最近、「国家財政破綻」をテーマにしたブログを幾つか読みました。巨額の財政赤字を抱える日本は将来デフォルトし、JGBは暴落(金利は急上昇)、円の信用が失墜する可能性があるので、それに備えて今から資産保全しよう!というのが概ね共通したテーマのようです。ちなみに当ブログでも、過去に何回か国家財政破綻の危険性について好き勝手なことを言っています。
財政破綻やハイパーインフレになるリスクを議論することは意味があると思います。しかし、これは自分への反省も込めて言いたいのですが、その予測が正しいか否かを議論するのは時間の無駄でしょう。あるブログでは、「今年は円高になるという市場関係者が多い」との読者コメントに対してブログ管理者が「バッカじゃねーのお前!こんな財政状況の国の通貨価値が上がっていく訳ねーだろ!お前は学生か?」・・・そこまでは書いていませんが、そんな気迫が伝わってくる返信コメントを読んでいるとやるせない気持ちになります。
「この先どうなる?」を議論するのは自由だけれども、過去になされた未来予測の殆どが外れたように、今後の予測もほぼ確実に外れる筈です。例えば為替レートについては、グローバルに人・モノ・カネが行き来する時代、あるいはファイナンス技術が駆使される現代においては資金の動きが複雑なので、その予測は極めて困難です。将来の金利水準についても同様です。ハイパーインフレや超円安は予測シナリオの一つでしかありません。
したがって他人の予測を全否定すべきでなく、むしろ自分とは異なる予測をする人が居ることを認識すべきでしょう。将来、超円安になるから円ショート・・・悪くない判断と思います。私も超円安になる確率は低くないと思いますが、リスク分散の観点から円資産を全く持たないのもまたリスクだと私は思います。物事が予想通りに進まないことを前提とするのが資産運用の基本だと思っていますので。
また、特に一部の高齢者以外にとってより重要なのは資産保全よりも「自分磨き」でしょう。大サバイバル時代も想定した上で人生の目標を設定し、それに向かって自己実現する。例えば今から国外への移住をするとか、国外でも仕事が出来るように英語を習得するとか、グローバルで通用するスキルを取得するとか。「この先どうなる?」よりも「この先、自分はどうする?」を考えた方が建設的かつ健康的だと思います。
財政破綻やハイパーインフレになるリスクを議論することは意味があると思います。しかし、これは自分への反省も込めて言いたいのですが、その予測が正しいか否かを議論するのは時間の無駄でしょう。あるブログでは、「今年は円高になるという市場関係者が多い」との読者コメントに対してブログ管理者が「バッカじゃねーのお前!こんな財政状況の国の通貨価値が上がっていく訳ねーだろ!お前は学生か?」・・・そこまでは書いていませんが、そんな気迫が伝わってくる返信コメントを読んでいるとやるせない気持ちになります。
「この先どうなる?」を議論するのは自由だけれども、過去になされた未来予測の殆どが外れたように、今後の予測もほぼ確実に外れる筈です。例えば為替レートについては、グローバルに人・モノ・カネが行き来する時代、あるいはファイナンス技術が駆使される現代においては資金の動きが複雑なので、その予測は極めて困難です。将来の金利水準についても同様です。ハイパーインフレや超円安は予測シナリオの一つでしかありません。
したがって他人の予測を全否定すべきでなく、むしろ自分とは異なる予測をする人が居ることを認識すべきでしょう。将来、超円安になるから円ショート・・・悪くない判断と思います。私も超円安になる確率は低くないと思いますが、リスク分散の観点から円資産を全く持たないのもまたリスクだと私は思います。物事が予想通りに進まないことを前提とするのが資産運用の基本だと思っていますので。
また、特に一部の高齢者以外にとってより重要なのは資産保全よりも「自分磨き」でしょう。大サバイバル時代も想定した上で人生の目標を設定し、それに向かって自己実現する。例えば今から国外への移住をするとか、国外でも仕事が出来るように英語を習得するとか、グローバルで通用するスキルを取得するとか。「この先どうなる?」よりも「この先、自分はどうする?」を考えた方が建設的かつ健康的だと思います。