つぶやきイチロー

思いついたことを、思いついたまま綴る。ヒマな時に更新。

確定申告

2006-02-16 08:17:31 | 日記
私は給与所得者なのですが、色々な理由があってここ何年かは毎年確定申告をしています。医療費控除のための集計などは面倒なのですが、最近はインターネットで申告書が作成できるので比較的簡単に確定申告できます。税務署から送られる申告書に手計算で数字を書き加えて作成したら多分間違えているでしょう。

ここで私は、確定申告が必要でないサラリーマンの方も源泉徴収票が正確であることを確認するため国税庁のWebサイトにて所得税の再計算をすることをお勧めします。

給与所得者で年収が2000万円を超える場合は確定申告が必須となりますので、年末調整後の所得税が源泉徴収されることはありませんが、年収がそれ以下の場合は年末調整がされ、正確な所得税が源泉徴収されている筈です。しかし、どんなシステムにもエラーがあるように、年末調整も確率は低いのでしょうがエラーがあると思います。

大企業の勤める方の場合、恐らく年末調整が間違っていることはないと思います。しかし、そうでない場合、あるいは給与計算業務をアウトソーシングしている会社の場合、間違っている確率が相対的に高いのではないかと経験的に思います。

余力があれば、所得税が正確であるかだけでなく、住民税額(2004年度分は2005年6月から一年間にわたり源泉徴収される)、社会保険料の水準、税引後の給与が正確に自分の口座に振り込まれているかも含めて確認することをお勧めします。
(住民税は数字を入力すれば自動計算してくれるWebサイトがあります。社会保険料水準もネットを検索すればその計算方法の情報があります)

格差の拡大

2006-02-08 08:02:21 | 日記
最近マスコミでは「格差の拡大」がホット・トピックの一つになっています。小泉改革により国民の間の収入や保有資産の格差が拡大しているとか、小泉首相は格差が拡大することについて問題ないと発言したとか。

市場主義の徹底や規制緩和を推進すると格差が拡大する。これは当然の結果だと思います。規制緩和は自由競争の促進ですから、勝者と敗者が生まれます。しかし、「だから改革は間違っている!」とは言えないと思います。

若干誤解があるのは、自由競争社会においても全ての人間が戦いに挑んでいる訳ではない、という事実です。勿論、戦で破れる人も居ます。しかし、少なからずの人が戦を嫌い、労働の面でチャレンジしない生き方を選び結果として収入が低水準に留ります。ライフスタイルが多様化している現代です。「ビジネスの成功」が幸福の必要十分条件でないことを多くの人が知っています。

ちなみに戦国時代には全ての人間が生きるか死ぬかの戦をしていた訳ではありません。戦は自らの意思で参加している一部の人間によって行われ、彼らは得るものも大きかったし、失うものも大きかった。しかし、参加する意思のない多くの農民は弁当持参で合戦を遠くで見物していたと言います。農民にとって戦が意味するものは誰が領主になるかということだけで、戦によって何かを得たり、何かを失うことはありませんでした。

話を戻します。もう一つ誤解されているのは、規制緩和によって財やサービスが多様化し、低所得でもそれなりに暮らすことが出来るようになっているという事実です。つまり、規制緩和は確かに格差を生みますが、同時に低所得者も含めた国民全体の生活レベルが向上すると言えます。

例えばニート。ニートは自分の意思で定職に就かず、学校にも行かない。それが彼らが幸福感を感じる生き方で、しかし、それでも何とか生活できるよう社会は低廉なサービスを提供します。ニートは今の時代が生み出した人種です。

そしてニート(及びフリーター)は社会の要請でもあります。どんなにサービスの機械化が進んでも、レストランのウェイトレスなど低賃金労働は常に必要とされます。社会はこれらの職業を自分の意思で引き受けてくれる人々を求めており、それがニートでありフリーターだと思います。

かつて私は、日本は少子高齢化によって低賃金労働の担い手がいなくなるので、本気で海外から移民を大量に受け入れる態勢を整えないといけないと感じていました。しかし、最近はニートやフリーターがそうした職業に自分の意思で就くので、これは杞憂だったかなと感じ始めています。

先進各国ではこうした低賃金労働の担い手は主に移民です。これはある種の奴隷制度だと思いますが、異なる人種が入り込むことにより差別が発生し社会問題化します。しかし、ニートやフリーターを底辺とする日本型の格差社会においては、差別が社会問題化しない可能性もあると考えています。

DVDレコーダーが売れていない?

2006-02-02 21:08:39 | デジもの
数日前の日経新聞の記事だったと思うのですが、「トリノ五輪を間際に控えてデジタル家電商戦は盛んだけれどもDVDレコーダーは売れていない」そうです。理由は、「デジタルチューナー・タイプは高価で値下がり期待が強く、アナログチューナー・タイプは廉価だが、DVDレコーダーは取扱方法が複雑なので敬遠されがち」だから。そんな内容の記事だったと思います(記憶が曖昧です。間違っていたらゴメンナサイ)。

なるほど。納得感のある記事でした。

使い始めてみるとDVDレコーダーは非常に便利ですし、操作方法も簡単です。しかし、「取っ付きにくい」というのも理解します。普通使う機能は限定されているのですが、基本的に多機能なのでリモコンのボタンは星の数程あります。また、私が持っている東芝機はネットワークに対応しているため、それによる便利な機能が付いているのですが、その分初期設定がとにかく面倒。購入後の初期設定をするのに数時間掛かった記憶があります。

なお、DVDレコーダーは過渡的な家電という気がしますね。将来もこのカテゴリーの家電が存在し続けるとは思えません。

近い未来にテレビ番組はインターネット経由で視聴するようになるでしょう。NHKもサーバー型放送の導入の準備を進めているようですし、殆ど全ての番組がインターネット経由で配信される時代が来るのも、そう先の話ではないでしょう。

そうなった時、DVDレコーダーは不要になります。別にレコーダーがなくても指定をすれば好きな時間に好きな番組が見れますし、そもそも配信された番組は録画出来ないようにプロテクトが掛かるでしょう。また、全てのコンテンツがインターネット経由で配信されるとすればDVDも不要です。私は次世代DVDと目されているHD DVDやブルーレイは結局普及せず、投資回収が出来ないのではないかと心配しています。

恐らく、DVDレコーダーの未来像を無理やり描くとすれば「ホームサーバ」でしょうね。室内外の監視カメラの画像をハードディスクに録画し、かつ画像分析して緊急事態が起きれば警察や家主に通報するとか、あるいは窓やドアの鍵の自動施錠するようコントロールするとか、家にある全ての家電の電源を一元的に管理するとか。

インターネット閲覧や電子メール、デジカメやビデオの写真を貯め込むといった今のPCの機能に加え、こうしたセキュリティー機能を付加した家電が今後は開発されていくと思います。また、電化を進めると停電時にマヒすることになるので、緊急時に対応できるようにコンピュータ制御の自家発電機も普及するでしょう。