っても、バラ色の世界が待っている訳ではないんですよ。多分。